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| 講習会/2015年11月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

| おいしいパンを作ってほしい | |
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橋本宗茂講師の話 どうやったらおいしいパンができるかを追求しながら、私は50年近くホシノさんの種を使わせていただいています。うちの店のパンの約9割にホシノさんの種を使っています。私のパンの原点はホシノさんの種が引き出すパンを焼成したときの独特の甘みとか旨みがベースにあります。ホシノさんの種だけで作るパンもあれば、イーストを併用して作るパンもあります。パンの好みは百人百様で、自分がおいしいと思っても、それが好みに合わない人もいるということは充分承知していますが、自分が食べておいしいと思わないパンは、売りたくないという気持ちはあります。私は基本的にパンの製法についてはオープンです。なぜかというと、私の製法からヒントを得て、もっとおいしいパンを作る人がいれば、パン食がさらに普及し、パンの消費が伸びることになるからです。パンをあまり食べない人でも、本当においしいパンに出合えば、きっとパンが好きになってもらえると思います。だから、本当においしいパンを、皆さんにどんどん作ってほしいと思っています。
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| 発酵バター入り角食パン | |
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日本経済新聞社が行った「何でもランキング 一口食べればリッチに ぜいたく食パンベスト10」と題した調査で、1位になった製品。
【配合%】 強力粉(イーグル)‥‥‥‥‥‥70 強力粉(キャサリン)‥‥‥‥‥30 ▼ホシノ天然酵母パン種生種‥1 生イースト‥‥‥‥‥‥‥1・4 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥6・5 生クリーム(乳脂肪分42%)‥‥20 エシレバター‥‥‥‥‥‥‥‥5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L3分M10分(エシレバター投入)M2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥室温で約4時間(パンチ)30分 分割‥‥‥‥‥200グラム×8 ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥20分 成形‥モルダーに通し型詰めする ホイロ‥‥‥‥‥30度C85%45分 焼成‥‥‥‥‥‥210度C35分 ▼ホシノ天然酵母パン種生種 【配合グラム】 ホシノ天然酵母パン種‥‥500 温水(30度C)‥‥‥‥‥1000 【工程】 全材料を混ぜ合わせ、28度Cで24時間発酵後、4度Cで冷蔵保管する 橋本宗茂講師のコメント 3斤の型に生地玉を8個入れているので、型の大きさに対して生地の量は多くなっています。そうすることで、バターなどの乳製品の香りがパンにより多く残るようになります。型に蓋をして焼くタイプと蓋をせずに焼くタイプの両方を作っていますが、蓋をする角食タイプの方が圧倒的によく売れます。 |

| ダッチブレッド | |
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発酵バター入り角食パンの生地を使用して作るドッグ形のダッチブレッド。
【配合%】 強力粉(イーグル)‥‥‥‥‥70 強力粉(キャサリン)‥‥‥‥30 ▼ホシノ天然酵母パン種生種‥‥1 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥1・4 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・8 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6・5 生クリーム(乳脂肪分42%)‥‥20 エシレバター‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥L3分M10分(エシレバター投入)M2分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥室温で約4時間(パンチ)30分 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥20分 成形‥‥‥‥‥なまこ形に成形する ホイロ‥‥30度C85%40分(ホイロ後、▼ダッチ生地を塗る(写真1) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥210度C13分(スチーム注入) ▼ダッチ生地 【配合%】 上新粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 シママース‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 オーガニックショートニング‥‥3 ぬるま湯‥‥‥‥‥‥‥‥110〜 【工程】 全材料を混ぜ合わせ、28度Cで40分程度発酵させる 橋本宗茂講師のコメント エシレ食パンの生地を使ったダッチブレッドです。蒸気の多い窯だと表面のひび割れが出にくいので注意が必要。もともと、ダッチブレッドは、フォアグラのサンドイッチを商品化したときに、サンドするパンとして作ったものです。フォアグラのサンドイッチは、今は販売していませんが、ダッチブレッドはその後も色々なサンドイッチ用のパンとして使っています。 |

