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| お店拝見/2015年12月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

休業していた9年間、谷上さんは、ベーカリーの新店の立ち上げやシェフを務めるなど、全国各地で様々な経験を積んだ。昨年は、ドミニク・サブロン氏の指導を直接受けた後、日本のドミニク・サブロンのシェフを務めた。 「昨年は特に、色々な方とお会いでき、様々な経験をさせてもらえて、自分の頭の中が劇的に変わったと思える1年間でした。そして、良い物件が見つかり、こうして店を再開することができたのも、すべてはタイミングかなと思っています」(谷上さん) 休業中の経験と9年という月日が、谷上さんのパン作りを変化させた。 「以前の店のときと比べると、イースト量は5分の1から6分の1と大分減りました。また、国産小麦の品質も近年大変よくなりましたので、前は外麦しか使っていなかったのですが、すべて内麦を使うようになりました」(谷上さん) イーストは、「パン・ド・ミ」などの食パンやバゲット、ブリオッシュ生地や菓子パンなどに使っており、「カンパーニュ」や「シリアルブレッド」(税込1斤480円)は、自家製酵母を使用している。 「ホップ種とレーズン種を使っていますが、ホップ種は、休業中にシェフを務めた、神戸のベーカリーで起こしたものを、続けて使っています。自家製酵母は、以前の店のときより多く使うようになりました。また、使う材料や配合も、かなり変わりましたし、食パンは低温長時間発酵をとるようにするなど、製法も変わりました」(谷上さん) イーストを使用せず、ホップ種とレーズン種を使った「シリアルブレッド」は、その名の通り、押し麦、アマニ、ひまわりの種、キヌアといったシリアルが入った食パン。硬そうな見た目だが、国産小麦100%、加水率100%なので、とてもしっとりとしていてふわふわの食感だ。 「見た目から想像が付きにくい味なので、試食をこまめに出しています。一度食べると、かなり気に入ってくれる方が多いですね。最初は『パン・ド・ミ』を買っていた方が、次第に『シリアルブレッド』にシフトしていくことも少なくありません。ふわふわしている中に、シリアルの粒々感があって、クセになる味だと思います」(フミエさん) 「シリアルブレッド」を使った「クロックムッシュ」(税込270円)も人気だ。パンがしっとりふわふわなので、温めずそのままでも食べやすい食感だ。 同商品は食べ応えがあるので、ランチとして利用する人も多いという。 「平日は近隣の会社員の方、休みの日はご家族連れの方が、ランチ用として購入されることが多いですね。価格や見た目以上に食べ応えがあって、リピートされる方が多いようです」(フミエさん) 客がブログやSNSで情報発信をしてくれる 再オープンして1カ月が経ったが、以前の店舗のときの常連客だけでなく、新規客も増えてきた。オープンの際に開設したブログは効果的だったという。 「ブログの更新は、毎日行うようにしていて、ツイッターやフェイスブックとも連動するようにしています。昔よりインターネットでの情報発信が気軽にできるようになりましたし、お客様の方からも、ブログやSNSなどで、当店のことを話題にしてくれます。『ブログを見て』と言って来店してくださる方も多く、まだ開店して間もないですが、お陰様でいいペースで周知されてきています」(フミエさん) 今後、同店の厨房でパン教室を開催したり、店頭販売だけでなく通販もしていく予定だ。再オープンを喜ぶ客らの期待にますます応えていくことだろう。 SHOP DATA 店名:ラ・ブランジェ・ナイーフ 住所:〒154‐0023 東京都世田谷区若林3‐33‐16 第一愛和ビル1F 電話:03‐6320‐9870 営業時間:午前10時〜午後6時頃 定休日:火曜、水曜 品揃え:約30品目 スタッフ:製造1人、販売1〜2人 店舗面積:厨房約6坪、売り場約3坪 日商:10〜15万円 | |||||||||||||||||||

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| この記事の読みどころ
●真っ白な壁にくっきりと映える赤いドアの鮮やかさが、周りの喧騒から一線を画す存在感を放っている
●休業中に色々な人と会って、様々な経験ができ、頭の中が劇的に変わった。 ●ツイッターやフェイスブックと連動させたブログ運営は、店の周知に大きく役立っている ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |

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