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| 講習会/2016年9月号 |
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| イタリアの伝統的なパンを紹介 | |
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ピエルジョルジョ・ジョリッリ講師の話 講習時間内で全てを見せられないが、皆様の納得のいく講習会にしたい。
牛尾則明副会長の話 イタリアパン業界のトップであるジョリッリ氏を迎えられたことは、我が国のパン業界に多様性をもたらすものと思う。 |

| チャバッタ | |
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20〜24時間かけて発酵させたビガ種を使用して作るチャバッタ。
【ビガ種配合グラム】 小麦粉(スーパーキング)‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥2250 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L4分(スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥18度C24時間 【本捏配合グラム】 ビガ種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥全量 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1500 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L5分M10分(スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥28度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥‥28度C40分 分割‥‥‥適量(約300グラム) 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥横長の形 ホイロ‥‥‥‥‥‥‥28度C40分 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥230度C20分(スチーム注入、焼成の最後はオーブンの蓋を開ける) ピエルジョルジョ・ジョリッリ講師のコメント 中はもちもちしているが、軽い食感で食べ易い。これまでにない質感が感じられると思う。ビガ種には生イーストを配合する。適当な時間経過後、ビガ種にパン製造に必要なその他の材料を入れて、再び捏ねて生地を作る。チャバッタはビガ種にすべての粉を配合し、本捏では粉は配合しない。焼成時間は分割量によって変わる。ミキシングでは、まず塩以外の材料を混ぜる。ミキシングの中間で塩を加えた後20%の水を様子を見ながらゆっくりと加える。成形は生地を引っ張りながら横長の形にしてから天板にのせる。小麦粉はビガ種の準備の際に使った5000グラム以外使用しない。水はビガ種準備の段階で45%使用し、本捏で30%入れる。モルトはイタリアから持参した粉体上のものを使用した。 |

| パーネ・メディテラネオ | |
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地中海の地域で食べられているパン。ビガ種での粉の配合量は50%。
【ビガ種配合グラム】 フランスパン用粉(リスドオル)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥900 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ L4分(スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥18度C24時間 【本捏配合グラム】 ビガ種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥全量 フランスパン用粉(リスドオル)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1700 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥40 オリーブオイル‥‥‥‥‥‥‥80 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L4分M8分(4分の1の水を残して、塩以外の材料を混ぜる。その間に残した水に塩を加えておく。これをミキシング時間内にゆっくりと生地に加えていく。スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥27度C フロアタイム‥20分(パンチ)20分 分割‥‥‥‥‥‥‥150グラム 成形‥‥横長の形(長さの決まりはない。生地の閉じた部分を下にして、シートを外してテーブルに置く。オリーブオイルを成形した生地に塗る。上から十分に小麦粉を振りかける。成形生地を天板に約10分間置く) ホイロ‥‥‥‥‥‥28度C1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥240度C20分(スチーム注入、最後の5分間はオーブンの蓋を開ける) ピエルジョルジョ・ジョリッリ講師のコメント 焼成時間は分割量により変わる。周りはカリカリして中は軟らかな出来上がり。香りも良い。保存期間は長くない。どんな野菜や肉にも合うので、日本人好みの食事パンといえる。 |

| デュラム小麦によるマファルダ | |
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イタリア王国の王女の名前を冠したパン。
【ビガ種配合グラム】 フランスパン用粉(リスドオル)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥450 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ L4分(スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥‥18度C24時間 【本捏配合グラム】 ビガ種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥全量 デュラム小麦(デュエリオ)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1760 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥90 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥88 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥L6分M4分(スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥26度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥20分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥150グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥10分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥横長の形 ホイロ‥‥‥‥‥‥‥28度C1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥220度C20分(スチーム注入、最後の5分間はオーブンの蓋を開ける) ピエルジョルジョ・ジョリッリ講師のコメント 成形は生地を抑え込みながら徐々に手前に引いて丸めてまずフィロンチーニ形(横長)の棒状にしてから(写真1)、マファルダの基本形にする(写真2)。 |
| パーネ・トスカーノ | |
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トスカーナ地方のパン。
【ビガ種配合グラム】 小麦粉(スーパーキング)‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥450 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 【工程】 ミキシング(スパイラルミキサー使用)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥L4分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥18度C24時間 【本捏配合グラム】 ビガ種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥全量 小麦粉‥‥‥‥‥‥‥‥5000 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3150 生イースト‥‥‥‥‥‥‥100 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L10分M2分(スパイラルミキサー使用) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥10分 分割‥‥‥‥‥‥‥200グラム 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥なまこ形ホイロ‥‥‥‥‥‥‥28度C50分 焼成‥‥‥‥‥‥オーブンの蓋を開けて240度C5分後、オーブンの蓋を閉めて210度C20分(最後の10分間はオーブンの蓋を開ける) ピエルジョルジョ・ジョリッリ講師のコメント ビガ種を使用すると、完成品は香りも良くパリパリとした食感が得られる。また、消化しやすくなるとともに保存性も高まる。焼成時間は分割量によって変わる。塩が入っていないのが特徴。塩を入れると伸びが無くなる。湿気がある日本で楽しみなパン。17世紀のイタリアで塩の税金が高いことから、パン職人が塩の入らないパンを作ったのがこのパンのいわれ。 |
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