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| お店拝見/2016年9月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

ガラス張りの壁には、飾り棚が配置され、飾りパンや食器、観葉植物などが、外からも見えるように飾られている。 店内は、「パンをじっくりゆっくり選び、のんびり過ごしてもらいたい」という、小倉社長の思いを込めたデザインで、天井が高く、広さと開放感を兼ね備えた心地の良い空間だ。 入り口の正面には、ショーケースとレジカウンターがあり、左手に売り場がある。売り場の反対側、右手には、大皿を何枚も並べられそうな、大きめのテーブルと椅子があり、テラス席と合わせてイートインとしての利用ができるようになっている。 売り場に並ぶパンは現在、約80種類で、ラインナップはまだ安定しておらず、客の好みを模索しながら、様子見の段階だという。 「試験焼きを頻繁に行っているので、それを試食に出して反応を見たり、地元の飲食店を回ることなども、お客様の嗜好を知る上で役立っています。今のところ、少しでもいいからおいしいものを食べたいという年配の方が多いと推測しています」(小倉社長) 現在試験焼きに特に力を入れているのが、「イギリスパン」(税込290円)。ホテルベーカリーで腕を磨いたパン職人歴40年以上の小倉社長の、軸となっているアイテムだ。 「軽い食感を重視するホテルの伝統の作り方から、現在は自分のオリジナルとして、噛み応えも楽しめるという角食の要素を取り入れた作り方をしています。使用する粉は3種類で、そのうちの2種類は、互いを引き立て合う『ゴールデンパートナー』として、ホテル時代から欠かせない、味の決め手となる粉です。中心となる部分は変えず、細かい配合を変えながら、試験焼きをしているのですが、中にはその違いに気付いたお客様がいて驚きました。迷えば迷うほど、見透かされてしまうのかもしれませんが、お客様と、そういうキャッチボールができるのを、今は楽しんでいるところもあります」(小倉社長) 焼成は、平窯で25分以内に終えるのがベストで、そうすることによって、香りを逃がさず、理想の色艶になるという。窯は、ツジ・キカイの平窯1台と、スチームコンベクションオーブンを2台備えた。 「イギリスパンの色艶は、平窯でないと出せませんが、他の食パン類はすべてコンベクションで焼いています。コンベクションは機動性に優れ、使い勝手が良く、ケーピングもしません。今後の品揃えの変化に対応できる、将来性のある窯だと思います」(小倉社長) 取材日はちょうど、「イギリスパンキャンペーン」と題し、イギリスパンを30円引きで販売していた。毎日の主食に選んでもらうため、まずは手にとってもらうためのきっかけ作りだ。 「売れなかった商品も、キャンペーンなどのきっかけを作ってあげると一気に売れるようになったことがあります。目的買いより、衝動買いを楽しんでいただきながら、自ら、人気商品をつくっていきたいと思っています」(小倉社長) SHOP DATA 店名:ムッシュイワン日野店 住所:〒190‐0041 東京都日野市南平4‐10‐4 電話:042‐591‐7000 営業時間:午前8時〜午後7時 定休日:なし 品揃え:約80品目 スタッフ:製造常時3〜4人、販売常時2人 店舗面積:売り場15坪、厨房25坪、カフェ8坪 日商:平均20万円 | ||||||||||||||||

| この記事の読みどころ
●正面のウッドデッキが、出店を決めた最大の理由だった。
●客も店を選ぶが、店も客を選ぶ。 ●パンをじっくりゆっくり選び、のんびり過ごしてもらいたい。 ●地元の飲食店を回ることなども、お客様の嗜好を知る上で役立っている。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |

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