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| 講習会/2022年4月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| パンの味と食感の飽くなき追求 - 2022星天会Zoom講習会 | |
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ホシノ酵母を使ってパンを作るベーカリーなどの団体、星天会(星野修会長)は2月15日、「星天会Zoom講習会」を開催した。東京・羽村市のベーカリー、PAIN MIZA(パン ミザ)の美坐鴨秀シェフに講師を依頼し、ウェブ会議ソフトのZoomを使って、羽村市の店舗から生配信する形で行われた。講習品目は、「天白食パン」「天白全粒食パン」「ヴィエノワ」など。
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| 天白食パン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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配合%
工程
▼ホシノ・ルバン 【配合%】 フランスパン用粉(Premium F)…80 フランスパン用粉(ble du A)…20 ホシノ天然酵母パン種生種……………10 シママース…………………………………2 水………………………………………100 【工程】 ミキシング………L30秒(ビーター使用) 捏ね上げ温度………………………30度C フロアタイム…28度C6時間(その後冷蔵保存) 美坐講師のコメント フランスパンの生地を3日間寝かせたものを老麺として10%入れている。1日寝かせただけだと味があまり出ないが、3日寝かせるとだいぶ味が出てくる。老麺を入れることでホシノの種がさらにおいしくなると思う。残ったフランスパン生地ではなく、老麺用に仕込んだフランスパン生地を使っている。はちみつはレンジで60度Cに加熱する。そうすることでケービングが防げる。フロアタイムの途中で、生地の周りの緩んだ部分を下に折込んでやれば、パンチをする必要はない。丸めは軽めにする。モルダーに通してUの字にして型詰めする。モルダーを通してから生地を手で伸ばす時に中央を少し細目にする。そうすることで、Uの字にした際の折り返し部分が盛り上がることを防げる。ホイロの目安は生地が型の高さの9割程度まで上がってきた状態。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

| 天白全粒食パン | |
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天白全粒食パンは、天白食パンの生地を、ミキシング工程の油脂を投入する前の段階でとりわけ、牛乳と全粒粉を使用した湯種を加える。それ以降のミキシング工程は、L2分(バター投入)L3分M3分。ミキシングの次からの工程は、分割重量が230グラム×6、比容積が3・8であること以外は同様。油脂は、ショートニングは配合せず、北海道バター(食塩不使用)を8%配合する。
▼全粒粉湯種 【配合%】 全粒粉…………………………………100 低温殺菌牛乳…………………………100 【工程】 ミキシング…………H1分(ビーター使用) 捏ね上げ温度…………………65度C以上 冷蔵………………………………4度C一晩 美坐講師のコメント 天白食パンにはバターとショートニングを配合して、サクッとした食感を出しているが、天白全粒食パンの場合は、バターだけにしないと全粒粉に負けてしまう。全粒粉が入った生地は、膨らみにくいので、分割重量は多めにする。窯伸びもあまりしない。全粒粉のパンにしては、パサつきがない食感に仕上がっていると思う。全粒粉湯種の仕込みの際は、ミキサーボウルに、あらかじめ熱湯を入れて捨てるなどしてミキサーボウルを温めておく。牛乳を沸騰させて、あらかじめミキサーボウルに入れておいた全粒粉に一気に加えてビーターを使用して高速で1分間ミキシングする。捏ね上がったら冷蔵で一晩保存して使用する。冷蔵しておけば4日程度は使用できる。 |

| ヴィエノワ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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配合%
工程
▼バタークリーム 【配合%】 北海道バター(食塩不使用)…………250 種子島産粗糖SC………………………50 ブランデー………………………………適量 【工程】 ①バターをビーターにかけてやわらかくして、ブランデーを適量加える ②ボウルを外して、種子島産粗糖SCを加えて、軽くヘラで混ぜ合わせる 美坐講師のコメント オールインで材料を入れて低速で混ぜる。ミキシングはかなりアンダーな感じ。生地をつながないで混ぜるイメージ。歯切れの良さが最大の特徴。モルダーを通してからさらに手成型で長くのばす。クープは深めに入れる。そうすると背割りしたときにきれいに見える。蒸気は、密閉性の高いオーブンの場合は必要ない。店では、エビカツを挟んだ「ヴィエノワエビカツ」やベーコンポテトサラダを挟んだ「ヴィエノワベーコンポテト」なども出している。ヴィエノワを冷凍しておいて、凍ったまま油で3分揚げると、水分を多く含んだやわらかい揚げパンになるので、お勧めだ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||

| 「ホシノ・ルバン」をテーマにしたZoom講習会も | |
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1月25日には、「ホシノ・ルバン」をテーマにしたZoom講習会が行われた。ホシノ酵母の製造元、ホシノ天然酵母パン種の研究企画室マネージャー、三村俊介氏が講師を務め、ホシノ・ルバンを使うメリットやその製法などについて説明した。以下は、三村氏のホシノ・ルバンについての説明。
ホシノパン種を使った製パン法は、大きくわけて2つあります。生種を使ってオーバーナイト製法で仕上げていく方法と、発酵種であるホシノ・ルバンを使ってストレート法で仕上げていく方法です。 ルバンはフランス語で、発酵種という意味です。その歴史は古く、現在のイーストが工業的に生産されるようになる前は、ルバンがパンを膨らませる役割の中心を担っていました。イーストが普及してからは、ルバンの使用量は減りましたが、味、風味、香りをつけることが近年見直され、ルバンが再び注目されています。大手パンメーカーも「ルバン使用」などと銘打って新商品を出しています。 当社は、ホシノ天然酵母パン種の生種と小麦粉などから作るホシノ・ルバンを使った製法を提案しています。その特徴としては、▼味と香りの向上▼工程の時間短縮▼日持ちの改善効果の3つがあります。 味と香りの向上については、ルバンの中に味や旨味が出て、酵母が引き出す香りも加わります。工程の時間短縮については、ルバンの中で発酵が進むことで、製パン工程にかかる時間が短くなります。また、日持ちの改善効果については、時間をかけてしっかりと水和させて生地を作ること、生地のPHが下がっていくことで、日持ちがよくなります。 ホシノ・ルバンは、ポーリッシュ種のようにどろっとした状態のものです。材料は小麦粉100%、ホシノ天然酵母パン種生種15%、天日塩2%、水90%で、これらをビーターを使って低速で約30秒混ぜます。捏ね上げ温度は30度Cを目標にして、捏ね上げ後28度で6時間発酵させます。その後は冷蔵保管をして3日で使い切るようにします。ホシノ・ルバンは本捏ねで30〜40%配合します。 このホシノ・ルバンをミキシングの段階で入れて、1次発酵後、分割成形を経て、ホイロをとって焼成という流れになります。一般的なイーストを使用したストレート法と同じぐらいの時間でパンが焼き上がります。 |
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