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| 特集/2025年4月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 韓国カフェ | |
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| 柔軟な発想から生まれる数々のアイデア商品 | |||||||||||||||||||
同店のオーナーでCNM社の代表である崔炳國氏は韓国人で、成人してから留学目的で来日。日本の文化に触れながら、日本で韓国の文化に興味を持つ人に出会うようになり、日本で韓国のカフェ文化を紹介したいという思いを持つようになったという。 「韓流ブームの影響もあり、日本でも新大久保など特定の地域を中心に韓国カフェのオープンが盛んになっています」(文さん) 同店は日本の韓国カフェの中でも、比較的早い時期にオープンし、固定客を掴み、長く続けてきたという自負があるという。 文マネージャーによると、韓国には日本とは異なる独自のカフェ文化があり、特に近年は、トレンドスイーツのメニューを積極的に取り入れた「デザートカフェ」と呼ばれる店が急速に増えているという。 しかしオーナーである崔氏が来日した頃は、日本にはまだこうした韓国のカフェ文化を紹介できる場所がなかったため、日本のトレンドや若者文化の発信拠点となっている原宿を選び、2015年に「ムーンソウル」の1号店を出店するに至った。 当時出店した1号店は、現在の本店から徒歩10分ほどの場所にあり、色鮮やかな「トゥンカロン」を多数揃えるなどして注目を集めた。 その後、各地で「トゥンカロン」のブームが白熱する中で、同店では「トゥンカロン」は主にフェアと絡めた限定メニューを中心に販売するようになっていった。苺やサンタクロース、ハロウィンのお化けなどを象った可愛らしくて斬新な造形のものが多く、10〜20代の若者を中心に人気を集めている。 「韓国のスイーツは、見た目の美しさが重視され、特に『インスタ映え』が意識される傾向があります。これは、商品の味や食感などの魅力を視覚的に訴求し、より多くの人に共有したいという意識の表れと考えられます。また、韓国では既存の枠にとらわれず、新しいアイデアを積極的に取り入れる文化が根付いているため、独創的なスイーツが次々と生まれ、トレンドが生まれやすい環境が形成されているといえるでしょう」(文さん) 同店では、可能な限り韓国産の食材を使用し、内装にも韓国から取り寄せた岩や家具を採用するなど、細部に至るまで韓国の要素を強く打ち出すことにこだわっている。また、小物や食器も韓国製のものを揃え、空間全体で韓国の雰囲気を再現している。 「トレンドを取り入れることも大切ですが、それ以上に、いつでも自然な形で存在し、お客様に楽しんでいただける韓国カフェであることを大事にしています」(文さん) SHOP DATA 店名:ムーンソウル(Muun Seoul)原宿本店 住所:〒150‐0001東京都渋谷区神宮前3‐29‐7 T’s6ビル 電話:03‐6812‐9499 営業時間:午前11時〜午後7時 定休日:なし 品揃え:約40種類 スタッフ:製造常時2人、販売常時3人 店舗面積:厨房10坪、客席イートインスペース30坪28席 | |||||||||||||||||||

| インスタ映えするトゥンカロンが若年層に人気 - マカプレッソ本店 | |||||||||||||||||||
「当店はとにかくトゥンカロン(韓国マカロン)には強い自信を持っています。現在もブームが続いているため、今後も季節ごとのテーマに沿ったプロモーションに力を入れていく方針です」 東京・新大久保に本店を構えるトゥンカロン専門の韓国カフェ「マカプレッソ」(macapresso)の運営会社であるIn Style Japan(インスタイルジャパン、東京・新宿区)の金秀知(キム・スジ)常務はこう話す。 「トゥンカロン」は2017年頃からブームになってきた韓国発祥のマカロンで、別名「太っちょマカロン」とも言われる。中身のクリームが通常のマカロンと比べて分厚くたっぷり入っていて、見た目も華やかに装飾されているのが特徴だ。イタリアやフランスで親しまれてきた伝統的なマカロンとは異なり、トゥンカロンは視覚的な華やかさと、既成概念にとらわれない独自の美味しさや楽しさを兼ね備えている点が特徴で、登場と同時に瞬く間にブームとなり、日本でも約5〜6年前からSNSを中心に人気が広がっていった。 現在、新大久保のコリアンタウンを中心に「トゥンカロン」を販売する店舗は増加している。しかし、その中でも「マカプレッソ」は、カフェを併設したトゥンカロン専門店として確固たる人気を維持しており、根強い支持を集めている。 「トゥンカロン」のほか「マカチーノ」と呼ばれるフローズンドリンクにマカロンをのせたメニューなども人気だ。 キラキラと星より輝くスイーツ 同店のマカロンは、決して奇をてらったものではないものの、カラフルで華やかな見た目が際立ち、写真に収めると一層輝いて見えるのが特徴だ。定番の12種類の色鮮やかなマカロンを常時取り揃えつつ、季節ごとに新たなアイデアを取り入れた限定商品も展開している。 