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| 講習会/2019年12月号 |
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| ドイツパンとドイツ菓子を紹介 | ||||||||||
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根岸靖乃講師の話 今日は、ドイツ菓子とドイツパンを紹介する。ドイツパンの食べ方は、8ミリから1センチぐらいの厚さにスライスして、バターを塗って食べるのがいいと思う。あとはチーズやハムを合わせて食べるのがいい。ジャムを塗って食べても美味しい。店で販売するときは、顧客がこうした食べ方を知っていないと、定期的に買ってもらうのは難しいので、食べ方を啓蒙していかなくてはならない。
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| モーンクーヘン | |
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けしの実フィリングをたっぷりと流して、焼き上げる製品。けしの実はドイツではポピュラーな食材。
ミュルベタイク 【配合%】 フランスパン用粉‥‥‥‥100 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥75 粉糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 バニラオイル‥‥‥‥‥‥0・2 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・1 【工程】 ①10コートの縦型ミキサーでビーターを使用し、無塩バターと食塩、バビラオイルをクリーム状になるまで混ぜ合わせ、篩った粉糖を加えて混ぜ合わせクリーム状にする ②(1)に全卵を徐々に加え、クリーム状にする ③(2)に篩ったフランスパン用粉を加え、混ぜ合わせる ④ミキサーボウルを下ろし、生地の手合わせをしてまとめてから、冷蔵庫でねかせる ⑤(4)を4・5ミリ厚に延ばし、8取り天板の大きさに合わせて長方形にカットし、上火170度C下火170度Cで18分空焼きする モーンマッセ 【配合%】 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 ブルーポピーシード‥‥‥‥‥33 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥22 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥13 デュラム小麦粉‥‥‥‥‥‥‥10 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・1 バニラオイル‥‥‥‥‥‥0・1 レモンオイル‥‥‥‥‥‥0・1 シナモン粉末‥‥‥‥‥0・05 【工程】 ①牛乳、グラニュー糖の半量、無塩バター、食塩、バニラオイル、レモンオイル、シナモン粉末を手鍋に入れ煮立てる ②ブルーポピーシードとデュラム小麦粉を篩にかけたものとグラニュー糖の半量をボウルに入れて混ぜ合わせる ③(1)を(2)に注ぎ入れてよく混ぜ合わせ(写真1)、ラップをかけて密閉し、冷蔵庫で冷却する シュトロイゼル 【配合%】 準強力粉(メルベイユ)‥‥100 粉糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 バニラオイル‥‥‥‥‥‥0・3 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 【工程】 ①キッチンエイドなどのミキサーを使用し、無塩バターと食塩、バニラオイルをクリーム状になるまで混ぜ合わせ、さらに篩った粉糖を加えて混ぜ合わせ、クリーム状にする ②(1)に牛乳を加え、クリーム状になるまで混ぜ合わせる ③(2)に篩った準強力粉を加え、そぼろ状になるまで混ぜ合わせる ④冷蔵庫で冷却してから使用する 仕上げ 【工程】 ①冷却したモーンマッセを室温に出し、全卵16%を加えて混ぜ合わせる(写真2) ②空焼きしたミュルベタイクの上にラム酒に漬けたサルタナレーズン(配合外)をのせ、(1)をおよそ2000グラムを流し入れ(写真3)、その上にシュトロイゼルを振りかける(写真4) ③(2)を、上火190度C下火180度Cのオーブンで40分焼成する ④焼き上がり後粗熱がとれたら、5センチ×8センチの大きさにカット 根岸講師のコメント モーンは、黒けしの実のことでドイツのほか、東ヨーロッパ各国でよく食べられている食材だ。バニラエッセンスは水溶性で、熱をかけると香りが飛んでしまうので、バニラオイルを使用している。 |

| ヴァニレキッフェル | |
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バニラが入った生地をU字形に成形して焼き上げたドイツ菓子。
【配合%】 準強力粉(メルベイユ)‥‥100 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥75 アーモンドプードル‥‥‥‥‥40 粉糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 バニラ棒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥粉300グラムに対して3分の1本 【工程】 ①10コートの縦型ミキサーでビーターを使用し、無塩バターにバニラ棒のバニラビーズを加えて混ぜ合わせ、クリーム状にし、篩った粉糖を加えて混ぜ合わせる ②(1)に卵黄を徐々に加えて混ぜ合わせ、クリーム状にする ③篩った準強力粉とアーモンドプードルを加え、ひとかたまりになるまで混ぜ合わせる ④ミキサーボウルから生地を取り出してもみ直しをしてから冷却する ⑤(4)を10グラムに分割し、一度丸めてから、U字形に成形し、天板に並べる(写真5) ⑥(5)を上火180度C下火165度Cのオーブンで15分焼成する(焼成後にバニラシュガーをまぶす=写真6) 根岸講師のコメント キッフェルは、「細長くて曲がった」という意味。ドイツではクリスマスによく食べられるクッキー。バターと卵は常温に戻してから使用する。 |

