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| お店拝見/2017年8月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ドイツパンの普及を目指す - マインベッカー | |
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地域のパン食文化を担い、豊かな食生活の一助に
2012年に心機一転、リニューアルを果たした千葉県市川市のマインベッカー。再開した同店が改めて大事にしているのは「ドイツパンを普及させよう」という強い思い。 同店のオーナーシェフ、宮崎章さんは「ドイツパンを知れば知る程、多くの魅力を備えたパンだと実感します。現在の傾向では、ドイツパンの栄養価の高さ、カロリーの低さが健康志向の60代以上のシニア層を中心に注目されています」と話す。ドイツパンには、胡麻や種など優れた栄養価を持った食材を丸ごと材料として使うものも多く、健康な食生活のために適した面が目立つ。 「私は何よりも『美味しいパン』であることを重要視します。美味しさを追求した結果、健康にも良いという長所が付いて来るなら、それもお客様が得られるメリットとして提供したいと思います。そして、美味しくて体にいいパンで、シニア層に限らず若い人達も、お子さんも含めて、この地域の皆様に貢献して行きたいんです」(宮崎さん) 宮崎さんは現在、潜在顧客も含めた地元の人々のために全力を注いでいる。熟練の技術者として、ドイツパンを学ぶ団体の「ドイツパン・菓子勉強会」に参加したり、製パン講習会の講師を引き受けたりして、パン業界への貢献を積極的に行いながら、マインベッカーのオーナーとしては地域のパン食文化の向上やドイツパンの普及を第一に尽力している。 「電車や車で一時間以上掛けて毎週通って下さるお客様もいらっしゃいます。やはり『ドイツパンは砂糖や油脂が少なく健康にいい』という理由で私のパンを求めていらっしゃいます。しかし遠いので一度に沢山買っていかれる事も多いんです。夏場はドイツパンも2〜3日で味が落ちてしまうし、添加物が入っていませんから傷みも出やすいんです。来てくださって嬉しいのですが、本当はお客様の家のご近所に、いいドイツパンの店のある事が一番だと思っています」と宮崎さんは語る。 メディアの活用も、今は地域向けの情報誌などの取材を中心に受け、地元の人達にマインベッカーやドイツパンを知ってもらう事を大切にしているという。 「遠くの街はその街のベーカリーに頑張って欲しいんです」。宮崎さんは、パン業界全体の繁盛にもドイツパンの普及にも、各ベーカリーが伸びていく事が不可欠だと考える。美味しいパンを食べた消費者は、別のベーカリーにも興味を示すもので、美味しいベーカリーが増える事がベーカリー同士を成長させる事に繋がるのだという。 「週末に売上が伸びるベーカリーは多いでしょう。同じ街にベーカリーが増えても、パンが美味しければお客様はリピートしてくれるし、いいベーカリーが出来た事でパンのファンが増えれば他のベーカリーも興味を持たれます。足を引っ張るとしたら、美味しくないパンを売ってお客様をがっかりさせてしまうベーカリーなんです」 宮崎さんは、フランスパンが日常化して日本人の食生活に溶け込んだように、ドイツパンも「ベーカリーの品揃えにあるのが日常」「買うのが日常」というパン食文化の達成を目指し、日々奮闘している。 |


| この記事の読みどころ
●各地域のベーカリーが、その地域の人たちにおいしいパンを提供してほしい。
●ドイツパンは、ひとつの生地から多くの種類の製品を作りやすい ●ライ麦パンは冷やして食べても美味しいので、マスカルポーネやジャムなどをのせれば、夏のデザートにもなる。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |

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