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海外情報/2001年5月号

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ベーカリー商品を3つに分類してみると商品開発手法が見えてくる!


文・高橋秀尚(�螢僖鵐錙璽襯病緝充萃�役、海外情報研究会主宰)

先月号ではアメリカにおける商品開発ステップの導入部を簡単にお話したが今回はさらに具体的にご説明しよう。
私たちの身のまわりにあるあらゆる商品は『日常生活に絶対に欠かせない物』と『なくてもどうにかなる物』に大別される。
特にベーカリー商品は米食人種の日本人にしてみれば不可欠なものとは言いがたい。したがってヒット商品となるべき条件が不確定であるから苦労する事になる。
とは言うものの、そこには明確な理論があるわけで、以下のようにまとめてみた。これは前回お話した【商品特性】の具体例という事になる。
ほとんどのベーカリー商品は次のいずれかに区分される筈である。

日常生活に不可欠な商品 - ネセシティ
『日常生活に欠くことの出来ないベーカリー商品』で、アメリカでは「食卓に毎日のように登場する」というので「Daily Bread」と呼んでいる。日本の食パンと同意語と思えば良いだろう。アメリカの子供は『パンと言えば水玉模様のワンダーブレッド』を思い出すという。ママが作ってくれたサンドイッチのパンというのだろうが、製造販売者にしてみれば、価格競争の代表的な商品であり利益は期待できない。しかしながら店頭に置かざるを得ない商品である。
昨今のトレンドとしてデイリー ブレッドの嗜好も変化しているが、白食パンの需要は永遠である。

何らかの機能を持たせた商品 - ファンクショナル
『何かの機能を持たせている』という意味であるが、ベーカリー商品開発の具体例をあげてみる。
●栄養強化の商品
食パンやマフィンなどにビタミンA、ミネラル、ファイバー(繊維質)などを多く入れてある。
アメリカ市場での最近のヒット商品は骨を強化するビタミンAや血行促進のB1を入れた「パワーブレッド」など。
●医療目的を補助する商品
最も多いのは塩分、糖分、ファット、コレステロールなどを含まない、または、低減させた商品であるが、最近では、新成人病と言われる糖尿病に悩む人に通信販売で商品を売るベーカリーが現れた。特にアメリカでは早い時期から米国心臓病協会が積極的に食品摂取指導を行っており、その中にベーカリー商品も含まれている。
●ライフスタイル対応商品
ある資料によるとアメリカ人の車による通勤時間は34分、また1日の車利用時間は3時間半と言われる。つまり車がなくては生活ができないという事であるが、車で移動する間に簡単なスナックを食べるというシーンが増えているという。
片手でハンドルを握り、片手でスナックを食べるということから、これらの商品を【ワン ハンド フード】または齧(かじ)って食べるという意味で【Bite(バイト)フード】と呼んでいる。
例えば栄養強化されている棒状の【エナジー バー】はCVSなどでも人気商品であるし、またベーカリーなどでも片手で朝食代わりに食べられるビスコッティが売れている。
今後の商品開発において、この【ライフスタイル対応商品】が最も注目され、また有望であると思われるが、今までの商品開発手法が通用しない生活密着型アプローチが求められよう。

イベントに関連付けた商品 - イベンチュアル
日本で【祭事】【催事】と呼んでいる機会に関連して開発された商品であるので、理解がしやすいと思う。
日本人は無宗教に近いと言われるが、欧米では四季折々に多彩なイベントが行われる。
またベーカリー業界もこれらの機会を積極的に販売促進に活用している。この項目は極めて興味があると思われるので、次号で詳しくご紹介したい。









原価計算女王
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