| オースターフラーデン | |
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ドイツのイースターで食べらるる伝統的なパン。
【前生地配合%】 準強力粉(メルベイユ)‥‥‥‥45 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28 生イースト‥‥‥‥‥‥‥4・5 【工程】 ミキシング‥‥L2分M2分(10コート縦型ミキサー=フック=使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥27度C75%30分 【本捏配合%】 準強力粉(メルベイユ)‥‥‥‥55 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥14 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・2 レモン皮‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 バニラオイル‥‥‥‥‥‥0・2 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 牛乳‥適量(生地の硬さを見ながら調整) サルタナレーズン‥‥‥‥‥‥50 アーモンドダイス‥‥‥‥‥‥10 オレンジピール‥‥‥‥‥‥‥5 シトロンピール‥‥‥‥‥‥‥5 ラム酒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L4分M8分〜(サルタナレーズン、アーモンドダイス、オレンジピール、シトロンピール、ラム酒投入)L1〜2分(写真7、写真8、無塩バター、グラニュー糖、食塩、レモン皮、バニラオイル、全卵はあらかじめビーターで均一に混ぜておく、サルタナレーズンは水洗いしてラム酒につけておく、アーモンドダイスは牛乳=分量外=に約15分浸してざるにあけておく、ラム酒につけたサルタナレーズン、牛乳に浸したアーモンドダイス、オレンジピール、シトロンピールはあらかじめ均一に混ぜ合わせておく、30コート縦型ミキサー=フック=使用) 捏上温度‥‥‥‥‥‥‥‥26度C 発酵‥‥‥‥‥‥27度C75%30分 分割‥‥‥‥‥‥‥600グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥20分 成形‥‥‥‥‥‥丸め直して綴目を下にして天板にのせる(写真9) ホイロ‥30度C70%50分(ホイロ後室温に15分程度おいて、卵を2回塗り、十字にカットを入れる=写真10) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火170度C下火170度C25分後上火160度C下火160度C15分 根岸講師のコメント 前生地を入れる理由は、発酵力を高める意味合いと、風味付けの意味合いの両方がある。今回は発酵時間が30分と短いので、粉の量の約半分を前生地として処理している。ドイツでは仕込み水として牛乳を使うことが多い。風味付けという意味合いがあるが、乳製品が安いということもあると思う。ドイツでは、春分の日の後の最初の満月の日がイースターとなる。ドイツではクリスマスよりイースターの方が重要視されている。 |
| ゾンネンブルーメンケルンブロート | |
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ひまわりの種をたっぷりと使用したライ麦パン。
【サワー種配合%】 初種(TKスターター=ボッカー社)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 ライ麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L3分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C 発酵‥‥‥‥‥26度C12〜16時間 【本捏配合%】 ライ麦全粒粉‥‥‥‥‥‥‥‥40 フランスパン用粉(リスドウル)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 生イースト‥‥‥‥‥‥‥1・8 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25 ライ麦粉(粗挽き)‥‥‥‥‥‥10 ひまわりの種‥‥‥‥‥‥‥‥10 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 沸騰したお湯‥‥‥‥‥‥‥‥20 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥L8分〜(ライ麦粉=粗挽き、ひまわりの種、食塩、沸騰したお湯はあらかじめ混ぜ合わせて、冷却しておく) 捏上温度‥‥‥‥‥‥‥‥27度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥15分 分割‥‥‥‥‥‥1000グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥5分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥棒状に成形して、ひまわりの種(配合外)をつけて(写真11)、型に入れる(写真12) ホイロ‥‥‥‥‥‥30度C45分〜 焼成‥上火250度C下火250度C10分後上火190度C下火200度C45分(スチーム3回注入) 根岸講師のコメント ひまわりの種と粗挽きのライ麦に沸騰したお湯を合わせるのは、ミキシングの際に生地の水分を奪わないようにするため。熱湯の方が水が浸透しやすい。サワー種は、製パン性をよくするために入れる。また、風味をよくする意味合いと、発酵力を強める意味合いもある。サワー種の中には酵母と乳酸菌が混在していて、きちんと管理していれば、イーストが少なくてもいいライ麦パンができる。サワー種は、ライ麦粉の配合が多くなれば、それだけ配合量も多くなる。 |
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