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| 連載/2021年12月号 |
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| 教育研修は、砂埃を蹴散らせながら猛スピードで爆走していく私の軌道修正をしてくれた - 私の販売集大成ノート(15) | |
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教育研修の重要性を身をもって理解した
ポンパドウルではマネジメントや製パン技術習得の為の教育・研修が、積極的に且つ効果的に実施された。1988年、神奈川県の油壺に研修センターが設立された。人材育成システムや人事トータルシステムが確立されて有効に機能した。私は、在職中に教育・研修の受講者として幾つかの恩恵を受けたが、自己啓発の機会を与えて頂いたことに感謝している。 34年前の私の課長時代の仕事振りを今振り返ると、傷跡だらけで汚れたダンプトラックが、目的地に誰よりも早く着く為、砂埃を蹴散らせながら猛スピードで爆走している様子が浮かんでくる。現在であればパワハラギリギリの、もしくはそれに抵触した仕事ぶりだった。そうした遣り方が間違いであることをポンパドウルの教育・研修は指摘し、軌道修正に力を貸してくれた。事程左様に教育・研修の効果を実体験していた私はその重要性を深く理解している。 人材育成の方法や考え方も様々 人材育成に関してのセミナーや書籍はこれでもかと言わんばかりに、数多く出版されている。人材育成の方法や考え方も様々であるが、そのスタイルを大きく分けると、集団研修、個別研修、自己啓発の3つになる。教育担当者やトップは受講者の現状と照らし合わせて、誰に何が必要で、どの様な研修プログラムに参加させるか、慎重に選ぶ事が重要である。教育・研修の効果は、受講者全員一様に同時に現れるものではない。担当者やトップは効果が直ぐに出る事を期待するが、急ぐべきではない。事前に教育担当者と受講者の間で「何時までに、どのようになっているか」の話し合いを持ち、双方の一定のコンセンサスを得ておくことが必要である。「こんなはずではない。こんな結果を期待していなかった」という、不毛な意識のズレを事前に解消することが望ましい。 PDCAの行動サイクルの重要性 教育・研修は思い付きや行き当たりばったりでは、期待する成果を望む事は出来ない。そこで重要な事は、「P(プラン、計画)」「D(ドゥ、行動)」「C(チェック、評価」「A(アクション、改善)」のいわゆるPDCAの行動サイクルである。計画を立て、実行して、振り返り、評価判定して、必要に応じて改善する、という一連の動きが期待する結果を生み出す為に必要不可欠となる。 PDCAは組織の規模に係わらず、全ての業務行動に必要であるが、教育・研修には特に必要である。計画のない行動があったり、行動の振り返りもなく、評価もなく、改善すらなかったり、と言う事が日々の業務の中でありはしないか。組織の中で時折振り返る時間があっていい。 成長を望まない部下は誰一人としていない 幾つかの教育・研修に実体験として触れてきたが、私が一番理解納得出来たのは、旧日本海軍軍人の山本五十六氏の言葉である。『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ』。 私が、ある責任者が製パンの技術指導をしている場面に出くわした時の事、彼は二人の部下にマニュアルに基づいて説明し終わって「分かったな」で終了した。「おいおい、それで終わりかよ」と言う感じだ。「やってみせ」「させてみて」の大切な二つのポイントを抜きにしたら指導にはならない。またある時は、「対デベロッパーとの交渉を上司が全て遣ってしまうので、俺たちは育ちようがない」という成長を望む部下の不満の声を聞いた事もある。成長を望まない部下や現状に停滞し続ける事を望む者は誰一人としていない。 「耳を傾ける」「承認する」「任せる」「見守る」 山本氏の言葉はさらに続き『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず、やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず』と人材育成の根幹に触れている。 「耳を傾ける」「承認する」「任せる」「誉めてやる」「見守る」「信頼する」。 これらの言葉は成長を促し、大きな励みになることは間違いない。その一言で人は大きく変わることができる。 望月 康男 販売アドバイザー。1946年神奈川県川崎市生まれ。東京都町田市在住。趣味は、ドライブ、登山、ビデオ撮影、映画鑑賞。1978年9月、株式会社ポンパドウル入社後、町田店、六本木店、伊勢佐木町店の販売マネージャー。1985年1月販売課長。1989年6月販売部長。1996年12月取締役販売促進部長。2001年10月取締役広報宣伝部長。2007年2月〜2010年1月顧問。全店の接客、品質、クレンリネス、品揃えの改善点をアドバイス。株式会社ポンパドウルの成長期、成熟期に販売関連業務に携わる。 |



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