記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| インタビュー/2020年6月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 緊急事態の中でSNSが大いに役立つ - トーホーベーカリーの松井成和社長 | |
|
全世界的な新型コロナウイルス感染症の流行により、パン業界も新たな対応を模索している。その中で、SNSの活用がベーカリーと来店客、およびベーカリー同士を繋ぐ重要性なポイントになっているという声が聞こえている。以前からSNS活用で成果を挙げている東京・三鷹市のトーホーベーカリー松井成和社長に話を聞いた。
|


| SNSとHPをうまく使い分ける
リスクを背負っての営業
───どのようなSNSをお使いですか。 松井 「フェイスブック」と「インスタグラム」です。その2つがメインですね。フェイスブックはフォロワーが2700人を超えて、インスタグラムはもうすぐ2000人に届くところです。日に日にフォロワー数は増えています。もちろんお客様が大半で、フォロワーの同業者率は数パーセント程度ですね。 この2つのサービスの好きなところは、見たい人が見たいときに情報を手に入れられる点です。私の好みですが、お店側からメールサービス等で情報が送られて来るのがあまり好きではないのです。一方的に感じてしまいます。その点、SNSでの発信は、お客様が自分から見るという姿勢なので、自然と目に入っていくだろうし、押しつけがましくないと思います。それくらいの方が、見る人の気持ちもわかりやすいので、そちらを使っています。 ───お店のホームページもお持ちですが、使い分けはどうされているのですか。 松井 ホームページは制作会社に頼んで更新するのですが、こちらには消費税率の変更のアナウンスとか全体的な情報の掲示に使っています。SNSは自分で更新できるのがいいですし、新しい情報が自然に一番上に来るから常に新鮮な情報が提供できますよね。ホームページと比べて無料の上に手間も掛かりません。動きのあるパン屋さんである事を表現できますから一石二鳥です。 ───ところで、同業者とはどのように情報交換をされているのでしょうか。 松井 これまでも定期的に情報交換をしていたパン屋仲間では、オンライン飲み会で情報交換をしたり、電話でお店の近況等話しています。話題になるのはやはりスタッフの事です。店舗に出て接客をするスタッフがいちばんリスクを背負っていますから。最前線に出ているスタッフの事を思うと、やはり手当で目に見える何かを付けようと考えています。お互いに「うちもやろう」という話になっていきました。 スタッフには学生アルバイトもいますから、親御さんからお電話をいただいて「申し訳ないけどしばらく出勤させられません」といったお話もありました。私もそういうお話に対して「来て下さい」とは言えません。実際、売上はいつもの2〜3割くらい増えています。でも、スタッフやお客様の安全を考えれば到底手放しで喜べません。外出機会のないお客様からは、「ベーカリーの楽しい雰囲気やおいしいパンの味が、すごく心のリフレッシュになる」「癒やしになる」と、お声をいただきます。ありがたいですし、答えていきたいですが、複雑な難しさがあります。リスクがある以上、最大限の慎重さで営業するしかありません。「何かあったときは次の日から営業できないかも知れない」という危機感はスタッフにも伝えています。 休業要請に苦しんでいるレストランとはまた違う、ベーカリーならではの苦しさも正直あります。それを共有して協力し合い、ベーカリー全体で進化していくための大きな武器になるのも今はSNSではないでしょうか。 |


2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。













