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| お店拝見/2019年12月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

開業したのは2015年。軌道に乗るのも早く、慣れてきた頃の3年目のある時、浅川さんは病気で療養しなければならない事態となった。 「突然でしたし、当時は正直どうしようか、店は諦めなければいけないかなんて頭をよぎりました。でも、常連のご近所の方々から『無理しない程度に、少しでも作って欲しい』などという言葉をもらって、それを励みに、療養して半年後、営業を再開することができました」(浅川さん) 現在は身体のことを考え、午後追加で焼成するものは、一番人気の「食パン」と、土日は混むので総菜系のパンをいくつかという程度に留め、仕事量をセーブするようにしているという。 「以前は、夕方来ても選べる量がないと申し訳ないという思いから、追加焼きをよくしていました。当店は、夫婦2人のやれる範囲で営業していこうというのが基本の考えです。自分のできる範囲で今後も続けていくとすれば、今までのやり方を変えていかなければいけません。追加で焼くものは最小限に絞り、売切れごめんのスタイルでやらせていただくようにしました」(浅川さん) また、定休日も1日増やし、2連休取れるようにした。1日は仕込みや買い出しがあるが、もう1日は完全に仕事場から離れられるようにした。 「休みの1日は、自分のお気に入りのベーカリーに行ったりしています。パンは食べるのも作るのも好きなので」(浅川さん) 浅川さんは子どもの頃、クッキーなどの菓子を作ったり料理をしたりするのが好きだった。大人になり精密機械メーカーに就職したが、「菓子作りをしたい」と、脱サラして製菓製パンの専門学校に入学。卒業後ホテルに就職し、製菓部門を希望するも、製パン部門に配属となった。しかし次第に製パンの面白さに惹かれ、ベーカリー開業を目標に腕を磨く。開業前には個人店でも修業した。 「『パン・ド・ナノッシュ』(神奈川県茅ケ崎市)で修業させていただいたときに、どういう店にしていきたいか、具体的なイメージが固まっていきました」(浅川さん) 店名の「オランチ」は、「おらの家」の造語で、「うちパン屋だから来てよ」という思いを込めた。 「『うちの味を食べてみて』って言えるような個性のあるパンを作っていきたいと思っています。『うちの味』は、いわゆる個性ですから」(浅川さん) SHOP DATA 店名:オランチ ベーカリー 住所:〒252‐0206 神奈川県相模原市中央区淵野辺3‐12‐5 メイクファイブ102 電話:042‐814‐8300 営業時間:午前9時30分〜午後6時(売切れ次第閉店) 定休日:月曜、火曜 品揃え:約80品目 スタッフ:製造常時1人、販売常時1人 店舗面積:売り場7坪、厨房9坪 日商:平日約8万円、土日約10万円 | |||||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●生の青果を加工して、パンにあしらうことで、華やかさを演出する。
●食パンが美味しいと、他のパンも美味しいと思ってもらえる。 ●ハード系のパンの試食提供に力を入れた結果、ハード系の売り上げ構成比が2割から4割に増えた。 ●病気療養を経験し、無理なく続けられる店舗運営を模索した。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |

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