消費者はパン屋選びにSNSをどう使っているか? - 消費者アンケート - ブランスリー電子版


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アンケート/2023年12月号

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消費者はパン屋選びにSNSをどう使っているか? - 消費者アンケート
あなたは、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)でパン屋さんのページを見て、パンを買いに行くことがありますか?(回答者数257人、単位=人)
あなたがパン屋さんの情報をチェックするときによく使うSNSは、次のうちどれですか?(回答者数257人、単位=人)
 「消費者はパン屋選びにSNSをどう使っているか?」のテーマで、ネットアンケートを実施した。回答者に抽選で「パンセット」をプレゼントするという形で、ブランスリー報道社が運営する通販検索サイト、通販共和国(https://www.tsuhanb.com/)の懸賞企画として実施。実施期間は、2023年7月13日から8月15日までで、257人から有効回答を得た。回答者の平均年齢は49.41歳。男女構成は、女性148人、男性107人、その他2人。

 「あなたは、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)でパン屋さんのページを見て、パンを買いに行くことがありますか?」と聞き、「よくある」「たまにある」「あまりない」「ほとんどない」の4つの選択肢から一つを選んでもらったところ、「たまにある」が91人(35・41%)、「ほとんどない」の90人(35・02%)と拮抗していた。「あまりない」は47人(18・29%)、「よくある」は29人(11・28%)だった。
 「よくある」と「たまにある」を合計すると120人で、全体の47%となる。全体の約半数にリーチできる手段は貴重で有用であると言える。コストもそれほどかからないことを考えればなおさらだ。
 「あなたがパン屋さんの情報をチェックするときによく使うSNSは、次のうちどれですか?」と聞き、「インスタグラム」「ツイッター」「フェイスブック」の3つの選択肢から一つを選んでもらったところ、「インスタグラム」が121人(47・08%)で最も多かった。続いて「ツイッター」の99人(38・52%)、
「フェイスブック」の37人(14・40%)と続いた。「インスタグラム」に最も大きな支持が集まった。
 「パン屋さんの情報を得るのにSNSを使う理由は何ですか? 具体的にわかりやすく書いてください」「あなたは、SNSでパン屋さんにどんな情報を発信してほしいですか? 具体的にわかりやすく書いてください」との2つの質問にも、全国から思い思いの声が寄せられた。(それらの一部を22〜23ページに掲載)



今後のベーカリー経営は、SNSを抜きにしては考えられない

SNSから情報を得る理由は様々

 今回のアンケート結果から、消費者がSNSでパン屋の情報を得る様々な理由が浮かび上がってきた。主なものを挙げると、▼写真があり、見やすく理解しやすいから▼たまに見るだけでも楽しいと感じられるから▼視覚的に分かりやすく気軽に閲覧できるから▼商品についての他の人のコメントが見られるから▼店の雰囲気が把握できるから▼価格や新メニューなど詳細な情報が得られるから、▼自分の嗜好に合ったパンを見つけやすいから、などだ。特に写真が見やすいこと、情報が新鮮で楽しめることを挙げた回答者が多かった。

写真から得られる情報を重視

 SNSを活用してパン屋が情報発信する場合は、営業情報の明示が重要だ。開店時間や定休日、特別セールの告知、店への道順の細かな説明など、具体的な情報を発信することで、フォロワーの来店意欲を喚起できる。
 写真が掲載されていることが高く評価されていることから、店やオーナーの雰囲気や商品の美味しさを伝える写真を頻繁に投稿することが求められていると思われる。フォロワーが直感的に店と商品の魅力を感じやすくすることが肝要だ。
 また、LINEに友達登録をしてもらい、セール情報や商品の詳細などを細やかに提供し、フォロワーとのコミュニケーションを強化するという方法もある。商品情報に焦点を当て、パンの種類、価格、素材、作り方、新商品、焼き上がり時間などを視覚的な要素を交えて発信することで、フォロワーの購買意欲を高めることができる。

フォロワーとのコミュニケーション

 フォロワーは「期間限定」や「数量限定」などの言葉に引き寄せられる傾向があることから、キャンペーンや新商品を強調した情報発信が有効だ。
 また、フォロワーからの投稿やコメントを促進するのも効果的だ。例えば「おすすめパン写真コンテスト」など、ユーザー参加型のコンテンツを導入するのもいいかも知れない。これはフォロワーとのコミュニケーションを強化し、共感を生む手段となるだろう。
 また、パーソナルな対話を大切にすることも大切だ。これは顧客との信頼関係を築くことに大きく貢献する。
 さらに、パンを使ったレンジレシピやパンを美味しく保つ保存法など、「お役立ち情報」を共有することで、フォロワーとの信頼関係を深め、店の魅力を幅広く伝えることができると考えられる。

