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| ブランスリー新聞／2024年5月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ２校合同卒業式を挙行。｢考えながら働ける人に｣ - 国際フード製菓専門学校 | ||||
広瀬道校長から卒業証書の授与があった後、校長賞や理事長賞、全日本パン協同組合連合会会長賞、第16回全国製菓衛生師養成施設技術コンクール全国大会会長賞など、数多くの賞が該当者に授与された。 広瀬校長は式辞で「我々の業界に限らず、日本全体で人口減少が進んでいます。こうした環境の中で、これから働く皆さん方にとっては、幸せに思うことと不幸に思うことの両方があると思っています。企業は若手獲得のために、初任給を上げるなど、労働環境を改善しようと手を尽くしています。一方で、機械化やＩＴ化、ＡＩ化などが進んでいます。また、残念ながら我が国は食糧自給率が低く、ウクライナ問題をはじめとする世界の随所で起こっている紛争などによる影響で物価高が続いています。こうした中で、我々の業界が生き残っていくためにどうしたらいいのかを考えていかなければなりません。皆さんは社会に出たら、これまでの学校のルールとは違う、社会のルールの中に身を置きます。多少理不尽に思うことも出てくるでしょう。そんな中で大切なのは、考えながら働ける人になることです。社会もこれからどんどん変化していきます。ただ指示を待っている人と、考えながら働ける人とでは５年後10年後、大きな差が出てくるはずです」などと激励した。 来賓祝辞は、神奈川県議会議員の松田良昭氏や横浜市会議員の清水富雄氏、日本洋菓子協会連合会会長の島田進氏らが述べた。 卒業生を代表して東京誠心調理師専門学校調理師科２年制の近藤まどかさんが「入学当初は、専門用語や学ぶべきことの多さに戸惑う日々が続きました。実習授業では、作るものによって器具や食材が異なる上に、新たな知識や技術の習得が必要なため、何度も繰り返し練習しました。座学の授業では、学ぶほど奥が深く、担当の先生方にサポートしていただいたり、周囲の仲間と助け合いながら、多くの知識を学びました。レストラン・カフェシミュレーションでは、失敗を繰り返しながらも、たくさんの努力を積み重ね、その結果大きな自信を得ることができました。先生方は、私たち一人ひとりに寄り添い、時に優しく、時に厳しく指導して下さいました。深く感謝申し上げます。これから先、私たちは様々な道に進みますが、この学園で学んだ知識や技術、経験や出会いを胸に、人とのつながりを大切にしながら、技術の向上に努力していく所存です」などと答辞を述べた。 | ||||
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