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| お店拝見/2000年11月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 1週間周期で多品種少量生産。単品売上げ高い製品は多頻度焼成 - ベルアルプ | |
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東京都豊島区巣鴨4-14-17、電話03-3915-3324、営業時間 午前7時〜午後7時30分
日曜定休東京・豊島区のベルアルプ(地引弘道代表)は、売り場面積およそ3坪で、平均日商およそ13万円の優良ベーカリーだ。地域の人たちとのコミニュケーションを図りながら、「彼らが何をを求めているか」をつかみ、きめ細かに対応しつづけてきた成果だ。品揃えは、約80品目。玄米や全粒紛、天然酵母など材料を厳選して、丁寧なパン作りをしている。同店は、刺抜き地蔵で有名な地蔵通り商店街にある。 客層は年配者から子供まで幅広く、基本的には地元に住んでいる人が中心。しかし、地蔵通り商店街という人出が多い場所にあるので、1人ひとりの来店頻度は少ないが、遠方からの客も多いという。 同店は、「天然酵母黒五ブレッド」「天然酵母全粒粉ブレッド」「天然酵母クランベリー・ノア」など、材料にこだわったパンおよそ15品目については、製造日限定で作っている。 例えば、黒五ブレッドは、火、木、土の週3日、全粒分ブレッドは、水、金の週2日、といった具合いだ。 こうした製品は、アイテムごとの売上げは少ないが、各アイテムに固定客がついており、確実な売上げが見込めるのだという。注文生産と同じような意味合いを持つ。こうした製品を買う顧客は、製造日を知っていて、必ずその日に買いに来るのだ。 「天然酵母黒五ブレッド」は、黒五(黒豆、黒松の実、黒米など5つの穀物などを粉末にして混ぜ合わせたもの)を練り込んだナマコ型のパン。天然酵母で発酵させる。 「天然酵母クランベリー・ノア」はくるみとクランベリーを練り込んだナマコ型のパン。 こうした製品は、セミハードロール系の生地が多く、比較的さっくり感のある食事パンだ。 こうした、売れる量は少ないが固定客がついている製品が数多くある一方で、カレーパンや内麦食パンなど、毎日製造し、単品での日商が高い商品も多い。 カレーパンの具は、玉ねぎ、ひき肉、カレールーなどから作る自家製。内麦食パンは、内麦100%、蜂蜜6%、フレッシュバター6%などを配合して作る(20頁参照)。こうした製品については、作業工程に工夫を凝らし、窯入れの回数を多くして、常に店頭に焼きたてが並ぶようにしている。 例えば、カレーパンの場合、朝一番で出すものは、前日に成形したものを翌朝まで冷凍保存する。 それ以降に出すものについては、当日の朝仕込んで、ホイロまで済ませ、冷凍保存。必要に応じて順次焼成して店頭に並べる。 「このやり方は、ある程度の量が売れる見込みがたつ品目でないと難しいですね」と同ベーカリーの地引代表はいう。 同店には、このほか「赤ちゃんのおしり」(20頁参照)やよもぎあんぱん、パン・オーレなど数多くの定番人気商品がある。 |

| 顧客の多様なニーズに対応。顧客の顔を思い浮かべてパン作り。アトピーの子供用のパンも | |
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同店は、顧客の様々なニーズにきめ細かに応えることを怠らない。
例えば、塩分を控えなければならない顧客には、減塩食パンを少量でも作る(同店の食パンは食塩の配合が1・5%と、もともと低い)。 アトピーの子供を持つ親に頼まれれば、卵や牛乳を使わないパンを作る。 「他の店のパンは食べられませんが、ここなら食べられるパンを作ってくれる」と心から喜ばれるという。 こうした細かなニーズに対応していくのは、コスト的に大変だが、「例えば週1回限定で対応する方法もあります」と地引代表は話す。 こうしたことも顧客とのコミュニケーションが密だから出来ることだといえる。 本誌が取材をしている間にも、「この間のパンとてもおいしかったです」と御礼にきた顧客がいた。 女性従業員が大きな力に 地引代表は「女性従業員が、お客様とコミュニケーションをとるために大きな役割を果たしてくれます」と嬉しそうに話す。 レジと製造補助などを担当する女性スタッフが、顧客との何気ない会話の中で、主婦の立場から、顧客が何を求めているかを探り出す。 レジ周りにさりげなく置かれているキャラクターグッズなどは、ほとんどが女性従業員が用意したものだ。 |


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