オンリーワンのSNSオペレーション

 やるべきことをいろいろと列挙してみたが、すべてを実践することが困難なベーカリーも多いだろう。
 現状の人員で無理なく継続できなくては全く意味がないので、持続可能でしかも効果が出せるメニューを各ベーカリーで考え出す必要がある。
 アンケートの結果から判明した消費者が求めている項目の中から、取捨選択を繰り返し、さらに独自のアイデアも盛り込んで、オンリーワンのSNSオペレーションを編み出すことこそが大事なのだ。
 これまでの経験を十分に生かし、さらにその経験だけに縛られないようにする想像力と知恵の限りを尽くして、独自の方法論を確立できたパン屋だけが、「商売繁盛」という甘い果実を味わうことができるのだ。
 いずれにしても、今後のベーカリー経営は、SNSを抜きにしては考えられないという事実は受け入れるべきだ。



SNSをよく使う理由は何ですか? 具体的にわかりやすく書いてください。

騙されたと思って、じっくり噛みしめながらすべてを読んでみてください。読み終わった時、あなたの脳はアドレナリンで溢れているはずです。

●写真があるから見やすいし、わかりやすい。投稿者がどんな感じかわかる。(37歳女性、主婦、愛媛県)
●たまに見てみるだけ。(55歳女性、会社員、北海道)
●視覚的にも分かりやすいし、動画の投稿などを気軽に見ることができるから。ハッシュタグ「#パン屋」等でまとめてみることができるから。パンの価格やお店の雰囲気なども、わかりやすく表示されているから(28歳女性、会社員、熊本県)
●よく使っているから。(52歳男性、会社員、秋田県)
●人気店がわかるから(32歳女性、主婦、岐阜県)
●写真や画像が多く参考になるから(57歳女性、会社員、広島県)
●お店の定休日や新メニューなどが知りたいから。(60歳女性、主婦、長崎県)
●詳しくわかるから(53歳女性、会社員、神奈川県)
●情報が多いから(38歳女性、主婦、長崎県)
●使いやすいから。(47歳男性、会社員、長崎県)
●写真がメインで見やすい(25歳女性、OL、静岡県)
●登録をしなくても閲覧できるので。(41歳女性、年金生活者、岐阜県)
●美味しそうなパンの写真を見られるので(39歳女性、主婦、大阪府)
●情報が新鮮で、写真も見やすくて楽しめるから(49歳女性、主婦、高知県)
●フェイスブックを一番長く使っています。「いいね!」をすると関連するほかのページが表記されるので、とても便利(57歳女性、その他、千葉県)
●普段よく使うため(38歳男性、会社員、埼玉県)
●写真がわかりやすいから。(60歳男性、その他、埼玉県)
●Instagramだと、写真の見栄えがとても良いので、参考になります。(26歳女性、家事手伝い、群馬県)
●パンの写真が分かりやすく、関連した情報にも飛びやすいから。(36歳男性、その他、兵庫県)
●嗜好に合うパンを探しやすいから(46歳女性、その他、大阪府)
●美味しそうなもの、おすすめ商品、店の混雑度、パンについての他の人の感想などがわかるから(30歳女性、主婦、静岡県)
●わざわざパン屋まで行かなくて済むので(69歳男性、年金生活者、東京都)
●投稿数が多いので(49歳女性、主婦、秋田県)
●写真が見やすいから(42歳女性、自営業、大阪府)
●情報が新しく探しやすいから(50歳女性、主婦、大阪府)
●パン屋さんを検索するとすぐにたくさんの情報が表示されるから(33歳女性、家事手伝い、広島県)
●見やすい(38歳女性、OL、神奈川県)
●画像もきれいで存在感があるのでInstagramをよく参考にします(61歳女性、主婦、長野県)
●Instagramで見るのが、一番チェックしやすい(38歳女性、自営業、東京都)
●基本的にSNSは使いません。パン屋さんのホームページを見たり食べログ系を見たりします。(37歳女性、主婦、大阪府)
●インスタは写真メインなので、どんなパンが置いてあるかとか、店内の雰囲気はどうかとかが見られて、お店の情報を知るのにすごく手っ取り早いツールだと思うので。(24歳女性、家事手伝い、富山県)
●情報がすぐ共有出来て、その記録が何時までも残っているので、友達に紹介しやすい。(67歳男性、年金生活者、静岡県)
●写真だと分かりやすいから(40歳女性、フリーター、神奈川県)
●分かりやすいから(69歳男性、自営業、埼玉県)
●パンの種類やお店の雰囲気が詳しく載っている。(47歳女性、主婦、京都府)
●簡単に見ることができるので。(70歳女性、主婦、栃木県)



