団塊の世代の主婦は、パンに対して、どんな意識を持っているのか? - HOW DO DANKAI-SEDAI HOUSEWIVES EAT AND SERVE BREAD? - ブランスリー電子版

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アンケート/2000年9月号

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団塊の世代の主婦は、パンに対して、どんな意識を持っているのか? - HOW DO DANKAI-SEDAI HOUSEWIVES EAT AND SERVE BREAD?

 団塊世代の主婦72人を対象に、パンについてのアンケート調査を実施した。朝食、昼食、おやつなどの各食機会ごとに、どんなパンをどんな料理と食べ、どんな飲みものを飲んでいるか、などについて詳しく報告する。団塊の世代とは、正確には、1946年から1949年までに生まれた人のこととされるが、今回のアンケートは、現在の年齢で47歳から55歳までの主婦を対象に行った。

 調査の方法 今回のアンケート調査は、47歳から55歳までの主婦72人が対象。標本の取得方法は、東京・江東区の砂町銀座商店街、東京・品川区の戸越銀座商店街、東京・町田市の某有名食品スーパーの3カ所で、調査員がアンケート用紙を持ちながら、対象者に聞き取り調査したほか、都内のある大手企業などにお願いして、従業員でアンケート対象となる人にアンケート用紙を渡してもらい、自記法で答えてもらった。砂町銀座商店街と戸越銀座商店街での標本取得数はそれぞれ20ずつ。町田市のスーパーでの標本取得数は、15。残りの17標本は、自記方で答えてもらった分。回答者の平均年齢は51・32歳。砂町銀座商店街での回答者は全員が東京・江東区在住。戸越銀座での回答者は2人を除いて、東京品川区在住。町田市のスーパーでの回答者はすべて東京・町田市在住。東京都以外に在住の人は、神奈川県6人、埼玉県2人、千葉県1人。



あなたはパンを、いつ食べますか?それは平均して、週何回ぐらいですか?




 朝食が圧倒的!昼食、おやつも多い。高齢者に比べ、昼食の割合やや低い
 パンをいつ食べているのだろうか。
 アンケートでは、「あなたの家庭では、朝食、ブランチ、昼食、夕食、おやつ、夜食の各食機会ごとに、パンを1週間に平均して何回ぐらい食べますか」という質問をした。基本的に家庭内の食事について答えてもらった。回答者が働いていて、昼食などを家庭外で摂る場合は、回答者本人の家庭外での食事についても答えてもらったほか、回答者が留守中の家庭で家族の誰かが食事を摂る場合は、その食事についても、回答者がわかる範囲で答えてもらった。
 まず、朝食には、最も多い58人(80・6%)が、パンを食べると答えた。
 次に多いのは、「昼食」の43人(59・7%)。さらに、「おやつ」の29人(40・3%)、「夕食」の6人(8・3%)、「ブランチ」「夜食」の各5人(6・9%)と続く。
本誌8月号掲載の高齢者アンケートの結果と比較すると(質問の方法はほぼ今回と同じ)、昼食に食べる人の割合がやや低く、おやつに食べる人の割合がやや高いという結果だ。
 朝食にパンを食べると答えた人には、1週間に何回ぐらい朝食にパンを食べるか、と聞いたが、全回答者72人の朝食にパンを食べる回数の週平均は、3・84回。(朝食にパンを食べると答えなかった回答者は0回として計算)
 同じように計算すると、昼食は1・48回、おやつは0・98回、夕食は0・17回、夜食とブランチはそれぞれ、0・15回になる。
 この週平均の回数の方が、各食機会ごとにパンがどれくらい食べられているかを、より正確に表しているといえる。これによると、朝食に対して、昼食とおやつの割合はかなり減って、朝食にパンが食べられている割合が圧倒的に多いことがわかる。



パン食傾向に、地域差はあるのだろうか?




 砂町銀座は「朝食にパン」少ない。戸越銀座はパン食が朝に集中!
 今回のアンケートは、町田市のスーパー、東京・江東区の砂町銀座商店街、東京・品川区の戸越銀座商店街で実施したが、実施場所による違いもあった。
 まず、パン食回数の週平均は、町田市で7・93回と最も多かった。戸越銀座で6・63回。砂町銀座では5・47回と少なかった。
これを各食機会ごとにみると、町田市では、朝食4・3回、昼食2・73回、おやつ0・7回。砂町銀座は、朝食2・45回、昼食1・66回、おやつ0・99回となる。戸越銀座では、朝食4・45回、昼食1回、おやつ1・1回だった。
 戸越銀座は、パン食が朝に集中する傾向がある。町田市は朝食も昼食もパン食が多いが、おやつにパンを食べることは少ない、という傾向が出た。



