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| お店拝見/2018年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

酵母は天然酵母(自然培養酵母)、砂糖は種子島の粗製糖、塩はシママースを使い、基本となる生地のおいしさを第一としたパン作りをしている。 開業時30種類だった商品は、人気のベーグルや揚げパンなどの種類が増えるなどして、現在約50種類で安定している。 「揚げカレーパン」(税抜200円)は、当初から不動の一番人気商品で、近子さんがフィリングのカレーを開発した。 「フルーツを隠し味にしたキーマカレーであることという、私のこだわりのもとで、試食に娘たちも加わり、家族皆が納得する味になるまで何回も試作を繰り返して完成させました」(近子さん) カレーを包む生地は、揚げパンと同じもので、まわりにまぶすパン粉は「山型食パン」から作ったもの。 「食感がとにかくいいんです。パン粉のサクサク感とパンのもっちり感がしっかり楽しめます。でも一番特徴的なのは、生地とフィリングのカレーの割合です。カレーの割合が少ないんです」(近子さん) 一般的には、中のカレーは、量が多いことを強調するが、同店はその反対とも言える特徴を持たせている。「揚げカレーパン」を半分に割ってみると、パンとカレー間に隙間はなく、カレーを厚みのあるパンでサンドしているような構造となっている。 「中からカレーがどろっと出てくるようなタイプが苦手で、キーマカレーにしたいと思ったんです。また、パンとカレーの、それぞれの量のバランスを重視しています。それによって、パンのおいしさをカレーが引き立てるような味に仕上がっていると思います。『カレーパンは苦手なんだけど、これなら食べられる』と言ってくださるお客様もいらっしゃいます」(近子さん) 「揚げカレーパン」だけでなく、「プレーン」(税抜160円)などのベーグルも、「専門店のは食べられないけど」などと言って購入していく客がいる。 同店のベーグルは、外がパリッとして中はふわっとしており、自然な甘みがあるのが特徴だ。 「天然酵母の特徴が出やすいアイテムだと思っています。揚げぱんもそうですね」(横溝さん) 「シュガー」(税抜130円)などの揚げぱんも、思っていた以上の人気アイテムとなり、現在常時5〜6種類揃えている。 これらのアイテムに限らず、同店のパンに出合ってから朝がパン食に変わったという常連客もいる。 「原材料に米を使っている天然酵母で作っているから、日本人にとって食べやすい味になるのだと思います。以前ハード系は、レーズンやヨーグルトで起こした酵母を使っていましたが、ある業務用の天然酵母に変えました。安定性を得るための負担が減っただけでなく、味も食べやすくて好評です」(横溝さん) 同店には、月に2回売り出す常連客をとりこにしている人気商品がある。パンではなく、オーツ麦をベースに作るグラノーラだ。大小2サイズあり、リピーターは大サイズを複数まとめ買いしていく。毎回すぐに売り切れる。 「元々は自宅で食べるために作っていたものです。グラノーラだけ買っていかれる方もいるほど、気に入っていただける商品になったのは嬉しいです」(横溝さん) 将来的には、パン教室を開催したり、「パンのビュッフェとワインの会をやって欲しい」などという客の要望に応えるべく、ワインを扱ったり、様々なイベントを行うなどしていきたいという。 SHOP DATA 店名:ミルメルシー 住所:〒213−0033 神奈川県川崎市高津区下作延2−33−16 電話:070‐6401‐0141 営業時間:午前10時30分〜午後8時 定休日:日曜、第1、3月曜 品揃え:50品目 スタッフ:製造・販売2人 店舗面積:厨房4・2坪、売り場3・5坪 日商:平日6万円、土曜祝日9万円 | ||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●片付けや仕込みで遅くまで店に残っているのだからと、午後8時まで営業するようにした。
●カレーパンは、一般的な製品よりカレーの具をかなり少なめにして、パンの美味しさをカレーが引き立てるような形にしたところ、人気が沸騰し、カレーパンが苦手だった人にも受け入れられた。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |

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