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| インタビュー/2021年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| コロナ禍だからできることが沢山ある | |
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オンラインでのやり取り
――コロナ禍において、対応していることや、これまでと変わったことなどをお聞かせください。 高田 まず人数制限ですよね。どのパン屋さんも一緒だと思うのですが、売り場がそんなに広くないので、入店されるお客様を5名様までに制限しています。そのため天候や気温に関係なく、外でお待ちいただくことになってしまうのが心苦しいですね。あとは、換気をこまめに行ったり、レジ前にカーテンを設置したり、時間帯によって個包装にしたりと、感染予防対策はとっています。ただ飲食店の中で、パン屋は割りと恵まれているほうだと思います。お客様の滞在時間が短いですし、個包装にすることもできますしね。あと、コロナ禍になって、真っ先にやったのはホームページの充実とSNSの活用です。焼き上がりのパンをその都度インスタグラムとフェイスブックに掲載し、お客様が電話で予約しやすいようにしています。おかげさまで土日は電話が鳴りっぱなしのような状況で、電話番専門のスタッフを配置したいくらいなんです。オンラインショップも充実させて、県外のお客様も増えました。冷凍の技術も上がってきているので、お取り寄せの冷凍のパンは、思ったほど劣化していないと思いますね。お店で買ったパンを翌日食べるという感じで、十分、美味しく食べられます。私も、このコロナ禍になってから、日本中のパン屋さんとつながって、各地の美味しいパンをたくさん取り寄せて食べています。勉強にもなりますし、実際には会えなくても情報交換などもできています。コロナ禍は大変なことですが、逆に、今だからこそできることもあるんじゃないかと思って実行しています。 ――2020年7月からのレジ袋有料化では、どのような変化がありましたか。 高田 うちはビニール袋と紙袋があります。パン屋の場合、紙袋のコストが割りと高いのですが、その分をお客様にご負担いただく分、食材購入費などに充てられるようになりました。エコの観点からもスムーズに有料化できてよかったと思っています。特に都会と違って地方だと、パンの価格を高く設定できない事情がありますし。 ――最後に、これだけは伝えておきたいということがあればお願いします。 高田 ぜひ、言っておきたいことがあります。栃木県の人たちは、一生、栃木でいいや、というところがあって、とにかく栃木県から外に出ていかないのです。確かに栃木には美味しい食材や美しい風土や豊かな自然もあるのですが、やっぱりもっと外に目を向けて、色々なところに美味しいものがたくさんあるということを知ってほしいのです。私は若い時から、世界中の美味しいものと出合い、学び、まだまだ知らないことがあるのだと思い知らされました。今はコロナ禍でもあり、皆さん大変な思いで過ごしていると思います。ですから、今、本当に今、生きているうちに美味しいものをたくさん食べてもらいたいし、食べる喜び、生きる喜びを味わってほしいと切に願っています。栃木県の人が外に出ていかないのなら、栃木県出身の私が、この小山でとびきり美味しいパンを食べさせてあげたいと心の底から思っています。 |

| 取材メモ
「森のパン屋」のオンラインショップで12月限定シュトレンセット購入しました。商品が届いて、段ボール箱を開けたら、ふたの裏側に「Thank you from mori no panya」と黒マジックで書かれていました。かわいらしい文字とともに、クマさんの絵も描かれていて、自宅にいながら、おとぎの国のような「森のパン屋」に行ったような気分になりました。
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