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| お店拝見/2020年1月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

浅井さんはコンテストへの応募を積極的に行っている。開業して間もなくの忙しい時期も、結果を残すこと以上に応募する過程に価値を見出し、挑戦した。 開業前に約8年間、昭子さんとともに勤務した東京・葛飾区の「ブーランジェリーオーヴェルニュ」へ入社した一番の理由も、コンテストに挑戦できる環境があるということだった。2015年開催のパンの世界大会「ibaカップ」に日本代表で出場し優勝という偉業を達成したが、その結果以上に、「練習で得たものは今も役立っている」と浅井さんは振り返る。 「新商品開発などで、アイデアに困ることがありません。コンテストや大会などの練習で、引き出しの数が増えてアイデアのストックになっているんだと思います」(浅井さん) また、下処理などの食材の扱い方については、「他店と同じものを使ってもおいしくできる自信がある」と、浅井さん。 「ぶどうパン」(税込250円)などに使うレーズンなどのドライフルーツは、酒を使うなど手間暇かけ、「個性的な下処理を行っている」(浅井さん)。 いいものを作るのに、高い材料を使うのではなく、下処理を工夫するという。 「日常の食事として過剰品質にはせず、買える値段の範囲内でおいしく作ることを基本にしています」(浅井さん) フィリングは自家製にこだわり、「粒あんパン」などに使う粒あんも厨房で炊いている。 「あんこも、配合や炊き方を色々試したら自分で作ったものの方がおいしいと思ったんです。既製のものとは全然違うので、差が付けられます」(浅井さん) 浅井さんのパン作りには、手間や効率を考えるよりも、自分が感じるおいしさを優先する姿勢がある。 「サンドイッチに使う食パンも、当日焼いたものを冷まして使います。前日焼きのものが効率的ですが、食べたら絶対に当日焼いたものを使った方がおいしいんです。おいしいことを知っているのに前日焼きを使うとすれば、お客様をだましているような気になってしまいます」(浅井さん) 分かりやすさ重視の店名とパンの味 「店名は、皆さんと共にという意味を込めましたが、分かりやすさが大事だと思って付けました。分かりやすくて言いやすければ、覚えてもらえるし、色々な人に伝えてもらえると思っているからです」(浅井さん) パンは、食感を重視している。クロワッサン生地を使った「究極のザクザクチョコクローネ」(税抜260円)や「カンノーリ」(税抜200円)はザクザクとしたクリスピーな食感を追求した製品。「とろける生食パン」(税抜270円)は、もっちりしっとりの新食感を謳った製品で、成形は通常の食パンの半分以下の高さにしなければ焼成できないほど、吸水の多い特殊な生地で作る。 「どんな味かと訊かれても、表現するのは難しいと思います。でも、食感なら、パリパリとかザクザクとか、言葉で言いやすいんです。口コミも広まりやすいと思います」(浅井さん) SHOP DATA 店名:トモニパン 住所:〒286‐0017 千葉県成田市赤坂2‐1‐15 電話:0476‐27‐1050 営業時間:午前9時〜午後8時(売切れ次第閉店) 定休日:火曜、水曜 品揃え:約70品目 スタッフ:製造常時1〜2人、販売常時1〜2人 店舗面積:売り場約5坪、厨房約14坪 | |||||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●淡い色の店はやわらかい雰囲気が出て、どんな人にも入りやすい。
●パンのコンテストに参加して得たものは計り知れない。 ●同じ原材料を使っても、他店よりおいしいパンを作る自信がある。 ●原材料を下処理することで、パンがおいしくなる。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |


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