朝の食卓には、どんなパンと料理、飲みものが並ぶのか? - 朝食編
 朝食は食パン、フランスパン!ハード系が徐々に浸透!料理はハムエッグ、目玉焼き。飲みものは牛乳とコーヒー
 最もパンを食べることが多い朝食には、どんなパンを食べているのだろうか。
 アンケートでは、朝食にパンを食べると答えた人に対して、「朝食にはどんなパンを食べますか」という質問(回答は選択式と記述式の組み合わせ、複数回答)をした。
 最も多かった答は、「食パン」の52人(朝食にパンを食べると答えた人の89・7%)だ。2位は「フランスパンなどのハード系のパン」の21人(同36・2%)で、ハード系のパンの浸透度が比較的高いことをうかがわせた。本誌8月号の高齢者を対象としたアンケートでは、朝食にフランスパンを食べる人がほとんどいなかったのとは、対照的だ。
 「自家製サンドイッチ」と答えた人も15人(同25・9%)と、比較的多かった。
 このほか、多い順に、「クロワッサン」(11人、同19%)、「ロールパン」(8人、同13・8%)、「菓子パン」(7人、同12・1%)、「出来合いのサンドイッチ」(6人、同10・3%)、「調理パン」(5人、同8・6%)、「デニッシュ」(4人、同6・9%)、「アンパン」(2人、同3・4%)、「クリームパン」(同)、「チョコレートパン」(同)などと続く。
 朝食にパンを、家族の誰が食べるか(回答は選択式、複数回答)については、「回答者本人が食べる」が45人(同77・6%)と、最も多く、「子供が食べる」の40人(同69%)、「夫が食べる」の32人(同55・2%)などと続く。「自分と子供はパンを食べるが、夫はご飯を食べる」と言った回答者が複数いた。
 「朝食にパンと一緒に食べる料理は何ですか」(回答は選択式と記述式の組み合わせ、複数回答)という質問に対しては、「目玉焼きやハムエッグなどの卵料理」と答えた人が37人(同63・8%)と最も多かった。「サラダ」と答えた人が27人(同46・6%)で、次に多かった。さらに、果物(11人、同19%)、「スープ類」(10人、同17・2%)、「夕べの残り物」(4人)などと続く。
 朝食にパンと一緒に飲む飲みものについては(回答は選択式、複数回答)、最も多かったのが「牛乳」の40人(同69%)。「コーヒー」が38人(同65・5%)で2位。このほか、「紅茶」(15人、同25・9%)、「野菜ジュース」(12人、同20・7%)、「緑茶」と「ウーロン茶」が各4人(同6・9%)などと続いた。牛乳が最も多いのは、高齢者に対するアンケート結果と同じ。



調査地点、職業の有無などによって朝食でのパン食回数などに差は出るのだろうか? - 朝食編
 砂町銀座だけが、朝食にパンを食べる頻度が低い
 朝食にパンを食べる頻度の週平均を、聞き取り調査をした3地点間で比較してみると、戸越銀座と町田市の全回答者の朝食にパンを食べる頻度の週平均は、それぞれ4・45回、4・3回なのに対して、砂町銀座では、2・45回と低かった。
 また、仕事を持っている主婦
の、朝食にパンを食べる回数の週平均は、3・33回であるのに対し、仕事を持たない専業主婦の場合は、4・33回と、高かった。
 朝食にどんなパンを食べるかについての、調査地点による違いは、あまりみられなかった。
 さらに、働いているか否かによる、朝食に食べるパンの品目の違いもあまりなかった。強いてあげれば、専業主婦の家庭では、「出来合いのサンドイッチ、菓子パンを朝食に食べる」と答えた人がいなかったのに対して、働く主婦では、「出来合いのサンドイッチを朝食に食べる」と答えた人が6人、「菓子パンを朝食に食べる」と答えた人が4人いたことだ。

