記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| お店拝見/2018年11月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

現在同店で最も売れているのは、「バゲット」(税込259円)と富士山麓の水を使用した、加水率80%の食パン「トレビアン」(税込324円)で、ほかのハード系のパンも売上げは着実に伸びている。 ジャン・デリニオンさんが開業したのは1990年。最初の頃は、賢治さんが「不遇時代だった」と言うように、地域の人にとって、日本人向けにアレンジすることのない同店の商品を受け入れることはなかなか困難だった。 「キッシュをチーズケーキだと思って買ってしまったとか、マカロンの色が派手だとか、ローストチキンをパン屋がやるなんてとか、よく言われました。それでも作りたいものを作り、ポリシーを曲げずにやってきました。流行に乗った商品など、お客様に媚びるためのものは、作るつもりはありません」(賢治さん) 実は同店は、商売目的で始まった訳ではなかった。ジャン・デリニオンさんが製粉会社で開発の仕事に就いていたとき、趣味でパンを作り始め、作ったパンを近所に無料で配っていたところ、たちまち評判となり、「お金を払うから作って下さい」と申し出る人が出てきたのだ。 「自分たちが、わくわくしたり、珍しいとか面白そうとか思えるものを作らないと、続かないですし、媚びようとするとくたびれます。当店はお客様に対して常に、『こんなおいしいもの、いかがですか』と、おすすめの商品をご紹介したいという姿勢でいます」(賢治さん) 皮のやわらかい、ソフトフランスを求められることも多かったという。しかし絶対に作ることはなかった。 「売上げが上がるからと言って作ることはしません。そもそも当店は儲けようとして始まった店ではありませんから。そして、僕たちが面白いと思って作るパンを評価してくださっているお客様を、傷付けて裏切ることになってしまいます。残る傷跡は、こちらが想像するより深いと思います」(賢治さん) 開業から今年で28年。ハード系の人気も定着し、土曜は遠方からのリピート客が押し寄せ、平日の2〜3倍の忙しさとなる。昨年は、厨房や売り場が手狭になったのと、駐車場を完備するため、約3キロ離れた場所に移転オープンした。 「『ボー・スィエル』に来ると、『楽しいフランス』があるって思ってもらえるように、ポリシーを曲げず、そして謙虚さを忘れず頑張っていきたいです」(賢治さん) SHOP DATA 店名:ボー・スィエル 住所:〒284‐0016 千葉県四街道市もねの里6‐16‐3 電話:043‐310‐6020 営業時間:午前9時〜午後7時 定休日:日曜・祝日 品揃え:パン150〜200品目、菓子約 30品目 スタッフ:製造常時5人、販売常時3人 店舗面積:厨房20坪、売り場15坪 日商:平日22万円、土曜55万円 | |||||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●フランス人の父の想いを継承し、フランスのパンそのものを提供することにこだわる。
●父親が残してくれたフランスへのドアを活用し、他にはない食材を仕入れ、他にはない製品をつくる。 ●客の要望と自分達のこだわりの一致点を地道に探し、ウィンウィンの関係を築いていく。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |


2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

















