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| お店拝見/2011年4月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| よそ者ベーカリーが通りを変えた-ブーランジュリー べべ | |
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昨年9月にオープンしたばかりのベベーカリー「ブーランジュリー べべ」の入り口のドアにはこんな貼り紙があった。
「駐車場は使用できなくなりました」 来店客用に借りていた駐車場が、宅地用に売り出されたのだ。しかし、意外にもこの事態を招いたのは同店の存在だ。 「駐車場のオーナーには、『昔から変らない所だったんだけど、お店(同店)ができてから人通りが増えたんで、駐車場にしておくのはもったいなくなった』と言われました」と話すのは、同店のオーナーシェフ、安藤潤さん。 平日の午後の取材中、店前を通る人のほとんどが、安藤さんに声をかけていく。車窓越しにも「あとで買いに行きますね」と言う人もおり、すっかり地元の人に馴染んでいる。オープンしてまだ半年も経っていないとは思えない様子だ。 同店があるのはJR鎌倉駅から江ノ島電鉄で7分の、古都の風情漂う極楽寺駅から歩いてすぐの場所。地主など昔から住み続けている人が多く、挨拶回りのときには、「自分がよそ者であると強く感じた」と安藤さん。一度だけ受けたというクレームの際、「35年前から住んでいる客に対して」というフレーズがあった。 しかし「よそ者」としてオープンした同店は、今では客の9割が地元客。そして通りの雰囲気をも変えた。半年足らずの間に、どんな仕掛けをしたのだろうか。 |


| POPは必要ない | ||||||||||||||||
「材料には特にこだわりはないんですけど、気持ちは込めるんです」 こう話す一方で、有機のあんこを使ったり、カスタードの甘味はキビ砂糖を使った自家製だ。安心安全にこだわっているというより、おいしく食べてもらいたいと思った結果のようだ。 商品横にあるPOPは極シンプル。材料や製法のこだわりというよりも、中に入っている具は何かということが一言書かれているだけだ。 「POPの文字は、お客さんはほとんど読んでいないと思います。文字も小さくしているんです」。安藤さんは、実はPOPが好きじゃないという。「すっきりとした空間の中で、パンを見て、選んで欲しいんです」 店内は、白と木目を貴重としたシンプルなインテリア。並べられたパンの存在感が、強く感じられる空間だ。3〜4人入ったらいっぱいになるほどのスペースの店内には、夕飯の話など日常会話が響く。こうした雰囲気の中では、商品についても気軽に話ができる。POPはもはや必要なさそうだ。 | ||||||||||||||||

| SHOP DATA
店名ブーランジュリー べべ
住所神奈川県鎌倉市極楽寺1‐4‐3 電話0467‐24‐8595 営業時間午前10時〜午後6時 定休日日曜、第2・4月曜日 品揃え40〜50品目 店舗面積厨房11坪、販売スペース4坪 スタッフ製造2人、販売1人 客数平均約100人 客単価平日700〜800円、土日祝日1000円 |

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