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| 未来を拓く様々な製パン製菓機械、原材料が集結 - 2021モバックショウ |
| | 関東混合機工業の国産初のパン生地用スパイラルミキサー「KSPシリーズ」 | | | | 共立プラント工業のパン生地用の急速解凍庫、ショックメルティー | | | | タニコーが18年ぶりに新開発したデッキオーブンの「GUT」 | | | | ツジ・キカイの急速冷凍もできるブラストチラー「ツインパティ」とツジ・キカイの山根証社長 | | | | ネクストの石窯ピッツァオーブ「PZT‐250DUO」 | | 2021モバックショウ(第27回国際製パン製菓関連産業展、主催=協同組合日本製パン製菓機械工業会)が3月9日から12日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。会期中およそ2万3500人の来場者があった。出展企業数は171社、使用小間数は1056。テーマは「進化する技術で!『美味しさ』の実現」。同展示会は、2年に1度、東京と大阪で交互に開かれている。今回が27回目の開催。 展示会では、製パン製菓関連の機械や原材料を製造販売するメーカーなどが、自社の新製品を中心に展示し、様々な提案を行った。 関東混合機工業(電話03‐3966‐8651)は、国産初のパン生地用スパイラルミキサー「KSPシリーズ」などを展示した。「KSPシリーズ」は、同社が日本で初めて純国産のスパイラルミキサーとして開発したもの。ミキサーボウルが上下に移動調整でき、固形の混合物が潰れにくく、生地を取り出しやすい。清掃もしやすい。タッチパネルで操作が簡単。生地作りにこだわるべーカリーから引き合いがあるという。 共立プラント工業(電話06‐6968‐1961)は、パン生地用の急速解凍庫、ショックメルティーなどを展示。冷凍パン生地を、通常の工程の半分程度の時間で、品質を保持したまま均一に解凍・昇温でき、ベーカリーオペレーションの様々な場面で効率化に役立っているという。仕事の効率化や品質保持を、いかに機械で実現するかを考えて開発された機械だ。 タニコー(電話03‐5498‐7968)は、今回18年ぶりに新開発したデッキオーブン「GUT」を発表した。導入実績を重ねる同社の人気オーブン「Vestaシリーズ」に引けを取らない性能で、低価格を実現。間口は横4枚差しで1550ミリを実現。全12機種から店舗に適したオーブンを選択できる。スチームを逃がさないレバー式の内開き扉で、ハード系のパンの蒸気コントロールに最適な仕様。 ツジ・キカイ(電話049‐225‐5005)は、「熱々急冷」のキャッチフレーズのもと、揚げたてのカレーパンを、急速凍結して販売することを提案。同社の急速冷凍もできるブラストチラー「ツインパティ」は、揚げたてのカレーパンを品質と形状を保ったまま、マイナス35度Cで急速冷凍できる。この冷凍カレーパンを電子レンジで50秒、トースターで1分温めると、揚げたてのカレーパンを家庭で食べることができる。真空パックを利用すれば、通販での発送も可能だ。 ネクスト(電話048‐778‐2005)は、石窯ピッツァオーブン「PZT‐250DUO」を中心に展示。同オーブンは、今回さらに使い易いコンパクトな形にバージョンアップされ、本格石床を装備。上下2段の高さを変え、ピッツァだけでなく、グリル調理にも幅広く対応した。カフェスペースのあるベーカリーでは、赤いスタイリッシュなオーブンで本格的なピッツァを提供できる。 ワールド精機(電話0942‐65‐1120)は、ガスオーブンを導入することのメリットを訴えた。電気オーブンに比べて値段は高く、初期設備に費用がかかるが、燃費が電機オーブンに比べ格段にいいので、電気オーブンとの価格の差額は短期間で回収できるという。パワーは、電気オーブンに比べて強く、ふっくらとボリュームのある焼き上がりで、ベーカリー向きだという。
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| | ワールド精機のガスオーブン「フラーム」は、独自技術の燃焼バーナーを採用し低ランニングコストを実現 | | | | 右から、ドンクの合田、アンデルセンの堀田、神戸屋レストランの梅谷の各氏 | | | | クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブランジュリー日本代表選手の最終選考会の表彰式の様子 | | 2021モバックショウでは、展示会に華を添える様々な併催イベントも開催された。そのひとつであるパンの世界大会、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブランジュリー日本代表選手の最終選考会では、最終選考に残ったパン部門6人、ヴィエノワズリー部門6人、飾りパン部門4人の合計16人が代表の座に挑んだ。厳正な審査の結果、日本代表選手は、パン部門がドンクの合田知弘氏、ヴィエノワズリー部門がアンデルセンの堀田圭介氏、飾りパン部門が神戸屋レストランの梅谷誠吾氏にそれぞれ決定した。 表彰式であいさつに立った、日本代表選考を担当する日本フランスパン友の会の中土忠会長は「製パン業界を支えているのは、職人たちの卓越した技術だ。若い人たちが、自分の技術を試し、チャレンジする大事な大会だ。高い緊張感とモチベーションを持ち、大変頑張っていた。選手たちが一生懸命打ち込んでいる姿が、今後のパン業界の発展につながると感じている」と話した。 また、審査員を務めた日本パン技術研究所教育部長の山本剛史氏は「2020年4月に募集を始め、60人の申し込みがあった。世の中が混乱する中、8月に1次審査、12月に2次審査を実施し、16人を選んだが、実力伯仲だった。作品の質、技術力、衛生管理能力などを総合的に判断して3人を選んだ」と講評した。 さらに、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブランジュリー実行委員長で神戸屋の河上洋一氏は「コロナ禍で色々なイベントが中止される中、モバックで最終選考会を開催できたことは喜ばしいことだ。技術、技能は、競争によって磨かれる。今後は、世界を目指して頑張ってほしいと思う。フランスの大会本部から、2022年1月23日から25日まで開催されるユーロパンの会場でクープ・ドゥ・モンド・ドゥ・ラ・ブランジュリーの世界大会を開催するとの連絡があった。2020年に参加した12か国が参加し、実施するとのことだ。先が見えない状況ではあるが、企業の枠を越えて、パンを作る喜び、楽しみ、醍醐味を味わってほしいと考えている」と挨拶した。
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