「クッキー&クリーム」「ソルティーキャラメル」「デジバー」「ベリーベリー」などの定番商品が人気だが、取材した3月初旬は苺フェアやホワイトデーなどと合わせた季節商品も人気で、春先になると桜型のマカロン、夏は韓国のかき氷である「ピンス」の上にマカロンをのせたメニュー、スイカやパインをモチーフにした商品なども出る。 季節ごとに華やかに変化するマカロンのラインナップは、その美しいビジュアルでインスタ映えし、視覚的な魅力を強く訴求している。さらに、完成品の写真だけでなく、製造過程を撮影した動画もインスタグラム上で高いアクセス数を記録し、日本におけるトゥンカロンブームの拡大を牽引してきた。 「あなたの1日が星より輝きますように」 オンラインショップやテイクアウトで同店の「トゥンカロン」を購入すると箱の蓋の内側にこの文言が書かれている。ピンク色の「いちごミルク」や薄茶色の「ソルティーキャラメル」、青色の「クッキーアンドクリーム」、黄色の「ピュアバニラ」など色とりどりのトゥンカロンは見ているだけで気持ちまでキラキラとしてきそうだ。 客層は10代から40代の女性が中心。「インスタ映え」という言葉の流行とともに、「トゥンカロン」の存在感も増していった。 | |||||||||||||||||||

| 日本では1人で食べ切れるサイズのものが好まれる | |||||||||||||||||||
「当店ではレシピは韓国で開発したものを元にしていますが、原材料は日本のものを使用するようにしています」(金常務) 同店のトゥンカロンは、北海道産発酵バターを100%使用したバタークリームを採用し、豊かな風味を引き出している。さらに、生地には高品質なアーモンド100%のアーモンドパウダーを使用することで、しっとりとした食感を実現している。 「上下の生地でバタークリームを挟んだ際の断面の厚さは約4センチに設定し、見た目にもインパクトのある『太っちょマカロン』に仕上げています。また、バタークリームと生地のバランスにもこだわり、両者が最も調和し、おいしさを最大限に引き出せる『黄金比』の厚さを追求しています」(金常務) 実は、日本ではどうしても手に入らない原材料もあり、季節商品を展開する際などには、韓国と全く同じものを出す事ができないこともあるという。 しかし、日本と韓国ではそもそも消費者の好みも違うので、そうしたことも問題にはならず、商品は日本仕様にある程度アレンジしている。 「韓国本場のトゥンカロンは、日本のものに比べてもっと厚みがあって一つ一つが大きくて、値段もそのぶん高くなります。一方で、日本では1人で食べ切れるサイズのものが好まれます。これは韓国では1つの食べ物を皆で分け合って食べる文化が根強いからではないかと思います」(金常務) 若者以外にも訴求したい 韓国のべーカリーは日本と異なり、パンや焼き菓子だけではなく、パティスリーで販売するようなケーキやマカロンなども売っているところが多く、両者の垣根があまりないという。さらに最近は価格が高くても高品質でトレンドを追ったおしゃれなデザートカフェが増えてきており、若者のスイーツに対する興味は強い。 「韓国ではこれまで様々なスイーツのブームがありましたが、中でもトゥンカロンは日韓通じて大きなブームになりました。今後は若い女性だけでなく色々な切り口で訴求しながらユーザーの裾野を広げていければと考えています」(金常務) 同店ではこれまで、アニメとのコラボ商品や韓流アイドルとのコラボ企画、さらにクリスマスやハロウィーン、バレンタイン、母の日といった季節イベントと合わせたフェアの企画に力を入れてきた。 その結果、若い女性層を中心に大きな需要を取り込むことができたが、男性や高齢者は、まだ多く取り込めていないのが現状だという。 「最近では、カフェでの直販だけでなく、『ローソン』や『ニューデイズ』などのコンビニへの卸売商品にも力を入れています。男性ですとプレゼント用としてオンライン等で購入してくださる方はいるのですが、自分用に買われる方は多くありません。店に男性が入りにくい雰囲気があるかもしれないので、コンビニなどへ販路を広げる事で、敷居を下げ、トゥンカロンの魅力をもっと知って頂ければと考えています」(金常務) 今後は体に優しい無添加マカロンの開発と販売も視野に入れているという。 「ブームだけで終わらせたくない魅力が『トゥンカロン』にはあると思います。キラキラしたビジュアルはなるべく崩さないで、夢のあるトゥンカロンのまま、色々な人に食べてもらいたいと考えています。トゥンカロン市場をさらに活性化させていきたいですね」(金常務) SHOP DATA 店名:MACAPRESSO(マカプレッソ)新大久保本店 住所:〒169‐0073 東京都新宿区百人町2‐3‐21 THE CITY新大久保2〜4階 電話:03‐6380‐3875 営業時間:午前9時30分〜午後11時30分 定休日:なし 品揃え:20種類 スタッフ:製造常時15人、販売常時4人 店舗面積:厨房(工場)100坪、客席イートインスペース35坪45席 | |||||||||||||||||||
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