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| お店拝見/2004年4月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 無添加と天然酵母 - ブーランジェリー・パンセ | |
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昨年10月、神奈川県横浜市旭区に、ブーランジェリー・パンセがオープンした。菅原宏さんとあゆ子夫人の2人で運営する売り場3坪ほどのベーカリーだ。2人ともパンを製造し、パンを販売する。添加物を可能な限り避け、酵母は天然酵母(自然培養酵母)のみを使用。また、路面から1段高い入り口にスロープをつけるなど、バリアフリーの実現にも気を配っている。
神奈川県横浜市旭区中白根4-1-76 電話045-958-2362 営業時間 午前9時〜午後6時 定休日 月曜日、火曜日 |

| 天然酵母パンに特化。夫婦2人でじっくりとパン作り | |
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妻の菅原あゆ子さんは、家族のためにパンやお菓子を作るのが好きだった。夫の菅原宏さんはポンパドウル勤務で、家庭で妻と一緒にパンを作ることもあった。昨年の8月に現在の場所に店舗兼住居が完成し、引っ越してきた。
最初の計画は、あゆ子さんが1人で細々と自分が納得のいくパンを作り販売するベーカリーだった。宏さんは定年まであと7年間、ポンパドウルを勤め上げるつもりだった。 昨年10月にオープンしたところ、予想以上の売れ行きだった。宏さんは朝2時半からあゆ子さんと2時間程度仕事をしてから出勤し、午後7時ごろ帰って、またあゆ子さんを手伝う、という日々を続けていた。あゆ子さんも睡眠時間が2〜3時間という日々が続いていた。 宏さんは、昨年末にポンパドウルを退社し、あゆ子さんと共にパン作りに精を出した。現在の日商は平均して4〜5万円。それでも、2人でやっていくのには十分だという。 店名は、「ブーランジェリー・パンセ」。売り場3坪、製造スペース5坪の小さな店。添加物がパンに含まれないように最大限の努力をし、酵母はすべてホシノ酵母を使用。宏さんは「店を出す前に、妻と一緒にホシノ酵母のパンを家で作って食べてみたんですよ。とてもおいしいと感じました。こんなパンもあるんだなと思ったんです」と振り返る。 生地は、焼き上がり前日の午後2時頃にすべて仕込んで、番重に入れておく。1次発酵時間は12〜15時間だ。翌日は分割から作業を始める。 「寝ている間にパン生地が発酵してくれます。1日の最初に仕込み作業がないので、効率的です」と宏さんはいう。 |

| 客単価は800円と高い。パンの価格はリーズナブル | |
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人気商品は、自家製のアップルプレザーブを使用した「シナモンアップル」(180円、配合と工程を16ページに掲載)や自家製あんを包んで焼き上げる「あんぱん」(100円、配合と工程を16ページに掲載)などだそう。また、「山食」(1斤200円)と「角食」(220円)も人気だという。
パンに入れるフィリングなどは自家製のものが多い。粒あんとアップルプレザーブのほか、カレーフィリングやカスタードクリームもあゆ子さんが丁寧に作る。 「出来合いのものを使えば、作業的には楽になるのですが、やはりなるべく自分たちが手をかけたものを使いたいですから」と宏さんはいう。 客単価は約800円と高い。宏さんは、「有機野菜などを話題にする食の安全にかなりこだわっているお客様もいます。しかし、極端にはこだわっていないお客様も多いと思います。天然酵母パンだからといって、価格を高めには設定していません」という。 店内のデザインや内装にもこだわった。イメージカラーは緑と白。緑のテントに、白い文字で「ブーランジェリー・パンセ」。レジ台やパンの陳列棚は宏さんが、日曜大工で作ったものだが、かなり完成度が高い。 宏さんは、ポンパドウルでは、退職する直前の2年間以外は、販売の責任者であるマネージャーを務めていたので、接客や店舗のオペレーションはお手のものだ。店作りも、ターゲットとする顧客を念頭において行った。子供を連れた主婦のために、売り場の一角に子供用の長椅子を置き、しゃれたティッシュ入れに入ったティッシュペーパーも置いた。入り口はスロープにして、ベビーカーを押した主婦や車椅子の人などもスムーズに入れるように工夫した。 宏さんは「ベーカリーはパンを売るのと同時に、夢を売る商売だと思っています。ポンパドウルで販売を長年やってきて思うことは、ベーカリーは若い人があこがれるような職業でなくてはならないということです」と話した。 |

