パン工場の生産性を向上、パソコンソフト本格始動 - テクノバ - ブランスリー電子版

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ブランスリー新聞/2002年1月号

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パン工場の生産性を向上、パソコンソフト本格始動 - テクノバ

あいさつするテクノバの弘中泰雅社長(中央)とアッチェレランドを導入したオリエンタルベーカリーの原田幸博社長(左)
製パン工場用生産管理ソフト開発のテクノバ(大阪市浪速区、弘中泰雅社長、電話06‐6630‐7812)は2001年11月27日、製パン工場用の生産管理ソフトであるアッチェレランドについての記者発表会を同社で開いた。同ソフトは、製パン専用に開発された生産管理ソフトで、同一ラインで複数の品目を作る場合、バッチ間の待ち時間を最小にして、最も短時間で生産が完了する製造スケジュールを探し出す。記者発表会では、同ソフトを導入したオリエンタルベーカリー(大阪市浪速区)の原田幸博社長も出席し、「アッチェレランドを導入したことで生産性をどこまで上げられるかがわかり、それに向かって従業員が努力することで意識改革ができることが大きい」などと話した。
パンは製造工程が煩雑で、各工程の速度が違うことに加え、同じ工程でも品目によって速度が違うことなどから、工程間の待ち時間が多く発生して生産性を低下させているのが現状だ。テクノバはこの待ち時間がパンを作る順番でかなり変わることに着目、複数の品目のパンを作る場合に考えられる膨大な数の生産順序の中から、待ち時間の最も少ない複数の生産順序を短時間で探し出して、画面に表示するソフトを開発した。記者発表会では、複数の品目を生産する製パンラインを想定し、生産についての様々なデータを入力した上で、実際にパソコンでアッチェレランドを動かして見せた。
同ソフトを導入したオリエンタルベーカリーの原田社長は「パン工場では、終わる時間が正確にわからないのが実態。終了時間が1時間延びると、残業の時間帯に入って人が少なくなるため2〜3時間は延びてしまう。パンの製造は、生産性という考えになじまないとあきらめてしまう。しかし、アッチェレランドの導入により、論理的にどこまで生産性が上げられるかがわかるようになったことで、従業員が主体性をもって取り組めるようになった。従業員の意識改革が何より大きい。私は生産時間短縮などによって人件費を3割減らせると考えている」などと話した。
テクノバの弘中社長は「パンを作る順番を検討して、バッチ間の待ち時間を最小化することは、箱に積み木を隙間が少なくなるようにうまく収納する作業に似ている。積み木をがさっと入れれば、箱にうまく収まらない。10品目を作る順番は約360万通りある。20品目になるともう天文学的数字だ。この中から、待ち時間の少ない生産の順番を30通りぐらい探し出して、現場の実情などに合ったものを実践し、生産性を向上させる」などと説明した。









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