製パン製菓の機械が集結4日間でおよそ4万人が来場 - 2019モバックショウ - ブランスリー電子版

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レポート/2019年4月号

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製パン製菓の機械が集結4日間でおよそ4万人が来場 - 2019モバックショウ
2019モバックショウには4日間でおよそ4万人が訪れた
開会レセプションで挨拶する日本製パン製菓機械工業会の増田文治理事長
製パン製菓に留まらない総合展へ

 2019モバックショウ(第26回国際製パン製菓関連産業展、主催=協同組合日本製パン製菓機械工業会)が2月20日から23日までの4日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された。会期中およそ4万人の来場者があった。出展企業数は262社、使用小間数は1641。テーマは「つながる技術、広がる美味しい笑顔」。同展示会は、2年に1度、東京と大阪で交互に開かれている。今回が26回目の開催。
   ◇
 2019モバックショウでは、製パン製菓の機械や原材料が数多く展示された。また、食品加工機械や包装機械、厨房機器、店舗設備、情報処理機器なども展示された。
 様々な併催行事も行われた。食パンや菓子パンなど、日本のパンでその技を競う「第4回ベーカリー・ジャパン・カップ」が開催されたほか、2020年にフランスで開かれるパンの世界大会、クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジェリーに出場する日本代表選手3人によるデモンストレーションやセミナーなども行われた。
 初日の20日午後5時30分から、モバックショウ出展企業関係者や業界関係者らを招いてのレセプションが、幕張メッセ・コンベンションホールで開かれた。
 主催の日本製パン製菓機械工業会の増田文治理事長は「私どものユーザー業界である製パン製菓業界は、食の安全・安心へのより一層の取り組み、人手不足や人件費が高騰する中での働き方改革への対応、高齢化社会到来により激変する消費社会への対応など、沢山の難しい課題を抱えておられます。2019モバックショウでは、こうしたユーザー業界の課題解決の提案を積極的に行い、日本の製パン製菓業界のさらなる成長発展を図ってまいる所存です」などと挨拶した。



第4回ベーカリー・ジャパン・カップの食パン部門で優勝したベーカリータカダの高田知明氏
食パン部門優勝の高田知明氏を囲んでの記念撮影
食パン部門優勝の高田知明氏の作品。右が「大地の旨味食パン」。左が「和」
菓子パン・食事パン部門優勝の鈴木俊介氏の作品。「ショコラ柚子〜冬〜」「まるごとマロン〜秋〜」など
食パン部門の参加者らと審査員らが集まって記念撮影
高レベルだったベーカリー・ジャパン・カップ

 「第4回ベーカリー・ジャパン・カップ」では、 「食パン」「菓子パン・食事パン」の2部門で、製パンの腕が競われた。 同コンテストは、「日本のパン職人による日本のパン」のトップを決定するコンテスト。日本のパン業界の発展や製パン技術の向上を目的に2年に1回開催されている。
 食パン部門で優勝したのは、3種類の全粒粉を配合した「大地の旨味食パン」と、狭山茶を使用した食パンの「和」を出品したベーカリータカダ(埼玉県)の高田知明氏。菓子パン・食事パンの部門で優勝したのは、「ショコラ柚子〜冬〜」「まるごとマロン〜秋〜」などを出品したソレイユ(千葉県)の鈴木俊介氏。
 食パン部門で優勝した高田知明氏の話 「大地の旨味食パン」は、国産小麦で美味しい食パンを作るにはどうしたらいいかを考え、北海道産のオーガニックで小麦の全粒粉と、「キタノカオリ」という十勝産小麦の全粒粉、北海道産の「春よ恋」という小麦を細かく挽いた全粒粉の3つの全粒粉を使っています。そのまま使うと臭みが出てしまうので、それを抑えるために、冷水と塩で3日間冷蔵庫で寝かせています。これを「春よ恋」の小麦粉でつないで生地を捏ね上げています。非常にきめが細かくて、味と香りがあるパンに仕上がっています。さらに柔らかさと口溶けのよさを出すために、湯種を使っています。小麦粉はすべて北海道産なので、砂糖も北海道産の甜菜糖を使っています。また、日本のパンのコンテストということで、酵母も日本らしいものを使いました。「国の菌」というのがあって、それは麹だそうです。ですから、麹を使った酵母である「ホシノ酵母」を使いました。「和」は、地産地消と健康を考えた食パンです。私は埼玉県の狭山市が地元ですが、お茶で有名で、「狭山抹茶 明松」という抹茶を使いました。これに豆乳と黒五を入れました。練り込み油脂は太白油という無味無臭のごま油を使っています。このパンに関してはデザート食パンという捉え方です。今、甘い食パンが流行っていますが、これはもう思い切り甘い食パンで、皆で切り分けて3時のおやつなどに食べて頂きたいと思っています。この形は、「和」と「輪」をかけて、沢山の輪に包まれたパンを表現しています。



2019モバックショウ出展企業スナップ
掲載は五十音順です。

関東混合機工業(電話03-3966-8651)のスパイラルミキサーは、生地をやさしくミキシングする。日本でパン用のスパイラルミキサーを製造する会社はほかにないという。
共立プラント工業(電話03-5679-0711)のドウコンディショナー「パンステージ?」は、横幅と奥行きをそれぞれ短くした省スペースタイプが2機種あり、好評だ。
新光食品機械販売(電話047-442-2921)は、「低温完熟製法」を用いた生地を冷蔵庫から出してすぐに焼成して焼き込み調理パンを作る「パンデリカ」のシステムを提案。
ツジ・キカイ(電話049-225-5005)のダブルアームミキサーは、より短い時間でよりいい状態でパン生地を捏ね上げる。同社はこの事実を地道にパン業界に浸透させていきたいという。
ネクスト(電話048-778-2005)のチョコレートリファイナーは、カカオニブを20ミクロン以下まで細かく磨り潰し、長時間練り続けることで、雑味を飛ばし、風味を向上させる。
レオン自動機(電話028-665-1111)の「イージーデバイダー」は、多加水の生地にも対応する分割機。同社の子会社のホシノ天然酵母パン種と共同で、ホシノ酵母のパン生地を使って実演。


ローリング(電話03-3864-3641)の「ベーカーズセパレ」は、パンの離型油の草分け的な商品で、大手、中小の製パンメーカーに幅広い納入実績がある。
ワールド精機(電話0942-65-1120)の桜島溶岩窯「マグマーダ」は、熱した桜島溶岩からの輻射熱でパンを焼成。ガス仕様のモデルは、東京ガスの「涼厨」の認可を受けている。

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