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| お店拝見/2023年7月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

春野さんは2012年に上田市に移住した。その前は東京・高田馬場で20代のときに夫の仁宣さんと開業したカフェを約9年間営業。その間、東京・代々木公園で定期開催されていた朝市に出店し、有機野菜農家と関わる中で、地方移住を考えるようになっていった。場所は上田市の隣の松本市の農家と知り合ったことが縁となったという。 「ここは外に出れば知り合いに会わないことはないというくらい、互いに顔見知りの多い町ですね。当店のある商店街は移住後、若い人も増えてきて活気が増してきていますし、イベントをしてもかなり盛り上がるようになってきました」(春野さん) 同店の定休日は日曜と月曜だが、日曜は別の菓子店の販売スペースとして店舗を賃料なしで貸している。ただし借り手には同店のパンも一緒に並べ、販売してもらう。また、同店は閉店時間が午後4時なのだが、閉店以後は隣のゲストハウスが同店のパンの販売を引き継ぐ。 「同業の方とは地域のマルシェなどで知り合ったり、情報交換したりします。お互い協力して何かできないかなどと考えたりしている中で、色々とアイデアが生まれますね。商店街の方々ともよく話します。こうした関係性を構築できるのは、地方ならではかもしれませんね」(春野さん) パンの販売はほかに、地元の道の駅に卸したり、オンラインショップでも行っている。約1年半前には松本市に販売店もオープンした。 「定期的に開催していたマルシェでの販売がコロナ禍でできなくなったときに、販売先としての支店の開業を考えました。それまで、松本市でイベント販売していたときに『カンパーニュ』に対するお客様の反応が良かったことから、松本市に出店しようと決めました。フランス料理店も多いですし、ハード系に馴染みがある方が多いようです。昨年の売り上げも、上田店より松本店の方が良かったんですよ」(春野さん) 松本店の販売は仁宣さんが担当。上田市の同店で焼き上げたパンを仁宣さんが車で運ぶ。 「松本店はまだ始めて1年半ほどなので、様子見の段階ですが、上田店と同じように常連のお客様が増えてくるといいなと思っています」(春野さん) SHOP DATA 店名:石窯パンハル上田店 住所:〒386−0012 長野県上田市中央2−11−19 グラスプ海野町?−A 電話:0268‐75‐0777 営業時間:午前11時〜午後4時 定休日:日曜、月曜 品揃え:約8品目 スタッフ:販売兼製造常時1人 店舗面積:売り場約4坪、厨房約5坪 日商:約4.3万円(松本店、道の駅、ゲストハウスでの売上も含む) | ||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●遠赤外線を発生する溶岩石を使用した窯を導入。
●いい素材を使って消化吸収のいいパンを作ることが重要。 ●夫婦でそれぞれの適正に合わせて仕事の割り振りを変えたことで、店舗運営の効率が上がった。 ●生産者、加工業者、消費者を結ぶ活動を行う。 |


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