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| 連載/2023年3月号 |
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| 情報取得のためのネットワークを作り、信頼できる情報源を確保し、得た情報を総合的に判断する - 私の販売集大成ノート(27) | |
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情報が我々の日常生活に様々な影響を与える
大量の情報が時を問わず、あらゆる方向から入り込んで来る。生み出された情報が我々の日常生活に様々な影響を与え続けている現状は、我々が正に情報化社会のまっただ中にいることを示している。情報について考えるに至ったのは、テレビ報道が伝える中国の信じがたいコロナ感染状況や、ウクライナ戦争で情報を武器として使用する行為が、平和に暮らしている我々の日常生活の中へ情報として流れ込み、少なからぬ影響を及ぼしている現状に接したからである。 情報のあらゆる側面を見て判断すべき 大辞林によれば情報とは「事物や出来事の内容や様子。またその知らせ」「特定の目的について、適切な判断を下したり行動の意思決定をする為に役立つ知識やデータ」とある。情報が持つ二つの意味が理解出来る。 情報が嘘か本当か、正しか間違いかを我々自身が自ら判断する力を持つことが重要である。ある人は情報のひとつの側面を見て判断し、またある人は情報の別の側面を見て判断する。ものごとを、各人が見た範囲だけから判断する事は日常当たり前に起こる事だが、成すべき事は情報のあらゆる側面を多角的に見て整理し分析して判断することなのだ。また、関連する多くの別の情報を得る事も、継続して情報収集する事も必要である。 何に興味を持ち、何を知りたいかによって、どの様な情報が必要かが決まる。売上についてなのか、利益についてなのか、知りたい内容により、情報の収集先は異なる為、情報源の適正な選択が大きなポイントになる。そして、情報源は多ければ多いほど良い。必要な情報を提供してくれる人や組織と多くの接触を持つ事が望ましい。正しくて本当の情報を選択出来る範囲が広がるからである。 情報交換会が各自の大きな気付きに繋がった 情報をやりとりする為のネットワーク組織は多くの効果が望める。高い質と量の情報を得る事が出来るし、多くの知識と刺激を得る事も期待出来る。個人で事業を営む時、情報が入り難くなる事がある。情報不足によって周囲の状況が分かりづらくなり、大きな不安に苛まれたりする事があっても、正しい情報に巡り合えれば自らの立ち位置が判り安心感が得られるし、今後進むべき方向も分かってくる。 日本酒の全国品評会で、福島県が5年連続で日本一を獲得した。その理由の問いに「交流会を組織して情報交換会を行い各自が技術に活かしていることだ」と関係者は断言した。それまでは酒蔵間での交流は皆無で、製法は門外不出が当たり前だったが、情報に対する意識の変化が日本一に結び付いたのだ。情報交換会では「どうすればいいか」「今どうしているか」等の情報交換が頻繁になされたという。「知っているつもりが、実は何も知らなかった事に気付いた」との声もあったとの事である。 販売関係者の業界ネットワーク作りが課題 ベーカリー業界でも製パン関係者の講習会や勉強会等が積極的に行われている。技術を学ぶのは勿論の事、同業他社の人達との情報交換もしている事を製造メンバーから聞き羨ましく思ったものだ。何故ならば私は30年の在職期間中、販売関連業務しか携わった事が無く、そうした情報交換の場を経験した事が無かったからだ。 在職中にやり残した事の一つに、ベーカリー業界の販売関係者間のネットワーク作りが挙げられる。 社内での販売担当者間の情報交換は頻度が高く行われていたが、社外販売関係者との情報交換は皆無だった。取引業者の営業マンにネットワーク作りの構想を相談したことがあるが、営業上の問題があった為か、話が途中で途切れて構想を断念した経緯がある。 販売は門外不出の内容が多かったのか、敵に塩を送るような雰囲気を私自身が薄々感じていた事が、もう一歩踏み込めなかった要因だったのか、壁は厚く高かった。情報のメリットを最大限に生かして皆が活躍される事を期待したい。 望月 康男 販売アドバイザー。1946年神奈川県川崎市生まれ。東京都町田市在住。趣味は、ドライブ、登山、ビデオ撮影、映画鑑賞。1978年9月、株式会社ポンパドウル入社後、町田店、六本木店、伊勢佐木町店の販売マネージャー。1985年1月販売課長。1989年6月販売部長。1996年12月取締役販売促進部長。2001年10月取締役広報宣伝部長。2007年2月〜2010年1月顧問。全店の接客、品質、クレンリネス、品揃えの改善点をアドバイス。株式会社ポンパドウルの成長期、成熟期に販売関連業務に携わる。 |



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