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| 講習会/2015年9月号 |
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| 自分が好きな味を追求する | |
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パンコースでは、「ピッツァマルゲリータ」「デニッシュ」「ロッゲンミッシュブロート」などの製造デモンストレーションと実習を行った。講師は、同校パン本科選任教師の高江直樹氏が務めた。22日は高江講師が製造デモンストレーションを行い、23日には、受講者らが、高江講師の指導の下で、製造実習を行った。
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| ピッツァマルゲリータ | |
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300度Cのオーブンで焼けるピッツァ。焼きたてを味わう。
【配合%】 強力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥0・3 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・7 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥L4分M6分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥27度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥1時間 分割‥‥‥220グラム(分割後25 度Cで7時間、5度Cで一晩おく) 成形‥‥‥直径22〜23センチの円形。指先を使い、中心部から外側に向けて押さえ、縁を厚めに残すようにして、平らにしていく(写真1)。その後手の平にのせ、遠心力を利用して伸ばす。カットトマト100グラム、塩少々、バジルの葉6枚、モッツアレラチーズ100グラムをトッピングし、オリーブオイルを15グラムたらす 焼成‥‥‥‥‥‥300度C5分(コンベクションオーブン使用) 高江講師のコメント ピッツァは、ピッツァ専用窯で約450度Cで焼き上げると良いが、今回はベーカリーで作ることを考え、300度Cで焼き上げることができるピッツァを紹介した。オーブンはコンベクションを使用するのが好ましい。塩の配合が多いが、マルゲリータの具材は味が薄いので、全体でバランスをとるように設定している。トッピングのカットトマトは、イタリア産の缶詰を使用している。また、トッピングの塩は、カットトマトにあらかじめ混ぜておいても良い。焼成後、時間が経つとかたくなってしまうので、焼きたてを味わうと良い。 |

| デニッシュ | |
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青梅のペースト入りクリームをのせた「プリュヌ」と、パッションクリームをのせた「パッション」の2種類の夏向けデニッシュ。
【配合%】 フランスパン用粉‥‥‥‥100 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・5 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50 【工程】 ミキシング‥(オールイン)L5分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥23度C 大分割‥‥‥‥‥1700グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥30分 リタード‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥マイナス5度C18〜24時間 折り込み油脂‥‥バター対粉50% 折り込み‥3つ折り3回(折り込み後マイナス13度Cで45分冷やす) 成形‥‥‥‥‥‥‥①3ミリの厚さにのばし、9センチ×9センチの正方形にカット②「プリュヌ」は三角に折り畳んで一辺に切り込みを入れて(写真2)、再び正方形の状態に開いて、帯部分を折り畳む③「パッション」は、9センチ×9センチの生地を2枚用意し、1枚は、中央を円形にくり抜き、9センチ×9センチの生地の上に、中央を円形にくり抜いた生地をのせる ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥28度C80%1時間〜(ホイロ後「プリュヌ」は▼青梅クリームを35グラム絞り(写真3)、「パッション」は▼パッションクリームを35グラム絞り、生地部分に塗り玉をする) 焼成‥‥‥200度C17〜18分(焼成後「プリュヌ」は柚子ピール、「パッション」はシトロンピールをそれぞれトッピングし、アイシングで飾る) ▼青梅クリーム 【配合%】 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60 青梅ペースト‥‥‥‥‥‥‥‥40 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28 薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 【作り方】 ①青梅ペーストに砂糖を入れて泡立て器で混ぜる ②(1)にふるった薄力粉を入れて泡立て器で静かに混ぜ、温めた牛乳を入れて混ぜ、濾し器で濾し、鍋に入れる ③(2)を火にかけ、木べらで混ぜながら炊く ④(4)を火から下ろし、バターを加えて混ぜ、冷やす ▼パッションクリーム 【配合%】 牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・60 パッションピューレ‥‥‥‥‥40 砂糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28 薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15 卵黄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20 【作り方】 ①卵黄に砂糖を入れて泡だて器で混ぜる ②(1)にふるった薄力粉を入れて泡立て器で静かに混ぜ、パッションピューレを入れて混ぜる ③(2)に温めた牛乳を入れて混ぜ、濾し器で濾し、鍋に入れる ④(3)を火にかけ、艶と粘りが出るまで木べらで混ぜながら炊く ⑤(4)を火から下ろし、バターを加えて混ぜ、冷やす 高江講師のコメント 青梅クリームは、パッションに比べて色味の鮮やかさがないが、味は良いと思う。