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| ブランスリー新聞/2020年12月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ハラペーニョを洗い流すように
4月13日付けのクリスチャン・サイエンス・モニター紙は、カナダのブリチッシュ・コロンビア州の保健長官、ボニー・ヘンリー(Bonnie Henry)さんが、新型コロナウイルス感染症の初動対策において、手洗いの方法を「ハラペーニョを指から洗い流すように」というユニークなたとえで指導したことで、州内の感染者を最小限に抑え、州の英雄となったことを伝えている。ハラペーニョは青唐辛子の一種だが、生のハラペーニョの前処理の際に、へたをとったり、種を抜いたりしたあとに指先に残ったかすをきれいに洗い流すように手洗いをしないといけないと指導したのだそうだ。筆者は、ある看護学校で授業を受け持っているが、ボニー・ヘンリーさんが元看護師ということもあって、その授業の中で、この件を取り上げた。さぞかし、日本でも周知の事実かと思ったら、そうではなかった。看護学校の生徒はともかく、教員の看護師たちでさえも、この事実を知らなかった。学生たちは、一つの秀逸な比喩が感染を激減させた事実に驚いていた。
ベーカリーにおいても、「手洗いの励行」だけでは効き目はない。「ハラペーニョを指から洗い流すような手洗いの励行」でないと効果はない。ウイルスは指先に集中するからだ。もし、ベーカリーで感染者が出た場合、店は一定期間閉めざるを得ない。小田勝己(大学非常勤講師) |




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