お昼の食卓には、いったいどんなパンと料理、飲みものが
並ぶのだろうか? - 昼食編
 食パンと菓子パンが拮抗!一緒に食べる料理はサラダが圧倒的
 昼食にはどんなパンを食べるのだろうか?
 アンケートでは、「昼食にパンを食べる」と答えた人に対して、「昼食にはどんなパンを食べますか」という質問(回答は選択式と記述式の組み合わせ、複数回答)をした。
 最も多かった答は「食パン」の21人(昼食にパンを食べると答えた人の48・8%)だった。「菓子パン」も多く、17人(同39・5%)が「昼食に菓子パンを食べる」と答えた。
 「調理パン」と「自家製サンドイッチ」が12人ずつ(同27・9%)で、同率3位。以下、「アンパン」(9人、同20・9%)、「デニッシュ」(7人、同16・3%)、「出来合いのサンドイッチ」(同)、「クリームパン」(4人、同9・3%)、「ロールパン」「カレーパン」「アンドーナツ」が各3人(同7%)などと続く。
 食パンが最も多いことは朝食の場合と変わらないが、その割合は低くなり、菓子パンの割合が高くなることがわかった。
 昼食に食べるパンには、調査地点による違いが認められた。
 戸越銀座では、「昼食に食パンを食べる」と答えた人が圧倒的に多かった。
砂町銀座では、昼食に食パンを食べる人が最も多いのは、戸越銀座と変わらないが、「調理パン」や「菓子パン」を食べる人もかなり多かった。
町田市では、「昼食に菓子パンを食べる」と答えた人が圧倒的に多かった。
昼食にパンと一緒に食べる料理は(回答は選択式と記述式の組み合わせ、複数回答)、「サラダ」の17人(同39・5%)が最多。次いで「ハムエッグなどの卵料理」(6人、同14%)、「夕べの残り物」(4人、同9・3%)、「スープ類」(3人、同7%)、「果物」(同)の順。
昼食にパンと一緒に飲む飲みものは(回答は選択式、複数回答)、「コーヒー」が21人(同48・8%)で最多。「牛乳」が19人(同44・2%)。このほか、「紅茶」(9人、同20・9%)、「緑茶」(5人、同11・6%)、ウーロン茶(3人、同7%)などと続いた。
誰が食べるかについては(回答は選択式、複数回答)、「自分が食べる」が圧倒的で、39人(同90・7%)。このほか、「夫が食べる」「子供が食べる」が各7人(同16・3%)など。

原価計算女王
原価計算女王
おやつには、どんなパンを食べ、どんな飲みものを飲むのだろうか? - おやつ編


 おやつに食べるパンは菓子パンが圧倒的!ほぼ全員が
パンと飲みものだけ

 おやつには、どんなパンを食べているのだろうか?
 おやつに食べるパンで、最も多いのは、「菓子パン」で、20人(おやつにパンを食べると答えた人の69%)が「おやつに菓子パンを食べる」と答えている(回答は選択式と記述式の組み合わせ、複数回答)。次に多いのは「アンパン」の11人(同37・9%)。「調理パンをおやつに食べる」と答えた人も6人(同20・7%)と比較的多い。このほかは、「デニッシュ」「カレーパン」「クリームパン」「アンドーナツ」が各3人(同10・3%)。「レーズンパン」「チョコレートパン」が各2人(同7%)など。
 おやつに食べるのは、菓子パンが圧倒的に多く、「食パンをおやつに食べる」と答えた人は1人しかいなかった。菓子パンについては、具体的製品名も聞いたが、「アンパン」と答えた人が11人と最も多かった。
 おやつにパンを家族の誰が食べるか(回答は選択式、複数回答)については、「自分が食べる」が15人(同51・7%)、「子供が食べる」が10人(34・5%)、「夫が食べる」が7人(24・1%)など。
 おやつにパンと一緒にどんな料理を食べますか」(回答は選択式と記述式の組み合わせ、複数回答)との問いに対しては、食べると答えたのは全回答者のうち、1人だけだった。おやつにパンと一緒に料理は食べないことがわかった。
 おやつにパンと一緒にどんな飲み物を飲むかについては(回答は選択式、複数回答)、「コーヒー」(9人、同31%)、「牛乳」(7人、同24・1%)、「紅茶」「緑茶」「ウーロン茶」が各6人(20・7%)などと、朝食や昼食の場合と比べて、答が散らばった。
 仕事をしているかいないかで、おやつにパンを食べる頻度に違いが認められた。
 仕事を持たない専業主婦の場合は、おやつにパンを食べる回数の週平均は0・33回(おやつにパンを食べると答えなかった専業主婦は0回として計算)だが、仕事を持つ人では、これが1・1回と多くなる。

いったい、どんなパンが好きなのだろうか?