青梅クリームもパッションクリームも、流れないように、薄力粉を多めに配合してかために仕上げている。生地の配合は、砂糖を8%に減らしても良い。砂糖8%の生地を作り、クロワッサンとデニッシュの両方を作ると |
| ロッゲンミッシュブロート | |
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ライ麦粉を多めに配合。吸水もかなり多く、強めの下火で持ち上げるようにして焼成。
【配合%】 ライ麦粉(細)‥‥‥‥‥‥‥‥30 ライ麦粉(粉)‥‥‥‥‥‥‥‥20 フランスパン用粉‥‥‥‥‥‥25 ▼サワー種‥‥‥‥‥‥‥47・5 生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65〜 【工程】 ミキシング‥‥‥‥L5分M30秒 捏ね上げ温度‥‥‥‥27〜28度C フロアタイム‥‥‥‥‥5〜10分 分割‥‥‥‥‥‥‥935グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥0〜5分 成形‥‥‥‥‥‥‥丸形となまこ形に成形後、綴じ目を上にしてライ麦粉をふったカゴの中に入れる ホイロ‥‥‥‥‥‥28度C80%30分(ホイロ後カゴから取り出し綴じ目を下にして室温に20〜30分置き、水を付けた菜箸で5カ所ほど穴をあけてガスを抜く=写真4) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火270度C下火260度Cに予熱し、窯入れ後すぐ上火220度C下火230度Cに下げ、40〜45分(スチーム注入。窯入れ前1回、窯入れ後8回。2分後ダンパーを開け、3分後ダンパーを閉じる) ▼サワー種 【配合%】 ライ麦粉(細)‥‥‥‥‥‥‥‥25 初種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥22・5 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥‥L5分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥26度C 発酵‥‥‥‥‥27度C18〜20時間 高江講師のコメント ドイツパンの中で私が最もおいしくて食べがいがあると思う配合を紹介した。ロッゲンミッシュブロートでライ麦の配合が75%というのは、かなり多め。ハムなどを具材とし、サンドイッチにして食べるのに向く。バターを塗るだけでもおいしい。ミキシングは、少ない量ならミキサーを使わず、木べらを使って手捏ねでも可能。ホイロ後、室温に置いておく間に、表面に割れ目が出てくる。吸水が非常に多い生地なのでやわらかく、焼成時は強めの下火で持ち上げるように焼き上げる。最近はこのような、吸水が多めの生地を強めの下火で焼くというのが増えてきている。今回サワー種は、すぐ使うのではなく、冷蔵庫で数日置いてから使う。サワー種の酵母は減るが、酢酸菌と乳酸菌が増え、パンに風味やうま味がしっかりとつく。もちろん生地改良にも有効だ。 |
| バゲットセーグル | |
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サワー種を配合することで、日持ちが良くなり、風味やうま味が増す。
【配合%】 フランスパン用粉‥‥‥‥‥‥88 ▼サワー種‥‥‥‥‥‥‥22・8 食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 インスタントドライイースト‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・5 モルト‥‥‥‥‥‥‥‥‥0・2 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥58 【工程】 ミキシング‥‥‥‥L5分M5分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥25度C フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥1時間(パンチ)30分 分割‥‥‥‥‥‥‥350グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥20分〜 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥バゲット形(上部にライ麦粉をまぶす) ホイロ‥‥28度C80%1時間(ホイロ後クープを入れる=写真5) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥240度C30分(スチーム注入) 高江講師のコメント サワー種は、膨らますためではなく、風味やうま味を増加させ、日持ちのするバゲットにするために入れている。また、サワー種に使用するライ麦粉に付いている野生の酵母菌を活用することを考え、オーガニックのライ麦粉を使用し、冷凍保管はしないようにする。成形時、ライ麦粉をまぶす際は、ライ麦粉をふった台の上に、綴じ目を下にしてころがし、上部にライ麦粉が付くようにする。 |
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