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| お店拝見/2023年12月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

同店がこの地にオープンしたのは今年8月。タイミング良く居抜き物件と出合い、市内の7キロ離れた場所から移転オープンした格好だ。 「移転前の店舗は人通りが少なく集客に苦労したので、駅近で店前の通りが歩行者専用になっている今の場所は気に入っています」(畠山さん) 現在同店の売り場に立つのは、妻の陽子さん。陽子さんは1年前まで化粧品メーカーで主に販売業務に就いていた。畠山さんは販売について陽子さんから多くを学んでいるという。 畠山さんがビジネスを始めたのは2年前。当初はシェアキッチンで「パイナップルケーキ」を製造し、店舗をもたず荷車を使い行商をしていた。その前、ベーカリーにまだ勤めていたときは、終業後焼き芋の販売を行っていた。 「できるだけリスクの少ない方法から始めようと、最初に焼き芋屋をやったのですが全く売れませんでした。しかし、妻が販売するとよく売れるんです。私はそれまでずっと製造をやってきていたので販売の仕方が分からなかったんですね。声を出すことすらできなかったんです」(畠山さん) こうして陽子さんの教えを活かしながら販売の仕方を習得。同時に販売先を模索した。行商を数カ月行った後店舗を構えたが、商圏を広げるため3キロほど離れた相鉄線かしわ台駅の構内にも、販売店を設けた。最初に構えた店舗と駅構内の販売店でそれぞれ週3日営業した。 「売り上げは駅構内の方が、断然良かったですね。移転した今の店舗にも、かしわ台駅の売り場の常連さんが来てくれることがあります」(畠山さん) 定休日は日曜と月曜で、日曜は地域のマルシェなどのイベントに出店し、月曜は買い出しや仕込みをする。畠山さん自身はほぼ休みのない日々だ。 「周囲の協力があってこそですが、自分で考えた通りに動ける楽しさを実感しています。販売はただ待っていてはだめで、とにかく外へ売りに行くという考えを持っているので、所縁(ゆかり)のある地域のマルシェはできる限り出店してきました。また、店舗営業の日に売れ残ってしまった商品は閉店後、約5キロ離れた駅近くにある地場産野菜や食品を扱う店に配達して、販売してもらうことでロスをなくしています」(畠山さん) 今年11月、同店の「パイナップルケーキ」は、品質や味、製法、包装デザインなどが評価され、地元大和市が2年おきに認定する推奨品となった。推奨品は市役所などで開催される販売会に出品される。 「地元のまだ知らない方に知っていただける機会が得られて嬉しく思っています」(畠山さん) SHOP DATA 店名:GOHOUBI LABO(ゴホウビ ラボ) 住所:〒242−0023 神奈川県大和市渋谷5‐24‐7 電話:080‐1096‐2941 営業時間:午前11時〜午後7時(土曜は午後5時まで) 定休日:日曜、月曜 品揃え:約30品目 スタッフ:製造常時1人、販売常時1人 店舗面積:売り場約5坪、厨房約6坪 日商:約5〜6万円 | |||||||||||||

| この記事の読みどころ
●圧倒的に想い入れが深いパイナップルケーキを、店の看板商品として打ち出す。
●看板商品で客の心を刺激し、その他の様々なパンや菓子で客の心を和ませる。 ●最初は店舗を持たずに荷車を使った行商を行った。 ●化粧品の販売員だった妻から、販売方法を教わった。 |

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