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ブランスリー新聞/2021年10月号

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パン専門の取り置き・取り寄せサイト「Aruyon」を公式スタート - MILAI・E
Aruyonの運営スタッフたち
パンの取り置きと取り寄せの注文を受け決済を行うAruyonのトップページ(スマホ版)
Aruyonには、参加するベーカリーのパンを様々な角度から横断的に検索できるよう「おすすめ」「パンの種類」「使われている材料」「こだわり」の4項目を切り口にしたタグが用意されている。
パンを取りに行く際に便利な地図機能も充実(スマホ版)
Aruyonには、参加するベーカリーごとに充実たトップページが用意されている(PC版)
参加するベーカリごとに用意された製品ページも充実している(PC版)
 ECサイトの運営を手掛けるMILAI・E(ミライエ、中井嘉樹社長)はこのほど、パン専門の取り置き・取り寄せサイト「Aruyon(アルヨン)」の運営を公式にスタートさせた。同サイトは、全国のリテールベーカリーが参加し、それぞれのパンを出品、全国の消費者が、それらのパンを見て、取り置きと取り寄せのための予約注文ができるECサイトだ。
 参加するベーカリーは、注文を確認し、取り置きの場合はパンをキープして注文者が取りに来た際に渡し、取り寄せの場合はパンを詰め合わせて注文者へ発送する。決済はすべてクレジットカードで行われ、主催者のMILAI・Eが代行、売上金はMILAI・Eがクレジット会社から一括して受け取り、売上金からシステム利用料を差し引いた額を、対象のベーカリーに個別に振り込む。参加ベーカリーの新規登録料や月額固定費の負担はない。
 同サイトは、MILAI・Eの関連会社で、製パン製菓機械メーカーの共立プラント工業(上杉小百合社長)のユーザーのベーカリーに参加を募って、今年4月からベータ版としての運営を始めており、すでに全国のベーカリー100店程度が参加していて、実際にパンの取り置きや取り寄せの注文を受けている。MILAI・Eは、今回の公式リリース以降は、広く全国のベーカリーに参加を呼びかけ、参加ベーカリーを増やしていきたい考えだ。
 問い合わせは、MILAI・E(電話0761‐48‐5055)へ。

パンが買いたくても買えなかった

 MILAI・Eの中井社長が同サイトを立ち上げたきっかけは、社内の女性の、パンが買いたくても買えなかった経験にあるという。今から4年前に、同女性が子供と大阪の商業施設に買い物に行って、ベーカリーの前を通りかかり、「ここのパンはおいしいから帰りに買っていこうね」と約束したが、買い物が終わった時には2人とも両手に大きな紙袋を持った状態で、結局そのベーカリーには入れなかったのだという。
 中井社長はこの話を聞いて、「もし二人が買い物に行く前に、事前予約と事前決済ができていて、買い物の帰り道に商品を受け取るだけだったら」と考え、パンの取り置きサイトのアイデアにたどり着いたという。

パンをさらに買いやすくする

 中井社長は「パン屋さんは高い技術を有しおいしいパンを作っておられ、スタッフも皆さん一生懸命に頑張っておられます。消費者も美味しいパンということは十分にわかっています。ただ、車イスの方は入るのを戸惑ってしまいますし、ベビーカーを押している方や小さなお子さん連れの方は入るのに気を使ってしまいます。大きな買い物袋を両手に持っていたら店に入るのをためらってしまいますし、大きなビジネスカバンを持った方もトレーとトングを持ってパンを買おうかどうか躊躇してしまいます。パンがおいしいのは皆さん十分にわかっているのですから、こういったことを解決して、買いやすい環境さえ作れば、焼きたてパンの市場はさらに大きくなるのではないかと思いました」と話す。

焼きたてパンの市場は伸びる

 中井社長のこうした思いに若いメンバーたちが賛同し、プロジェクトを組んで検討を進めた結果、パンの取り置きの注文受付と決済を代行するだけでなく、同時に、パンの取り寄せの注文の受付と決済も代行できるサイトに行きついたという。市場を全国へ広げることにより、リテールベーカリー全体の売上はもっともっと伸びるのではないかと考えたのだ。
 「焼きたてパンはもっと多くの方々にもっと多い頻度で買ってもらえるはずだと思います」(橋本統括マネージャー)
 同サイトのパンの取り置きサービスでは、ベーカリー側で、客の受け取り日について、当日可とか、前日や前々日までなどと自由にインターネット上で設定できるようになっている。これまでのところは、商品を渡す日の前日までに予約してもらうというケースが多いという。

取り寄せで市場を全国に広げる

 中井社長は「市場を全国に広げるという意味で、パンの取り寄せがパン屋さんの売り上げ増に貢献できる度合いは大きいと思います。ですから、取り置きと取り寄せの両方ができるサイトが開発できて本当によかったと思っています。当サイトに登録して商品をアップしてくれたパン屋さんが、注文が入った時にすごく喜んでくれるのが本当に嬉しいですね」と話す。

焼きたてパンはスマホで買う

 このところ、パンの取り置きや取り寄せのECサイトがいくつかスタートしているが、中井社長は「同業者がみんなで頑張って、『お店でパンを選ぶ市場』ともう一つの『スマホでパンを購入する市場』をみんなで協力し合って作っていければと思っています」と話す。
 中井社長は、今仮に焼きたてパンの市場が年間4000億としたら、その半分とはいかないまでも、仮に1000億がネットを介した取り置きや取り寄せの市場に置き換わるとしたら、そのことによって焼きたてパンの市場はさらに活性化し、年間4000億から5000億に底上げされることは十分に期待できるのではないかと考えている。
 「焼きたてパンをスマホで買うという認識が、一般消費者の間にどんどん広まっていくことを望んでいます。全国のパン屋さんのこれまでの努力の成果を、より多くの消費者にお届けできるように精いっぱい頑張っていきたいと思います」(中井社長)




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