あなたは、SNSでパン屋さんにどんな情報を発信してほしいですか? 具体的にわかりやすく書いてください。

●開いている時間、割引セール、特別なものを売る時間、店への行き方(37歳女性、主婦、愛媛県)
●インスタよりもLINEで情報が欲しい。なんか余りそうだから安くするとか、何時から何時までがセールの時間だとか、細かく載せてくれたら行く気になる。LINEを活用したほうが、売れ残りが防げるのでは。(55歳女性、会社員、北海道)
●店の場所とどんなパンの種類があるか。(58歳男性、フリーター、兵庫県)
●素材や作り方(39歳女性、自営業、新潟県)
●お店までの行き方。最寄りの駅からの道を実際に歩いて撮影した動画だったらいい。期間限定のメニューとその値段。常に販売している商品の値段。(28歳女性、会社員、熊本県)
●パンの種類と価格(52歳男性、会社員、秋田県)
●パンの値段や大きさ、おすすめのパン(32歳女性、主婦、岐阜県)
●パンの残り具合などを見て買いに出かけたりします、お店に出かけて、欲しいパンがなかったら残念なので(57歳女性、会社員、広島県)
●パンのおいしい保存法。(77歳男性、その他、東京都)
●新商品(60歳女性、主婦、長崎県)
●新商品や限定商品の案内(53歳女性、会社員、神奈川県)
●パンの写真。(47歳男性、会社員、長崎県)
●人気商品ですね。(51歳女性、会社員、和歌山県)
●より多くのパンを投稿してほしい(25歳女性、OL、静岡県)
●開店中に新規で追加されるパンがあれば、焼き上がり時間などのスケジュールを予め教えてくださると嬉しいです。(41歳女性、年金生活者、岐阜県)
●新商品の情報や、人気のあるパンの情報を教えて欲しいです。(39歳女性、主婦、大阪府)
●人気商品のランキングや、食パンの焼き上がり時間、新商品のお知らせなど(49歳女性、主婦、高知県)
●新作や、季節ごとに作るパンの情報を発信していただけたら嬉しいです。あと、食パンを使ったちょっとした料理のアレンジレシピなども発信してもらえたらと思っています(57歳女性、その他、千葉県)
●美味しい食べ方(38歳男性、会社員、埼玉県)
●商品情報(59歳男性、会社員、福岡県)
●パンの形状、大きさ、中に入っている具材(60歳男性、その他、埼玉県)
●焼き上がり時間(46歳女性、自営業、愛知県)
●駐車場の有無ぐらいですかね。(26歳女性、家事手伝い、群馬県)
●値段(64歳男性、その他、茨城県)
●種類とそれぞれのパンの味を分かりやすく、発信してほしい。(73歳男性、その他、長崎県)
●新作、セールなどのお得情報。(36歳男性、その他、兵庫県)
●どんなパンが揃っているか、値段、おすすめ商品(30歳女性、主婦、静岡県)
●味、食感。使用している食材料の種類と使用量。食べる時の最適な温度。(70歳男性、その他、東京都)
●食感についての具体的でわかりやすい情報(69歳男性、年金生活者、東京都)
●営業時間、定休日。お取り置きできるか、全国発送できるか。送料。(49歳女性、主婦、秋田県)
●季節限定のパンの紹介(42歳女性、自営業、大阪府)
●今日のおすすめパンとそれについてのこだわりなどが書いてあると嬉しい。あと、定休日など。(50歳女性、主婦、大阪府)
●おすすめのパンはもちろん、新商品やその値段を表示して貰えると分かりやすいです。(33歳女性、家事手伝い、広島県)
●お得情報(38歳女性、OL、神奈川県)
●簡単パンレシピ(61歳女性、主婦、長野県)

アンケートで得たすべての回答を、ブランスリー電子版で公開します。紙の誌面に掲載できるのは、ごく一部ですので、電子版で是非すべてをご覧ください。


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