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お店拝見/2009年9月号 |
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「閉店前に、売れ筋商品が並んでいない店は駄目だ」 | |||||||||||||
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「材料高騰で値上げして、やっと適正な価格に近づいたと思ったら、またすぐに値下げ、なんてことはやるべきじゃない、と考えています」と小川社長はいう。
「値上げしたら、値上げ分の価値をお客さんにプラスすればいいんです。それにはどうしたらいいかを考え、実行することしかないんですよ。製造だったら、これまで平均80点だったパンの出来を、90点にできれば、それはお客さんにとっての価値になります。鉄板に12個パンをのせて焼いて、そのうちの1個は作り手にとっては12分の1ですが、買ったお客さんにとってはその1個がすべてです。だから、1個1個丁寧に作らなくてはなりません」 小川社長はロスを恐れてはいけないと考えている。「閉店前に、売れ残りのパンしか並んでいなかったら、閉店前に来たお客さんは残り物を買わなくてはなりません。閉店前に、売れ筋商品が並んでいない店は駄目です。ロスを減らすために、売れ残ったときにどうするかも考慮して、商品開発をやらなくては駄目です」 さらに「接客にしたって、皆がさらにもっときめ細かにお客さんに応対すれば、それだってお客さんにとっての価値になります。製造も販売も、すべての行動が、お客さんにとっての価値向上につながっていく要素を持っているということなんです」 小川社長は、行動が正しかったかどうかは、結果からしか判断できない、と断じる。 「何をやったら、いい結果が出るかは、やってみないとわからない。10個のアイデアを考えついて実行して、そのうちのひとつがいい結果をもたらせば、それで十分です。だから、新しいことをやるときは、すべての店舗で同じことはやるなといっています」 |

「繁盛は結果でしかありません」 | |||||||
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サフランは、現在、千葉県内に6店舗を展開している。いずれの店舗も大型店で、石窯を導入するなど、客を楽しませるために様々な仕掛けを施している。「同じサフランでも各店の個性がなければならない」と小川社長は考えていて、最新店舗の北国分店を除いては、商品開発から販売まですべての店の運営は店長に任されているという。 「客を喜ばせる」というひとつの大きな目的に向かって、人とものが一体となって、細かなことも見逃さずに対応しながら、まい進し続けてきた。
「繁盛は結果でしかありません」(小川社長) |

SHOP DATA
店名 サフラン北国分店
住所 千葉県市川市堀之内3-4-12 電話 047-373-9223 営業時間 午前7時〜午後8時 定休日 木曜日 品揃え 約100品目 店舗面積 厨房約60坪、販売スペース約40坪、敷地面積約400坪 スタッフ 製造8人、販売常時4人 日商 平日約60万円、土日祝日約100万円 |
ベーカリーも一歩踏み込んだ差別化が求められるようになり、サフランではバームクーヘンオーブンを導入し、自家製のバームクーヘンを焼きたてで販売しています。
ブランスリー業者街でもバームクーヘンオーブンを展示しています。
バームクーヘンオーブンのご紹介
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