日本の乳製品メーカーに貢献できるよう努力したい - アイルランド政府食糧庁Bord Bia(ボード・ビア)ジャパンマネージャーのジョー・ムーアさん - ブランスリー電子版

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ブランスリー新聞/2023年1月号

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日本の乳製品メーカーに貢献できるよう努力したい - アイルランド政府食糧庁Bord Bia(ボード・ビア)ジャパンマネージャーのジョー・ムーアさん
緑の牧草地で育まれる理想的な乳製品

 アイルランドはイギリスの隣にある島国で、北半球で1年で最も牧草が長い期間育つ国です。2月から10月頃までずっと牧草が生い茂っていて、160万頭の乳牛が年間で約240日間放牧されています。アイルランドの乳業の特徴の一つは農家が自身の会社を作り、その中でいろいろな生産活動を行っていることです。共同運営構造と呼んでいます。
 様々な食品が国境を越えて楽しまれるようになった今、それらがどこでどんな風に作られたのかにもますます関心が高まっています。アイルランドのきれいな空気と豊かな雨量が育む緑の牧草地という理想的な環境でグラスフェッドの乳製品は作られます。酪農家は乳業メーカーと連携し、日々進化する市場の要求に合わせて、EUの高い食品安全基準を満たす乳製品を安定供給しています。

日本のユーザーの高度な要求に応える

 アイルランドの乳製品メーカーは、研究開発の能力に優れていて、日本のお客様の高度な要望に応えることができます。様々な種類やサイズの乳製品を作ることができ、ホテル用の5グラムパックから業務用の20キロパックまで用意しています。
 最も生産量が多いのはチェダーチーズですが、その他にもモッツァレラやポーターなどいろいろな種類のチーズを生産しています。高度な加工技術を駆使して、色味や融点などを調整することも可能です。
 また、豊富な種類の乳製品パウダーもクオリティーが高く、色々な機能性に優れています。特に乳幼児用の粉ミルクの原料となる乳製品パウダーには自信を持っています。

人と自然の共生を象徴する食品

 アイルランドでは国家的な食品サステナビリティプログラムとして「オリジングリーン」という先駆的なプログラムを推進しています。酪農家、乳業メーカーはその会員として責任ある食糧生産を実践し、世界市場に貢献しています。生産者の作業は可視化され、独立した第三者機関による監査を受けています。サプライチェーン全体にわたって食の安全、トレーサビリティー、家畜衛生、温室効果ガス排出量などの点に継続的な改善を図っています。アイルランドの乳製品は、人と自然の共生を象徴する食品です。
 アイルランドの生乳生産量は2020年の実績で79億8000万リットルに達しています。バターやチーズ、パウダー製品の年間輸出量は50億ユーロを超えます。日本へ輸出量は、金額ベースで2017年の3300万ユーロから2021年には6900万ユーロとなり、2倍以上に成長しています。2021年実績の6900万ユーロのうち5800万ユーロ以上はチーズで、それ以外はバターや乳製品パウダーなどです。

日本でのマーケティング活動を強化

 今後さらに日本でのマーケティング活動を強化していきます。EU諸国の乳製品のプロモーションを行うヨーロピアンデイリープログラムから、アイルランドは日本などの国で、プロモーションを行うための予算を獲得しました。その予算を使って、これから定期的にフーデックスなどのトレードショーに参加していきます。
 年に2回のテクニカルセミナーも行ないます。アイルランドの農業・食糧・海洋大臣も来日して、今年9月に初回のセミナーを行いました。日本の乳製品会社にアイルランドの乳製品のプレゼンテーションをすることができました。反応はとてもよくて、仕入れたいという声もその後頂いております。日本のユーザーの方々を招待して、アイルランドへの視察旅行も計画しています。さらに、アイルランドの乳製品を紹介するウェブサイトの運営なども行っていきます。
 こうした活動を行いながら、アイルランドの乳製品の認知度向上を図っていきます。









原価計算女王
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