記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| インタビュー/2018年3月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 基本は美味しさを追求すること - マミーブレッドの伊吹裕介専務 | |
|
東京・新宿区内の東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅から徒歩約5分の所に、今年で創業34年を迎えたベーカリーレストランの「マミーブレッド」(電話03−3357−7779)がある。創業者は現代表の伊吹真波さん。都内のロシア料理店から料理人を迎え、大手ホテルのホテルベーカーをパン職人として招いた。そして、1980年代には当時としては珍しかったベーカリーレストランをオープンした。今年、創業以来初めての本格的な価格改定を実施した。これまで価格改定をしなかったのは、顧客優先を通してきた結果でもある。今回は、10年前からレストラン部門を担当する専務の伊吹裕介さん(43歳)に顧客目線の経営について話を聞いた。
|

|
創業以来の価格改定を実施
―――最近値上げしたのですか。 伊吹 ええ、この1月に値上げしました。全商品ではありません。商品によって上げ幅は異なりますが、平均すると10円から20円といったところです。レストラン部門は2年半ほど前に値上げしました。 ―――34年も経営していれば何度か通る道ですよね。 伊吹 確か、1989年(平成元年)に消費税が導入された時に、多少価格をいじった感じですね。それ以来です。 ―――初めての本格的な値上げというわけですか。 伊吹 そうなります。人気商品の一つである「くるみあんぱん」は、タップリとくるみが入ります。これまで、原価割れの状態でした。それと、調理パン・サンドイッチリ類は特に価格を抑えてきましたので、値上げはやむを得ないと思っています。パンの品揃えは60種類ですが、調理パン類の割合は50%以上を占めていますので。 ―――よくこれまで、値上げをせずに来ましたね。 伊吹 お客様目線に立って、従業員と相談しながら日々経営をしています。簡単に値上げは出来ません。食パン1斤400円の値付けをしたいと思う気持ちもありますが、それはお客様にとっても現実的ではありません。お客様は値上げ後の価格でも、他店よりまだ安いと言ってくださりますが、私どもはこの価格改定で経営的には落ち着いてきたと感じているところです。 難しい人材募集 ―――人手不足の問題も大変ですよね。 伊吹 最近は本当に人が集まりません。アルバイトの募集には困りませんが、職人さんとなると難しいです。20年前なら苦労することはありませんでしたが、今は違います。こちらが望む人は中々来てくれません。今は製パン経験15年程の女性パン職人が1人でパン作りを支えています。もう一人是非欲しかったので、募集を掛けたのですが、中々採用できず、ようやく2月に男性のパン職人さんに決まりました。 ―――どのような人を求めていたのですか。 伊吹 きちんと目的を持っている人です。以前店のパン作りを支えてくれた職人さんの一人は、デニッシュ作りならあのベーカリー、甘食はこのベーカリーといったように、自分自身の技術力向上に向けて意識的に修業を続けてきました。そのような人が望みでした。 ―――給料も考慮されるわけですね。 伊吹 はい、実際に技術力を見たうえで最終的に給料の額を決めています。 |



2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。














