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| お店拝見/2023年8月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

人気の食パンは、「角食」(税込320円)や「全粒粉」(税込410円)など8種類を揃える。「角食」と「全粒粉」の2種類の生地から、「雑穀食パン」(税込465円)、「全粒粉ローフ」(税込410円)、「ぶどうパン」(税込465円)などを展開している。 使用小麦は、県内の秦野市産や北海道の契約農家からのものが中心。焼いた翌日ももっちりした食感が持続するのと、香りの良さが評判だ。 「小麦の生産者の方々は、顔が見える関係なので安心感があります。使う小麦をすべて国産にするということは、開業前から決めていました。それは自然なことだと思いましたし、国産小麦は風味がとてもいいんです。自分のパン作りにおけるテーマは香りで、お客様には香り豊かなパンを提供したいと思っています。全粒粉を25%配合している『全粒粉』は、より香ばしさを感じられるように、焙煎した小麦ふすまを加え、高めの温度で焼成しています」(小林さん) 「全粒粉」はサンドイッチに向くと好評で、都内のサンドイッチ専門店へ卸している。香ばしさともっちりとした食感が、サンドする具のおいしさを引き立て、風味豊かなサンドイッチに仕上がる。 小林さんの香りへのこだわりは、菓子パンや総菜系など具を使った商品にも随所に現れている。菓子パンで一番人気の、ブリオッシュ生地を器状に成形し、その中にカスタードをのせて焼き上げた「クリームパン」(税込260円)は、食べてまず最初に感じられるのは菓子パンならではの甘さというよりも、卵やバター、小麦などの豊かな風味だ。 総菜系で人気の「オイルサーディンとドライトマトのフォカッチャ」(税込310円)も、魚の旨味がしっかりありながら、セミドライトマトのハーブオイル漬けやトッピングのタイムが後味を爽やかにしてくれる。 バナナがのったバリっとした食感のデニッシュ「バナナのデニッシュ」(税込284円)は、見た目からも香りの豊かさが伝わってくるようだ。トッピングのバナナはバーナーで所々に焼き色が付けられている。フルーツのフレッシュなイメージとはまた一味違う複雑な色合いだ。 「果物も野菜も、そのままかじって食べても十分おいしいという考えのもと、できるだけ余計なことをしないようにして、商品作りをしています。食材の特徴を知って、そこにパンを合わせることで、よりおいしいものが作れたらいいなと思っています」(小林さん) SHOP DATA 店名:ゴルジュ(GORGE) 住所:〒221−0825 神奈川県横浜市神奈川区反町3−23−1 電話:045‐321‐3550 営業時間:午前8時〜午後7時 定休日:日曜、月曜 品揃え:約50〜60品目 スタッフ:製造常時3人、販売常時2人 店舗面積:売り場約10坪、厨房約9坪 日商:約15万円 | |||||||||||||

| この記事の読みどころ
●子どもの頃よく遊びに来ては、祖父にパン作りを教えてもらった。
●原点となった祖父の店を全面改装したが、看板はそのまま残した。 ●料理の要素をパンに取り入れ、食材の特徴を最大限に引き出す。 ●パン作りのテーマは「香り」で、顧客には香り豊かなパンを提供したいと考えている。 |

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