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| お店拝見/2024年11月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

「秋川牛カレーパン」のヒットがけん引する形で、同店の経営状況は回復した。コンテストの効果もあって知名度が上がり、商圏範囲も拡大。土日は平日の2倍以上に客足が伸び、遠方からの客も増えるため、駅前立地だが駐車場も借りている。 しかし同時に課題も抱えた。「秋川牛カレーパン」の店全体の売り上げに占める割合が25%と高く、それに準ずるような人気商品がなかなか生まれないのだという。 「一つの商品が店の経営を左右する状況になってしまっているのは不安です。他にも支えになる商品を育てていきたいと思っているのですが、2番目に人気の商品でも、全売り上げに占める割合は5%程度で、それ以上にするのが難しいんですよね」(野田さん) そこで3年前から取り組んでいるのが、地元大学の経営学部の学生らとのコラボだ。クリームパンのキャッチコピーを含めた個包装用のデザインを、授業の一環として学生らに考えてプレゼンしてもらい、1位の評価になったデザインを実用化するというもの。 クリームパンは「クリームパン」(税込259円)、「フランボワーズクリームパン」(税込259円)、「キャラメルクリームパン」(税込259円)の3種類。いずれも中のクリームがバニラとカスタード、フランボワーズとカスタードといったように、2種類のクリームが二層になって入っている。 「学生とのコラボをきっかけに、パン生地を変え、クリームの種類を増やすなどして、改良を加えました。最も重視しているのは一口目の口どけの良さで、今でも改良はずっと続けています」(野田さん) 「クリームパン」も「秋川牛カレーパン」と同様に通販を行っており、冷凍便で配送している。冷凍した状態でも、アイス感覚でおいしく食べられると好評だ。 | |||||||||||||||||||

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笑顔を失わずに元気に働いていきたい
社員は6人おり、製造は野田さんを含め常時7人で、販売は常時2人で行っている。 「スタッフにはまず朝の出勤時の挨拶を大事にしてもらっています。挨拶で一日のスイッチが入り、気分の切り替えができると思っているからです。そのとき、スタッフの異変に気付くこともでき、いつもより元気がないなと思えば、フォローするように心掛けています」(野田さん) 野田さんが飲食業に就いたきっかけは、中華屋を営んでいたおじの、笑顔で働く姿に憧れたから。 「通販の注文が増えたときは嬉しかったですが、店内でお客様に直接お渡しするのと違って、顔の見えないやり取りですし、忙しさが増すとスタッフがどんどん疲弊していくのを感じました。笑顔が消えていくような状況では、何のためにやっているのかわからなくなってしまいます。以降、通販に関しては控え目にやっていきたいと思うようになりました」(野田さん) レジのセルフ自動支払機は6年前に導入したが、レシートはスタッフ側に出るように設定しており、最後にスタッフが客に手渡しするようにしている。 「最初から最後まで機械には任せられないなと思いました。接客では、お客様が最後に店を出るところまで笑顔で見届けたいという気持ちを大事にしたいと思っています。地域一番店を目指し、お客様にファンになっていただくためには必要なことですね」(野田さん) SHOP DATA 店名:パンの家 あ・ら・もーど 住所:〒197−0804 東京都あきる野市秋川1−1−16 電話:042‐550−6505 営業時間:午前8時〜午後7時 定休日:木曜 品揃え:約90品目 スタッフ:製造常時7人、販売常時2人 店舗面積:売り場(イートイン含む)約19坪、厨房(休憩室、事務室含む)約24坪 日商:平日30万円以上、土曜、日曜、祝日50万円以上 |

| この記事の読みどころ
●時代の変化と戦い、新しい時代に対応して、大きく発展した。
●カレーパンコンテスト入賞のカレーパンが売り上げ全体の25%を占める。 ●二番目の看板商品を作るために地元の大学とコラボ。 ●セルフレジを導入したが、レシートは店員が客に手渡しするようにした。 |
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