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| 講習会/2016年12月号 |
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| 発酵種を使用したパンの数々 | |
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倉田博和講師の話 今日は、発酵種を入れてパンを作ります。業界的に、「シュトーレン」がクリスマスの時期のベーカリーの定番商品になってきたので、「次は何か」と考えたときに「パネトーネ」はうってつけの製品だと思う。ただ、パネトーネ種を起こさなくてはならないという難点があるが、今日使用する発酵種の1つのパネトーネ種を使えば、それで解決だ。風味がすごくいいので、誰でも本格的なパネトーネができる。この種は、クロワッサンやライ麦パン、クッキーなどに使っても、効果的なので、ベーカリーの強い味方になると思う。
OYCフーズネットの佐藤和紀社長の話 今回は、乳酸菌と酵母の共生ということで、発酵種を使ったパンの講習会です。昨年、デイジイの倉田社長に、当社の発酵種を使った商品の開発を依頼し、ほぼ1年かかりましたが、こうやって講習会を開く運びとなりました。イタリア、フランス、ドイツの代表的な発酵種3つを使ったパンの数々を紹介します。 |

| イギリスパン | |
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中種に発酵種を配合したイギリスパン。「100%中種法」で作る。しっとりとした食感で、独特の旨みがある。
【中種配合%】 強力粉(エコード)‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥1・6 改良剤(ドーナチュラルSF)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 モルトエキス(モルトエース20)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・5 発酵種(パネトーネ種Vecchio)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45 【工程】 ミキシング‥‥‥‥L3分M1分 捏ね上げ温度‥‥‥‥20〜21度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥3時間〜3時間30分 【本捏配合%】 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L5分M2分(バター投入)L5分M1分 捏ね上げ温度‥‥‥‥27〜28度C フロアタイム‥‥‥‥‥5〜10分 分割‥‥‥‥‥220グラム×6 ベンチタイム‥‥‥‥‥20〜30分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥俵型に成形して(写真1)、3斤棒の型に6つ並べて入れる(写真2) ホイロ‥‥‥‥36度C85%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火170度C下火210度C35分 倉田講師のコメント 「100%中種法」は、イギリスパンを作る最も適した方法だと思う。中種法は、風味と味を最大限に引き出す製法だが、中種に発酵種を入れることで、さらに風味がよくなる。この製法で作っている店は、私が知っている限り、数軒しかない。おいしいイギリスパンができるので、是非この製法を試してほしい。 |

| きなこコッペ | |
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イギリスパンと同じ生地を使用して作るコッペパンで、焼いてから揚げて、きなこをまぶす。
強力粉(エコード)‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥1・6 改良剤(ドーナチュラルSF)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 モルトエキス(モルトエース20)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・5 発酵種(パネトーネ種Vecchio)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45 【工程】 ミキシング‥‥‥‥L3分M1分 捏ね上げ温度‥‥‥‥20〜21度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥3時間〜3時間30分 【本捏配合%】 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L5分M2分(バター投入)L5分M1分 捏ね上げ温度‥‥‥‥27〜28度C フロアタイム‥‥‥‥‥5〜10分 分割‥‥‥‥‥‥‥100グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥20〜30分 成形‥‥‥‥コッペ形に成形する ホイロ‥‥‥‥36度C85%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥200度C15分(焼成後、表、裏の各面を3分ずつフライして=写真3、きなこシュガーをまぶす=写真4) 倉田講師のコメント イギリスパンの生地でコッペパンを焼き、冷凍しておいて、必要なときに冷凍庫から出して凍ったまま油で揚げれば、揚げたてがすぐに出せる。揚げた後すぐに砂糖をまぶすと、砂糖が溶けてコーティングされた状態になる。その状態でさらにきな粉をまぶして仕上げる。 |

| パネトーネヴェネチアーナ | |
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発酵種を入れて作る本格的なパネトーネ。
強力粉(スーパーキング)‥‥‥60 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 無塩バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 発酵種(パネトーネ種Vecchio)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L5分M3分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥24〜25度C フロアタイム‥1時間(フロアタイム後7度Cで18〜72時間保管可能) 【本捏配合%】 強力粉(スーパーキング)‥‥‥40 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1 改良剤(ドージャストNEW)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・3 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 マーガリン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 加糖卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 発酵種(パネトーネ種Vecchio)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 生クリーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 漬け込みフルーツ‥‥‥‥‥‥‥50 【工程】 ミキシング‥L5分M5分(砂糖の半量を投入、残りの半量は最初に投入)L5分M3分(バター、マーガリン投入)L5分M2分(写真5) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥26度C フロアタイム‥10分(パンチ)1時間 分割‥‥‥‥‥‥‥‥250グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥30分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥丸め直して、直径18センチのベーキングカップに入れる(写真6) ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥32度C75%2時間(ホイロ後、▼マカロナードとアーモンドのホール10粒程度をトッピングする) 焼成‥上火170度C下火190度C35分(極端に型落ちするので、焼き上がったら、熱が完全にとれるまで逆さの状態にしておく=写真7) ▼マカロナード 【材料%】 卵白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 アーモンドプードル‥‥‥‥100 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥90 トレハロース‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 【作り方】 ①卵白と砂糖でメレンゲを作る ②(1)にアーモンドプードルを合わせる 倉田講師のコメント かなりゆるい生地だ。分割して、すぐに成形する。分割する際に手粉は使わない。ウチの店では、300グラムの生地で1200円で販売している。 |
| スコーン | |
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発酵種を入れて作るスコーン。発酵種を入れることで、しっとり感と独特の旨みが出る。
【配合%】 薄力粉(スーパーバイオレット)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 ベーキングパウダー‥‥‥‥‥‥4 三温糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1 発酵種(パネトーネ種Vecchio)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 生クリーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥90 【工程】 ①三温糖と食塩を生クリームに溶かす ②薄力粉とベーキングパウダーを篩いにかけ、発酵種を入れて混ぜ合わせる ③(1)と(2)を混ぜ合わせる ④(3)の生地を45グラムずつにとりわけ、天板に並べる ⑤並べた(4)の生地のそれぞれに、クリームチーズをトッピングし(写真8)、さらにオレンジクリームを流し入れる ⑥(5)を1時間室温で休ませる ⑦200度Cのオーブンで約16分焼成する ⑧焼き上がり後ナパージュを塗り、オレンジピールを2本トッピングする 倉田講師のコメント 生クリームと三温糖を入れる。また、発酵種も入れている。ベーキングパウダーは、「デルトン」という製品を使っている。このベーキングパウダーは、苦味が出ないので、とてもいいと思う。 |
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