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| ブランスリー新聞/2002年2月号 |
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| 弱者が強者を食う能力主義。作家の童門冬二氏が講演 - 製パン製菓機械工業会の講演会 | |
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製パン製菓機械メーカーなどの団体、協同組合日本製パン製菓機械工業会(梶原徳二理事長)が主催して、新春講演会が1月15日、東京・千代田区のKKRホテル東京で開かれた。講師は作家の童門冬二氏で、テーマは「歴史に学ぶ経営改革」。
童門氏は現在の日本の状況について、「戦国時代と幕末の状況を併せ持つ」とした上で、「能力主義と外圧が2つのキーワードだ」と述べた。「グローバルにものごとを見ながら、ローカルに生きることがポイント」と話した。 また、現在の市場について「昭和40年代は、水は容器によって形を変えたが、現在は水が容器の形を決める時代だ」と話した。さらに「昭和40年代は、少ない価値観の下に大勢の消費者がいたが、現在は多くの価値観のもとに少数の消費者がいる。この変化をもたらしたのはITだ。消費者は情報を集め選択・分析し、行動することを繰り返し、自分なりの価値観を持つようになった」と話した。童門氏は、昭和40年代の消費者を「群集」と呼び、現在の消費者を「大衆」と呼んだ。 「現在の消費者は商品に『プラスアルファー』を求める。それは『他との差異』『らしさ』ということだ」といい、個性を打ち出すことの大切さを強調した。 経営者の資質について、▼先を読む力▼情報収集力▼情報の分析力▼決断力▼行動力▼体力、の6つをあげた上で、「『プラスアルファー』として、その人が発する『気』『オーラ』が必要だ」と話した。 さらに「『気』『オーラ』はムードだけではなく、その裏づけがある」とした上で、戦国武将の織田信長を例にあげて説明した。 童門氏によると、信長は武田信玄と上杉謙信が同じ場所で5回戦って勝負がつかなかったことを知り、5回の戦いが行われた月日を調べさせた。5回の戦いがすべて農閑期に戦われていることを知り、両軍とも農民が兵隊に狩り出されていることが原因ということに着目した。 童門氏は「信長は、農民は農業に専念させ、武士をプロ化することを考えた。プロの武士を城下町に住まわせれば、徴兵も効率的と考えた。また武士を養うために、商業を振興させることが必要となり、楽市楽座を導入した。それまでの慣わしから商人たちを開放したのだ」と話した。 さらに「信長は、領内を通る旅人から積極的に諸国の情報を集めさせ、戦国時代のニーズを探った。当時の女性や子供は、戦がない平和な世の中を切実に願っていることがわかった」と話した。 また、童門氏は武田信玄の「人は城」「人は石垣」「人は堀」という言葉を引用し、権限と責任を委任することの大切さを説いた。「信頼関係が大事であり、あるプロジェクトについて権限と責任を委任するときに、プロジェクトの目的を伝え、プロジェクトが達成されたときの組織に対する貢献度と、組織が下す評価の度合いを伝えることが大事だ」と話した。 ◇ 講演会終了後、賀詞交歓会が開かれ、梶原徳二理事長は冒頭あいさつで「アジア圏の貿易を取り巻く環境を例にとっても、現在は激変の時代だ。柔軟な発想で対応しなければならない」などと述べた。来賓のひとり、飯島延浩・社団法人日本パン工業会会長は「変化に対応する新しい技術が必要になっている」などとあいさつした。 |



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