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| 講習会/2016年8月号 |
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| 石窯&スチコン+パティスリー(ブラスト)チラー スイーツトーク&セミナー - ツジ・キカイ | |
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石窯メーカーのツジ・キカイ(山根証社長)は6月29日、同社大阪支店堂島ラボで、「石窯&スチコン+パティスリー(ブラスト)チラー スイーツトーク&セミナー」と題した講習会を開催した。神奈川県横浜市の洋菓子店「スイーツガーデン ユウジ アジキ」の安食雄二オーナーシェフが講師を務め、講習品目をフィナンシェとジェノワーズに絞り、基本的な事柄を確認しながらの講習を行った。ツジ・キカイの石窯とコンベクションオーブンを使用して、基本的な焼き菓子の焼成のメカニズムについても、安食講師の持論を披露した。
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| フィナンシェ | |
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外皮のかりっとした食感と、中のしっとりとした食感の対比が鮮明なフィナンシェ。
【配合グラム】 卵白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥589 アーモンドプードル‥‥‥‥237 粉糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥468 薄力粉(スパーバイオレット)‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥210 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・7 発酵バター‥‥‥‥‥‥‥‥523 はちみつ(レンゲ)‥‥‥‥‥‥34 【作り方】 ①アーモンドプードル、粉糖、薄力粉を篩にかける ②卵白を30度Cまで温め、少し泡立てる(写真1) ③発酵バターとはちみつを合わせて、45度Cに温める ④(2)に(1)を入れて、さっくりと合わせる ⑤(4)に(3)を入れて(写真2)、混ぜ合わせる ⑥(5)の生地をフィナンシェの型に絞り入れる(写真3) ⑦168度Cのスチームコンベクションオーブン(ツジ・キカイ)で20〜23分焼成する(設定は、ダンパー=オフ、火力=7、風速=2) 安食雄二講師のコメント うちは、フィナンシェは焼きたてで勝負している。そもそも焼き菓子はギフト用としてよりも、焼きたてで販売した方が、断然その魅力が伝わると思う。ヨーロッパに行くと、フィナンシェやマドレーヌは、焼きたてで山積みなって売られている。 |

| ジェノワーズ | |
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あっさり感とこってり感が同居したような味のジェノワーズ。
【配合グラム】 全卵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1100 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥830 乾燥卵白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 薄力粉(スーパーバイオレット)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥600 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥120 米油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥120 【作り方】 ①全卵と卵黄をほぐす ②グラニュー糖と乾燥卵白を合わせ、(1)に投入する ③(2)に熱をつける(30度C) ④ミキシングH4分MH3分M3分ML3分(ミキシングを始めてから3分から4分の間に100%泡立つような状態に持っていく) ⑤(4)に薄力粉を加え、合わせる ⑥(5)に、60度Cまで加熱して液状にしたバターを入れ、均等に混ぜ合わせる ⑦(6)の生地を6号の型に8分目まで流し入れる(写真4) ⑧180度Cのオーブン(洋菓子用石窯、エレガンス)で27分焼成する(写真5=焼き上がりの状態) 安食雄二講師のコメント パティシエは、レシピが読めなくてはならない。ジェノワーズの基本レシピがあって、それと比較することで、レシピが読めるようになる。自分のレシピを読むということは、基本のレシピと比べてどうかということを理解することだ。私のレシピは、卵黄を使っているので、蛋白量の減少を補うため、乾燥卵白を入れている。 |

| 柔らかい熱と荒々しい熱 | |
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安食雄二講師の話 私はこれまでいろんなお店でいろんなオーブンを使ってきた。国産もヨーロッパ製も使ってきた。長く使っていたパヴァイエのオーブンは特にそうだったが、ヨーロッパのオーブンは、乾かしながら焼くというイメージで、火が硬くて、荒々しい。
自分の店で、ジェノワーズを焼くのに、パヴァイエのオーブンを、炉床と側面にレンガを敷き詰めて、改造しようと思ったことがあった。 床と壁はレンガがいいが、天井はレンガを貼らない方がいい。炉床からもらう下火の熱は、石に蓄えられた柔らかい熱がいいが、上からもらう熱は、逆にパヴァイエの熱のような荒々しい熱がいい。ツジ・キカイの洋菓子用のオーブンは、焼成室が石で囲われているが、上火のヒーターは、石の天井の下に取り付けられていて、その熱が直接製品に当たる構造になっている。それを聞いた瞬間に、「私の理想のジェノワーズが焼ける」と確信した。テストする必要もなかった。 パヴァイエのオーブンを改造する必要はなくなった。私は、オーブンだけは自分の納得のいくものを使いたいと思っている。 オーブンは構造上、中に熱がこもるので、上火として天井からの熱も十分に得られるので、天井のに取り付けられたヒーターからの熱は、一気に荒々しい熱が上からほしいときにピンポイントで使用するイメージだ。下火に比べて、仕事量は少ないが、各ポイントに瞬間的に必要になる重要な役回りだ。 |

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