| あんは、小豆を炊いて作る完全自家製 | |
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あんぱん
あんは、生の小豆を炊いて作る完全自家製。 【配合%】 強力粉(ヨット)……………………………80 フランスパン用粉(ナポレオン)……………20 ホシノビール酵母パン種……………………8 塩…………………………………………1・5 上白糖……………………………………15 無塩バター…………………………………10 水…………………………………………50 【工程】ミキシングL2分M4分(バター投入)M3分H2分、捏ね上げ温度23度C、23度C1次発酵12〜15時間、分割40グラム、ベンチタイム30分、成形→▼自家製あん40グラムを包む、ホイロ38度C80%1時間、焼成上火230度C下火190度C10〜12分 ▼自家製あん 【材料】 小豆(北海道産豊祝)……………………2キロ 上白糖…………………………………2・6キロ 塩…………………………………小さじ1杯 水…………………………………………適量 【作り方】(1)圧力鍋に水と小豆を入れて加熱する(沸騰させて圧力をかける工程を3回繰り返す=小豆が柔らかくなるまで)(2)小豆が柔らかくなったら、大きな別の鍋に移し、上白糖と塩を加え、へらでよくかき混ぜながら、弱火で約1時間加熱する(この間、常に小豆をかき混ぜていないと焦げ付いてしまうの注意) ※圧力鍋に入れる水の量は、米を炊くときの水の量加減が目安。圧力鍋から炊込み用の鍋に移す際にもお湯の量を調整する。 |
| パンのあっさりした旨味とりんごのプレザーブがよく合う | |
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シナモンアップル
自家製のアップルプレザーブの爽やかな甘さがセールスポイント 【配合%】 17ページのメロンパンの生地と同じ。 【工程】1次発酵までは17ページのメロンパンと同じ。大分割1キロ、成形→(1)大分割した生地を麺棒でのばして、レーズンと▼自家製のアップルプレザーブを全体に散らす(2)[1]をロールして、輪切りにする(3)[2]を天板に並べ、ホイロへ。ホイロ38度C80%30分、焼成上火180度C下火220度C15〜20分 ※焼き上げて粗熱がとれたら、フォンダンを塗って仕上げる。 ※天板に並べて、ホイロ工程を経ると生地どおしがくっついた状態になるがそのまま焼成。焼き上がたら、切り分ける。 ▼自家製のアップルプレザーブ 【材料%】 りんご(冨士)……………………100 上白糖……………………………30 レモン汁…………………………適宜 【工程】(1)りんごの皮を剥き、4等分にして、さらにいちょう切りにする(2)[1]を鍋に入れて、レモン汁を入れ、さらに上白糖を加えて中火で加熱する(3)りんごが、形をとどめられる限界点に達したら、りんごの果肉だけを取り出し、残った汁をさらに加熱する(4)最後に取り出したりんごの果肉と煮詰めた汁を合わせて出来上がり(5)冷凍保存で1ヶ月は使える |
| あっさりした甘さのメロンパン。 | |
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メロンパン
【配合%】 強力粉(ヨット)……………………………90 フランスパン用粉(ナポレオン)…………10 ホシノビール酵母パン種…………………8 塩………………………………………0・8 上白糖…………………………………25 無塩バター………………………………10 脱脂粉乳…………………………………3 卵………………………………………12 水………………………………………45 【工程】ミキシングL2分M4分(無塩バター投入)M3分H1分、捏ね上げ温度23度C、1次発酵23度C12〜15時間、分割40グラム、ベンチタイム1時間、成形→丸め直して、円盤状に薄くのばした▼メロン皮をかぶせ、メロン皮の上にグラニュー糖をまぶす。ホイロ1時間(室温)、焼成上火200度C下火210度C10分 ▼メロン皮 【配合%】 薄力粉…………………………………100 バター……………………………………35 卵………………………………………35 砂糖……………………………………60 【工程】(1)砂糖とバターをすり合わせる(2)[1]に卵を徐々に加え、混ぜ合わせる(3)[2]に薄力粉を加え合わせる(4)[3]を20グラムの玉にしてラップし、冷蔵保存。必要なときに取り出して使う |
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