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| お店拝見/2021年3月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

同店は約15年間営んできたというアンティーク雑貨を扱うベーカリーカフェを居抜きで引継ぎ、開業した。建物全体のアンティーク風な雰囲気も残している。ただ、外壁は一部色を変えた。全体が白色だったのを、窓枠など一部を黄色に変え、卵の白身と黄身をイメージさせる色合いにし、「たまご専門店」を表現した。 「人気店だったのですが、オーナーのご厚意で、当社に声掛けしていただきました。もともとベーカリー事業は考えており、立地も希望に合っていました。いい景色とおいしい空気の中で、体の中から美しくなる食べ物を提供したいという、当店のコンセプトに合致していたのです」(斎賀さん) 引き継いだのは店舗だけではない。人気商品やそれらを作る製造スタッフもだ。 「TAMAGOYAブレッド」(税込367円)や「ハードトースト」(税込367円)などの食パンは、味を変えないよう、ほぼレシピは変えていない。材料は地元産に替えられるものは替えたが、小麦粉は同じ銘柄を使っている。 「作る職人も変わっていないので、味は変わっていないはずなのですが、開業当初は『味が変わった』と言われたことがあります。店名や見た目が変わったからでしょうか。ですがしばらくして、お客様が戻ってきたので、認めていただけたのかと思います」(斎賀さん) 「ねぎくるみ」(税込388円)も引き継いだハード系の人気商品。くるみだけでなく、ねぎが入っている点が独特だ。 「ねぎの産地を、もともと県内産だったのですが、より地元に近い地域に替えたくらいで、ほかは変えていません。食事系は充実させていきたいので、人気だった前の店の商品を引き継ぐことは欠かせませんでした」(斎賀さん) 一番人気の「TAMAGOYA焼カレーパン」は、同店開業後の新商品だが、パン生地が実は、引き継いだ食パンの生地を使用している。2つの店の良さが融合して生まれた商品と言える。 今後は、ネット通販もできればと計画中だ。 「新型コロナの流行がなければ考えもしなかったことが沢山ありますし、いい機会と捉えて、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思っています」(斎賀さん) SHOP DATA 店名:たまご専門店 TAMAGOYA ベーカリーカフェ 住所:〒419‐0104 静岡県田方郡函南町畑374‐63 電話:055‐974‐4422 営業時間:午前8時〜午後5時 定休日:なし 品揃え:パン約30品目 スタッフ:製造・調理常時8人、販売・ホール常時3人 店舗面積:売り場(パン以外の商品含む)15坪、厨房10坪、カフェ30坪 日商:平日約25万円、週末約45万円 | |||||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●パンという食品を媒体として使用し、日常的な食材の卵のおしいさを表現する。
●パンと卵の掛け合いから、様々な可能性が生まれ、互いの価値を高める効果が得られる。 ●新型コロナウイルスの流行がなければ考えつかなかったことが、たくさんある。 |


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