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| 特集/2001年9月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| パン製造の手間の掛けどころと効率化のしどころあなたの店の製造タイムテーブルは?
ベーカリー3軒に、日頃のパン製造作業について取材した。
手で行う作業と機械でこなす工程をどう振り分けているか、 手間の掛けどころはどこか、などについて聞いた。 各ベーカリーとも、手作りの温もりにこだわりながら、 いかに効率化していくかについて、真剣に考えている。 |


| 手作業と機械をうまく組み合わせる。機械化には積極的 - デニッシュハウス
オーバーナイト発酵で作業をスムーズに
神奈川県横浜市瀬谷区にあるベーカリー、デニッシュハウスの野村忠雄社長は「機械化できるところはした方がいいと思います。浮いた人件費を材料費に使えば、その方が絶対にいいパンができます」と力説する。 同ベーカリーは、店頭販売のほか、自然食品店などへの卸販売も手掛けている。販売額は卸の方が多い。仕込み生地数およそ30のうち、8割程度を前日の夕方に仕込み、一晩かけて発酵させる。 朝一番で取り掛かる作業は、開店と同時に店に並べる菓子パン約15品目の分割や、同じく開店と同時に出す調理パン類の加工作業だ。 卸と店売りあわせて、製造する品目数は、約100。当日に仕込む食パンとバターロール生地以外は、すべて前日に仕込んで一晩かけて発酵させた生地から作る。 分割機やモルダーを積極的に活用 同ベーカリーは、卸販売が多いため、作る量が多い品目が多く、分割や成形作業は、分割機やモルダーを活用している。 野村社長は「普通の食パンなどは、モルダーを通して、すぐに型詰めしますが、モルダーで伸ばしただけの状態から、手作業で様々な材料を巻き込んだりして作る製品も多い。製品によって機械と手作業をうまく組み合わせています」と話す。 製造スタッフは10人。分業体制ができ上がっていて、作業の割り振りは、野村社長の子息の太一さんが、全体の進行具合をみながら、リアルタイムで指示を出す。 例えば、あるアイテムがホイロに入っていて、ホイロから出る時間にちょうど窯が他のパンで一杯になることがわかったら、その品目はホイロから出して室温で発酵させることで、窯入れの時間を遅らせる。仕込み、一次発酵、分割・成形、ホイロ、焼成の各部門の様子を常に考慮して、全体のパン作りが最もスムーズに進むように、太一さんが管理する。 機械化云々よりいい材料を使うべき 野村社長は「基本的な製造スケジュール表はありますが、『生きもの』が相手ですから、予定通りにいかないことも多い。リアルタイムで製造スケジュールの調整ができなくてはなりません」という。 同社長はさらに「リテールベーカリーの持ち味を損なわない範囲で、機械化は積極的にすべきです。私は、手作業云々より、よりいい材料を使うことの方がはるかに大事だと考えています」と話す。 |

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