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| お店拝見/2021年5月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

現在売り場に並べるパンは、約40〜50種類。移動販売のときの約30種類から増え、ハード系が充実した。土日限定で「パン ド ロデブ」(ホール税込864円)もある。 「『パン ド ロデブ』はリピーターの方が多いですね。一度買ってくれると気に入ってくれる率が高い商品ですが、初めてだと手が出しにくい商品だと思っています。ですので、気になっていそうなお客様に対しては、『かたそうに見えるけど、かたくないですよ』と、一言でも声掛けするようにしています」(吉岡さん) 「パン ド ロデブ」は、プレーンのほか、ナッツやフルーツを生地に練り込んだものや、抹茶味、チーズ味など、毎回3〜4種類用意している。また、ホールだけでなく、ハーフカットや4分の1カットの価格もプライスカードに明記し、気軽に購入してもらえるようにしている。 「色々と種類を展開することで、『パン ド ロデブ』の魅力を、多くのお客様に知ってもらう機会作りに繋がればと思っています」(吉岡さん) 移動販売のときから現在も根強い人気の商品は、「クリームパン」(税込173円)だ。ふんわりとしたパンと中のとろっとしたカスタードクリームは、一口かじると、口の中で一体化するようなやわらかさだ。カスタードクリームは自家製で、控えめな甘さが卵の風味を引き立てる。同店は、クリームや粒あん、カレーなどのフィリングはほとんど自家製だ。 「『クリームパン』はずっと人気ですが、ちょこちょこ改良を続けています。ブリオッシュ生地を使っているのですが、今は全粒粉を10%入れているんですよ」(吉岡さん) 全粒粉は、「山型食ぱん」(税込313円)や「角食ぱん」(税込292円)以外のほとんどの商品に入れている。幅広い世代に人気の「ミルククリーム」(税込173円)は、フランスパンに自家製練乳クリームをサンドした商品で、このフランスパンには20%全粒粉を入れている。クリームの甘い味に、全粒粉のコクが加わって、複雑味のある味わいになる。 「全粒粉を入れると食感が変わり、コクが出ます。最初は入れていなかったのですが、試作をしているうちに、ほとんどのパンに入れるようになりました。全粒粉入りでなければちょっと物足りなさを感じるようになってきたんです。また、全粒粉の食物繊維が身体にいい点も気に入っています」(吉岡さん) 景色のいい場所でパンが食べられるベーカリーカフェ 吉岡さんは修業時代に、健康の大切さが身に染みる経験をしている。職業病とも言える立ち仕事によって起こる身体の不調で、手術もしている。今でも完全に治っている訳ではなく、体の不調とはずっと付き合っていかなければならないが、それでもパン作りを続けていくのは「パン作りが楽しくて、パンを食べるのが好きだから」(吉岡さん)だ。 「今の店舗はスペースが足りなくて難しいのですが、将来的にはできたてのサンドイッチを食べてもらえるようなカフェを併設したいなと思っています。景色のいいところで、おいしいパンを食べてもらえるベーカリーカフェを開くのを目標に頑張ります」(吉岡さん) 店名:panya junya 住所:〒814‐0002 奈良県香芝市逢坂6‐736‐1 電話:0745‐78‐6868 営業時間:午前7時30分(土日祝は午前7時)〜売切れ次第終了 定休日:月曜、火曜 品揃え:40〜50品目 スタッフ:製造常時1人、販売常時1人 店舗面積:売り場約3・5坪、厨房約8・5坪 日商:平日5〜6万円、土日約10万円 | |||||||||||||

| この記事の読みどころ
●開業する前、パンの移動販売をしていた。
●固定窯をメインに使用し、コンベクションオーブンの機動力もフル活用する。 ●「パン ド ロデブ」は、リピート率が高い商品だが、初めてだと手が出しにくい商品。店の品格を示せる商品でもある。 |


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