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ブランスリー新聞/2022年8月号

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「第30回レーズンベーカリーコンテスト」を開催 - カリフォルニア・レーズン協会
審査員らと受賞者らが集合しての記念撮影
レーズン大賞受賞の「ミルキーレーズンにひとくち惚れ」
同じくレーズン大賞受賞の「Raisin feuille」
大賞受賞の郄藤いりえ氏(右)と井手優佑氏(左)
会場で自分の作品を製作するコンテスト参加者ら
 カリフォルニア・レーズン協会(駐日事務所=東京・千代田区、ジェフリー・マクニール駐日代表)は、6月10、11の両日、東京・江戸川区の日本パン技術研究所で、「第30回カリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテスト」の最終実技審査を行った。
 カリフォルニア・レーズン大賞は、量販・インダストリーベイク・ベイクオフ製品部門が、フジパン、郄藤いりえ氏の「ミルキーレーズンにひとくち惚れ」が、オールスクラッチ製品部門が、ポンパドウル、井手優佑氏の「Raisin feuille」がそれぞれ受賞した。
 「ミルキーレーズンにひとくち惚れ」は、カスタードクリームとまろやかな甘味のレーズンを合わせることで、一口食べたら止まらなくなるような味に仕立てた製品。レーズンは、牛乳とバニラリキュールに漬け込むことで、まろやかで優しい甘味を引き出した。ラム漬けレーズンミンチ、レーズンペーストも加えることで、レーズンの風味を底上げしている。
 フランス菓子の要素を盛り込んだスイーツのようなパンで、ブリオッシュ生地には発酵バター入りマーガリンやパネトーネ種を配合。口溶けの良いクリームを合わせ、トロペジェンヌをイメージしているという。
 郄藤いりえ氏は「カリフォルニア・レーズンの甘みやおいしさをどう引き出すかという点にこだわりました。レーズンと相性の良い材料の中で一番好きなものがカスタードなので、カスタードとレーズンを合わせたときに、どうしたらレーズンが一番おいしく食べられるかを考えました」とコメントしている。
 「Raisin feuille」は、カリフォルニア・レーズンなどを生地に練り込んで焼き上げた製品。レーズンは前日に抹茶リキュールに漬け込み抹茶の香りを添加し、イチゴの酸味を加えることで、レーズンの甘みを引き出したという。
 井手優佑氏は「美容室で髪を切っている時に自分の髪型を見て、ぶどうの葉や葉脈の形が思い浮かんだのが開発のきっかけです。もしコンテストで受賞し全国発売することになった場合、若手からベテランまで、誰が作っても全て同じ品質で大量生産できるという点を重視しました」とコメントした。
 今回のコンテストは、「量販・インダストリーベイク・ベイクオフ製品部門」(工場で生産し、完全包装で販売する製品とベイクオフ・ QBD製法で生産し販売する製品が対象)と「オールスクラッチ製品部門」(店舗や工場でのオールスクラッチ製法で生産し販売するパンが対象)の2部門で製品を募集し、合計117製品の応募があった。その中から、第一次書類審査を通過した21作品の出品者が最終審査に臨んだ。
 審査員は、カリフォルニア・レーズン協会駐日代表のジェフリー・マクニール氏、ベーカリーコンサルタントの西村一雄氏、東京製菓学校の高江直樹氏、辻製菓専門学校の伊藤快幸氏、ベーカリーコンサルタントの渡邉睦氏、ベーカリーコンサルタントの山粼豊氏、全国パン専門新聞協会代表の高家正史氏が務めた。
 審査の結果、カリフォルニア・レーズン大賞が2人に授与されたほか、カリフォルニア・レーズン金賞が3人に、カリフォルニア・レーズン特別賞が6人に授与された。合計で11人の受賞者らには入賞楯と、副賞としてカリフォルニア・レーズンの産地であるカリフォルニア州フレズノへの研修旅行が贈られた。
 審査員の伊藤快幸氏の総評 例年、このコンテストでは ハイレベルな作品がたくさんあり、今年も 色々な作品を試食しましたが、どれも非常に完成度が高く、結果も本当に僅差の内容だったと思います。「量販・インダストリーベイク・ベイクオフ製品部門」の審査では、「この製品をこの価格で出せるのか」と審査員の方々が言っており、コストパフォーマンスが高くて、しかも美味しい作品が多く見受けられました。「オールスクラッチ製品部門」については、今年は食事パン的なものが多く見受けられましたが、様々な素材の特長を活かしつつ、カリフォルニア・レーズンの特長がしっかり出ている製品が多々あったように思います。
   ◇
 各賞受賞者は次の通り。
 【量販・インダストリーベイク・ベイクオフ製品部門】
▼カリフォルニア・レーズン大賞▽フジパン、郄藤いりえ氏の「ミルキーレーズンにひとくち惚れ」
▼カリフォルニア・レーズン金賞▽フジパン、藤井恵氏の「レーズンとチーズのキャラメリゼ 〜オレンジの香りとともに〜」
▼カリフォルニア・レーズン特別賞▽山崎製パン、山本咲耶氏の「ガトーショコラ ラムレーズンサンド」▽敷島製パン、二階堂桃花氏の「恋するレーズン 〜酸味とのマリアージュ〜」
 【オールスクラッチ製品部門】
▼カリフォルニア・レーズン大賞▽ポンパドウル、井手優佑氏の「Raisin feuille」
▼カリフォルニア・レーズン金賞▽ドンク、中野明人氏「レザン エ リブラン 〜和の香り〜」▽ブーランジュリー グルマン、池田匡氏の「Pain des raisins violet」
▼カリフォルニア・レーズン特別賞▽ポンパドウル アソシエ、吉田賢治氏の「エキゾチック・レザン」▽神戸屋、田熊大幹氏の「Trio de raisins」▽いまいパン、田澤友希子氏の「泡盛珈琲 Raisins」▽志津屋、小林健吾さんの「京抹茶のツヤヤかレーズン」




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