| 手捏ね全粒粉バゲット | |
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内麦の全粒粉を50%配合して作る手捏ねのバゲット。
【配合%】 フランスパン用粉(クラシック)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 内麦全粒粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 ▼ホシノ天然酵母パン種生種‥‥6 ゲランドの塩‥‥‥‥‥‥‥2・1 ユーロモルト‥‥‥‥‥‥‥0・3 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 【工程】 ミキシング‥ボウルに全材料を入れ、ダマがなくなるまで混ぜる(写真2) 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥室温で20分(パンチ)20分(パンチ)20分(パンチ)20分(パンチ)20分後8度Cの冷蔵庫で一晩 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥225グラム(復温してから行う) ベンチタイム‥‥‥‥‥‥20〜30分 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥バゲット形に成形(長さ約30センチ、写真3)して、布どりする(写真4) ホイロ‥‥‥‥‥29度C85%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥235度C24分(スチーム注入) 橋本宗茂講師のコメント 生地としては少し扱いにくいと思います。パンチの回数やタイミングによって味も変わってくし、粉を何にするかによっても味が変わってきます。うちでは「春よ恋」の表面をクリーニングした原麦を挽いたものを使っています。うちでは、抹茶用の製粉機を使っています。 |
| 手捏ね全粒粉のアスパラベーコン | |
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手捏ね全粒粉バゲットの生地でアスパラとベーコンを巻いて焼き上げる製品。
【配合%】 フランスパン用粉(クラシック)‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 内麦全粒粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 ▼ホシノ天然酵母パン種生種‥‥6 ゲランドの塩‥‥‥‥‥‥‥2・1 ユーロモルト‥‥‥‥‥‥‥0・3 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80 【工程】 ミキシング‥‥‥‥ボウルに全材料を入れ、ダマがなくなるまで混ぜる 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥24度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥室温で20分(パンチ)20分(パンチ)20分(パンチ)20分(パンチ)20分後8度Cの冷蔵庫で一晩 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100グラム(復温してから行う) ベンチタイム‥‥‥‥‥‥20〜30分 成形‥‥‥‥‥‥①下茹でしたアスパラガス1本にベーコンを巻き、粉チーズをふる②生地をひも状にのばし、(1)に巻きつける(写真5、6)③(2)を弓なりになるように形を整え、パン粉をつけて天板に並べる(写真7) ホイロ‥‥‥‥‥‥30度C85%30分 焼成‥‥‥‥‥‥220度C15分〜 橋本宗茂講師のコメント うちでは季節ごとにスタッフに試作を積極的にさせるようにしていて、そんな中でできてきたのが手捏ね全粒粉のアスパラベーコンです。生地を色々変えたり、トッピングを色々試したりして、出来上がりました。このようにして季節の商品を大切にしています。 |
| 誰もがおいしいと思う味わい | |
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講習会の冒頭、挨拶に立った星天会の小林幹央会長(ホシノ天然酵母パン種社長)は、今回の講習品目のひとつである「発酵バター入り角食パン」が日本経済新聞社が行った何でもランキング 一口食べればリッチに ぜいたく食パンベスト10」で1位になったことについて触れ、「『誰もがおいしいと思う味わいで、焼くと香りがたち、焼かずにそのまま食べたときの評価も高く、口当たりがなめらかで、バターなどをのせずに食べてもおいしい』などと評価されて見事に1位に輝きました」などと紹介した。
また、講習会終了後に、ホシノ酵母を使ったパンのコンテストで今回が初開催の「第1回星天会新製品開発コンテスト」の表彰式が行われ、最優秀賞にPAIN DAIGO(熊本県)の上道大吾さんの「デニッシュブレッド『ブラウン』」が、優秀賞に桃山の里 四葉ハウス(京都府)の坂田眞悟さんが出した「丹波黒豆デニッシュブレッド」が、準優秀賞に、サフラン新松戸店(千葉県)の尾濱敦さんが出品した「ケーク・ホシノ」が、それぞれ選ばれた。 ◇ 「第1回星天会新製品開発コンテスト」の表彰式については、次号に詳しく掲載します。 |
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