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| 講習会/2020年3月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| 「また食べたい」と思ってもらえるか | |
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西川功晃講師の話 「サブール」は液状のバターということで、本当にいい商品が生まれたなと思っている。普段から澄ましバターを作ってストックしておいて、焼き上がり後に塗ったりとかはよくしていた。シュトーレンの漬け込みとかいろんなものに澄ましバターを使う。澄ましバターを作るのには上澄みだけをとったりとか非常に手間が掛かるし、このバターのない時期に、澄ましバターを作るのはもったいないということもある。澄ましバターを作ると、冷蔵保存することになるが、必ずかちかちに固まってすぐには使えない。かといって、常温でずっと置いておくと酸化するのでよくない。そんなときにサブールを知って、味も香りもバターと同じようでよかったし、とてもピュアな感じがした。最近よくバターフレーバーなどの製品が出回っているが、パンに染みこませて使うと嫌な感じが残ってしまう。一口目はいいが、そのうち辛くなってくる。また食べたいと思ってもらうためには、嫌な感じが残らないようにすることが大事だ。
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| ルーレ・ブリエ | |
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パン・ブリエの生地を細長くのばして、サブ―ルを塗って焼成。
【配合グラム】 中力粉‥‥‥‥‥‥‥‥1000 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥30 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 セミドライイースト‥‥‥‥‥4 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 発酵生地‥‥‥‥‥‥‥‥200 アトラクトリッチ(コンパウンドマーガリン)‥‥‥‥‥‥‥‥30 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥660 【工程】ミキシング‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥L6分H4分(アトラクトリッチ投入)L2分H2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥30分(パンチ) 冷蔵‥‥‥‥‥‥‥5度C12時間 分割‥‥‥‥‥‥‥250グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥40分 成形‥‥‥‥‥‥‥①ガスを抜きながら40センチ程度の長さに平べったくのばす②上面にサブ―ルを塗り、塗った面を内側にして半分に折りたたむ(写真1)③表面に霧を吹いて下から巻き上げ(写真2)、巻き終わりの端を底面に折り込む ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30分 焼成‥‥上火250度C下火220度C15分(焼成前に上面にサブ―ルを塗り=写真3=、塩を振りかける。焼成後すぐにサブ―ルを塗る=写真4) 西川功晃講師の話 うちの店でとてもよく売れている商品。冷蔵庫で冷やしておいた生地を常温に戻して使用。サブールの場合は、生地が冷たい状態で塗っても固まらないので、作業性がとてもいい。ホイロ後と焼成後にサブールを塗る。 |

| ブリエ・フロマージュ | |
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チーズをたっぷりと巻き込み、サブ―ルをたっぷりと塗って焼成。
【配合グラム】 中力粉‥‥‥‥‥‥‥‥1000 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥30 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 セミドライイースト‥‥‥‥‥4 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 発酵生地‥‥‥‥‥‥‥‥200 アトラクトリッチ(コンパウンドマーガリン)‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥660 【工程】 ミキシング‥‥‥L6分H4分(アトラクトリッチ投入)L2分H2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥30分(パンチ) 冷蔵‥‥‥‥‥‥‥5度C12時間 分割‥‥‥‥‥‥‥300グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥40分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ガスを抜き、さいの目状のゴーダチーズを80グラム巻き込んで、ナマコ形に成形する(継ぎ目は下にする) ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥30〜40分 焼成‥‥上火250度C下火220度C15分(焼成前に上面にサブ―ルを塗り(写真5)、パルメザンチーズパウダーを振りかけ(写真6)、カットを入れる。焼成後すぐにサブ―ルを塗る) 西川功晃講師の話 うちの店では、人手がないので、大きく焼いてカットして販売している。この商品も焼く前に生地にサブールを塗り、さらに焼き上がってからもサブールを塗る。ゴーダチーズの代わりにプロセスチーズを使っても、サブールを塗ればとても美味しく仕上がると思う。 |

| ガレット・バターコーン | |
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丸く平たいガレット形に成形して焼成。サブ―ルを焼成前と後に塗ることで、表面がかりっとした食感になり、中のもちもちとした食感とのコントラストが楽しめる。
【配合グラム】 中力粉‥‥‥‥‥‥‥‥1000 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥30 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 セミドライイースト‥‥‥‥‥4 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 発酵生地‥‥‥‥‥‥‥‥200 アトラクトリッチ(コンパウンドマーガリン)‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥660 【工程】 ミキシング‥‥L6分H4分(アトラクトリッチ投入)L2分H2分(ミキシング後生地1キロに対してヨーグルトを200グラム混ぜ込んでミキシングし、その生地1キロに対して粒のコーンを300グラム混ぜ込む) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥30分(パンチ) 冷蔵‥‥‥‥‥‥‥5度C12時間 分割‥‥‥‥‥‥‥300グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥40分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥軽く丸め直して、綴目を下にして布取りする ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30分 焼成‥‥‥‥‥‥‥上火250度C下火220度C15分(焼成前に上面にサブ―ルを塗り、塩を振りかける。焼成後すぐにサブ―ルを塗る=写真8) 西川功晃講師の話 うちの店でよく売れいる商品だ。コーンの美味しい季節にコーンを仕入れて作り出したところ、評判がよかったので、コーンが旬の時期だけではなく、通年の商品として製造販売している。旬の時期以外は冷凍のコーンを使っているが、それでもとても美味しいパンができる。生地の中にヨーグルトを入れているので、コーンにジューシー感が出る。 |
| バターから常温で液状の乳脂肪を取り出す | |
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ミヨシ油脂食品本部営業企画部の高橋芳枝氏の話 「サブール」という商品は、液体のバターオイルという珍しい原材料を使用しています。開発の段階から、西川シェフにアドバイスを頂き、特徴のある面白い製品に仕上がったと思っています。
「サブール」はフランス語で、味とか風味という意味になります。濃縮されたバターの香りと味を皆様にお届けしたいという思いをこめて開発しました。 乳脂肪を10度Cにして、固形状になる部分を取り除き、液状になる部分だけを取り出して、液状の菜種油とブレンドしています。バター本来の甘みとコクを凝縮した製品になっています。 バターには「ラクトン」という香気成分が含まれています。「ラクトン」は桃や杏などのフルーツやジャスミンなどにも含まれていて、フルーティーで甘い風味が特徴の香気成分です。 「サブール」は、このラクトンをバターの3倍以上含んでいます。そのため、少量でも、バター本来の甘みとコクを感じることができます。 「サブール」は、常温で液状で、冷蔵庫に入れておいてもがちがちに固まるということはありません。結晶性が低いので、長時間冷蔵庫に入れておいて、万が一結晶が浮遊してきてしまっても、品質にはまったく影響なく、常温に置いておけばすぐに液状に戻ります。バターのように溶かす必要がないので、多くの量を使う場合には、大きな優位性があるものと考えます。 「サブール」の容器には、醤油などでよく使われている密封ボトルを採用しています。このボトルは2重構造になっていて、中身と空気との接触が減少し、酸化を防ぐことができます。サブールはバターオイル分が67・5%と高く、酸化しやすいデリケートな製品になっていますので、この鮮度保持力の高いボトルを採用しました。また、冷蔵庫に入れやすいように内容量を400グラムとしました。 「サブール」は、製品分類は乳等を主要原料とする食品で、400グラムのボトル12本がダンボール箱に入っています。 西川シェフには、「サブール」をパンに塗ったりかけたりして、様々な使い方で、「サブール」だからこその美味しさを表現していただいております。 |
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