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| インタビュー/2018年5月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ベーグルが紡ぐ縁の輪 - 香麦荘の高木淑子さん | |
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東京・豊島区内の有楽町線要町駅から歩いて3分ほどの場所に、今年で開店5年になるベーグルカフェの香麦荘(こむぎそう、電話03−3959−3580)がある。2009年2月に静岡市内に開業し、2013年、現在地に再オープンした。北海道産小麦を使用し、ベーグルを中心に食パン、バゲット、焼き菓子などを製造・販売する。昼にはランチ、夜には酒類も提供する。昨年秋にはさいたま市内に古民家カフェを開店した。客との縁から、都内マルシェへの卸し事業や他県への出店などへの事業拡大の可能性を見出しつつあるオーナーの高木淑子さんに話を聞いた。
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静岡で2坪の店を開業
―――高木さんは縁を呼び込める人なのでは。 高木 どうでしょう。普通に接客しているだけですけど。嫁ぎ先が美容院だったんです。そこで色々と接客のことが身についたのかもしれません。 ―――それだけでは人は寄ってこないでしょ。 高木 あきらめないことかな。20代の頃から趣味でパン作りをしていました。パン屋さんを開く前は、カフェを手伝っていましたので、お店をやるなら飲食店を考えていたんです。店舗を探していたら、静岡市内に2坪の貸店舗を見つけました。それで独立したんです。 ―――2坪ですか。 高木 1坪を作業場にして残りを売り場にしました。月曜と火曜の2日間だけのパン屋でした。後に金曜日を加えた3日間になりましたけど。この店舗は2階建てだったんです。2階はランチの提供場所としてカフェにしました。もちろん2坪ですよ。4年半運営しました。 ―――静岡で4年半ですか。 高木 そうです。 ―――何故東京へ。2013年にオープンしてますね。 高木 出身は東京なんです。知り合いの不動産屋さんに、東京メトロ副都心線沿線で店舗付きの家を探してもらいました。最初に見たのが要町でした。相変わらず狭いでしょう。 ―――この場所にした理由は特にない訳ですね。 高木 偶然ですよ。一目ぼれかな。ここはいわゆるシャッター通りなんですって。だから、近所の人に、何故ここに出店したのかと言われました。 ―――うまくいっているんでしょ。去年の10月頃にさいたま市にも出店しましたよね。 高木 古民家カフェの「桃月園皐月家(とうげつえんさつきや)香麦荘」のことですか。私が息抜き場所が欲しいなと思ったのが切っ掛けでした。店のお客様にそんな話をしたんです。そうしたらそのお客様が今の西区の場所を探してきたのです。一緒に見に行って、即決めました。納屋を自分たちで改築しました。その店はその方が中心になって運営しています。ベーグルは要町で焼いてすぐ冷凍した商品を持っていきます。 道産小麦で安心を作る ―――パンの香りが届きそうな香麦荘という店名の由来ですが。 高木 国産小麦って甘みが出るんです。それで「麦」という文字を入れたかったのと、店が小さくて別宅に思えて。それで、「荘」が合いそうだと名付けました。 ―――小麦粉は国産なんですね。 高木 北海道産の「ゆめちから」です。それと、道産小麦をブレンドした全粒粉です。 ―――静岡時代から。 高木 そうです。材料に特にこだわる気持ちはないんですけど、パンは口に入れるものですから、自分が気持ち悪いなって思う商品は作りたくなかったんです。 ―――ベーグルを何故商品の中心にしたのですか。 高木 元々多種類の商品を作る場所もないので、食パンを柱にと考えたんですが、静岡時代からベーグルの評判が良いことを思い出して。ごらんのとおり、相変わらず狭いでしょ。イートイン部分と作業場と販売スペースでいっぱいで、必要な機械を置けていませんし。それで、ベーグルを中心にしようと決めました。 ―――何種類焼いているんですか。 高木 14種類です。ナッツ系、ドライフルーツ系、チョコ系、ハーブ入り等です。毎日焼き上げるのは9種類です。週に1度替えています。 ―――毎回焼く商品はありますか。 高木 プレーン、ひまわり、くるみの3種類です。 ―――ベーグルに合う酵母を使っているとか。 高木 以前はベーグル用と食パンやバゲット用では異なる天然酵母を使っていましたが、今は食パンやバゲットに使っているある酵母会社の発酵力の強いものに統一しています。 ―――何故、ベーグル用をやめたのですか。 高木 使い始めた頃は、膨らみというか高さもよく出て、焼き上げたときの出来具合にも納得していたのですが、最近、種の起こし方が変わったようで、生地が締まり過ぎる気がして、使用をやめました。 ―――結果はどうでしたか。 高木 納得できる商品には仕上げています。お客様には、食べて嬉しいと思ってもらえるパン作りが目標ですから。 |


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