 好きなパンのトップはフランスパン!ハード系が伸びる可能性も!町田市の場合は、菓子パン類に回答が集まる!
「好きなパンは何ですか」との質問(回答は記述式、複数回答)に対して、最も多かった答は、「フランスパン」で、22人(30・6%)がこう答えた。
 本誌8月号に掲載した高齢者を対象にしたアンケート調査では、「フランスパン」と答えたのが、2人しかいなかったのと比べると、世代間の違いがはっきりと現れた形だ。
 好きなパンの2位は、「食パン」の16人(22・2%)。さらに、「アンパン」の14人(19・4%)、「クロワッサン」の12人(16・7%)、「デニッシュ」の8人(11・1%)、「クリームパン」の7人(9・7%)などと続く。「くるみパン」「サンドイッチ」「メロンパン」「カレーパン」がそれぞれ5人(6・9%)。「バターロール」「レーズンパン」「調理パン」が各4人(5・6%)。
 この質問では、回答者本人が好きなパンを聞いたので、朝食、昼食、おやつなどで実際に食べているパンとは多少のずれがある。
 また、「フランスパン」が並ぶ食卓によいイメージを回答者が持っているということもいえ、今後ハード系のパンの消費量がさらに伸びる可能性を秘めているといえる。
 フランスパンと食パンに対する好みについて、調査地点による違いがあるかどうかをみると、戸越銀座で、「フランスパンが好き」と答えた人は、同所でアンケートした人全体の35%。砂町銀座で「フランスパンが好き」と答えた人は30%。町田市では、13・3%だった。
 一方、戸越銀座で、「食パンが好き」と答えたのは、同地点でアンケートした人全体の45%。砂町銀座では、15%。町田市では、13・3%だった。
 町田市では、食パン、フランスパンとも、好きと答えた人が少なく、同地点で好きと答えた人が最も多かったパンは「アンパン」(同地点でアンケートした人の52・3%が好きと回答)だった。
 仕事をしているかどうかで、食パンとフランスパンの好みを比較すると、仕事をしていない人の方が、いずれのパンについても、好きと答えた人の割合が高かった。


パンの魅力は、どこに感じているのか?いったいパンをどこで買っているのか?


 パンの魅力は、手軽さ!スーパー、コンビによりパン専門店で買うと答えた人の方が多い!
パンの魅力はどんな点に感じているのだろうか?
 アンケートでは、「パンの魅力はなんですか」と言う質問(回答は記述式、複数回答)もした。
 圧倒的に多かったのは「手軽さ」で、42人(58・3%)が「パンの魅力は手軽さ」と答えた。
 そのほかは、「おいしさ」と「香り」が7人、(9・7%)。「食感」が4人(5・6%)、「もたれない」が3人(4・2%)。「栄養がある」と「種類の豊富さ」が各2人(2・8%)。また、「食生活に変化が出る」「価格が安い」「冷凍保存できる」(いずれも1人、1・4%)などの声もあった。
 「パンをどこで買いますか」という質問(回答は選択式、複数回答)に対しては、「パン専門店(路面店)」と答えた人が50人(69・4%)と最も多い。
 次に多いのが「スーパー」の38人(52・8%)。これは、スーパー内の専門店ではなく、ホールセラーのパンを買うと答えた人だ。
 「パン専門店(スーパー内)」と答えた人がその次に多く、30人(41・7%)だった。
 さらに、「パン専門店(デパート内)」(15人、20・8%)、「コンビニ」(8人、11・1%)と続いた。
 これを、パン専門店のパンとホールセールのパンとにまとめて、比較すると「パン専門店」が68人(94・4%)、「ホールセールのパン」が42人(58・3%)ということになる。

ベーカリーを、どんな基準で評価しているのか?

 「おいしさ」が1位! 2位が「焼きたて」! 3位は「好きなパンがある」
 ベーカリーには、どのようなことを期待しているのだろうか?
 アンケートでは、「パン屋さんを評価する基準は何ですか」という質問(回答は選択式、複数回答)もした。
 最も多かった答えは、「パンのおいしさ」で51人(70・8%)がそう答えている。
2位は「焼きたて」で、40人(55・6%)の回答者が、「焼きたてのパンが多く並んでいるパン屋さんを評価する」と答えた。
 「好きなパンがある」と答えたのは24人(33・3%)だった。
 その次にくるのは「価格」の18人(25%)。以下、「品数の多さ」(14人、19・4%)、「入りやすさ」(8人、11・1%)、「接客のよさ」(7人、9・7%)、「雰囲気」(5人、6・9%)、「清潔感」(4人、5・6%)などと続く。
 やはり、パンの品質を最も重視しているようだ。「おいしければ多少高くても買いますよ」という声が多く聞かれた。



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