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| 海外情報/2001年6月号 |
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| 催事にまつわるベーカリー商品!移民の国アメリカでは、祖国の食生活にこだわる
文・高橋秀尚(�螢僖鵐錙璽襯病緝充萃�役、海外情報研究会主宰)
今月号では催事にまつわるベーカリー商品開発の実例をお話する。その前に「欧米ではパンは人々の生活や宗教に強い結び付きがある事」を知っておきたい。2億5千万人(日本の2倍)が住んでいるアメリカ合衆国にはヨーロッパからの移民が多い。彼らは今なお祖国の食生活に強いこだわりを持っている。また集団移民により同民族で町を作り、今日ではデンマーク村やドイツ町といったコミュニティが出来上がった。 彼らがアメリカに持ち込んだ食生活の中でパンは最も重要であり、今なお次世代に継承されている。一説によれば約四百種のパン類が存在するというから、正にベーカリー商品開発の宝庫であるといえる。 5つの年中行事、各国に様々なパン 実際にアメリカのベーカリー業界が機関誌などで発表する「パン商品のレシピ」を見ると、ヨーロッパの催事に関連するものが多い。業界指導者はベーカリー商品の最も重要な販売促進のチャンスは次の5回であると考えている。 ◇ ●聖バレンタイン記念日(2月14日) ●イースター・復活祭(3月21日前後) ●アメリカ独立記念日(7月4日) ●ハーヴェスト ディ・秋の収穫祭 ●クリスマス(12月25日) ◇ これらのイベントに関連するベーカリー商品は数多いが、最も有名なのはドイツのシュトーレンやイタリアのパネトーネ、パンドーロなどであろう。それ以外の珍しいものを数例ご紹介しよう。 ◇ ◆JULE KAKE(レーズン、アーモンド、チェリーなどを入れたノールウェイのクリスマス ブレッド) ◆聖ルシア ブレッド(ほとんど同じフィリングで、スエーデンのクリスマス ブレッド) ◆VANOCKAブレッド(東欧チェコのクリスマス ブレッド) ◆FASTNACHTS(Lent・レント復活祭の前の四句節に食べるオランダの四角いドーナツ) ◆ホット クロス バンズ(グッド フライディ・復活祭の前の聖金曜日に食べるバンズ) ◇ なお聖ルシア ブレッド2種類の成形をスケッチ図でお目にかける。 季節変動ないのはイベントのお陰!? さて、アメリカのリテールベーカー協会が調べた極めて興味深い資料があるので掲載する。それは昨年度のリテールの月別および年間総売上の統計である。年間売上総額は別図の通りであったが、日本と異なり毎月の売上げに極端な差がないことが分かる。恐らく売上げ低迷の時期は積極的に何らかの販促イベントを行っているものと思われる。 次号では月または季節別に見たベーカリー商品についてお話しよう。 |



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