付加価値を上げる方法を伝授 - 2002年秋のベーカリー講習会 - ブランスリー電子版

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講習会/2002年11月号

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付加価値を上げる方法を伝授 - 2002年秋のベーカリー講習会

 昭和産業が毎年秋に行なっている製パン講習会。今回は、パイ生地を使った様々なアイデア商品などを紹介した。講師は、昭和産業食品開発センターの西村一雄テクニカルマネージャーが務めた。

主催=昭和産業(本社=東京都千代田区内神田2−2−1、電話03−3257−2904)
開催日=10月8日
場所=日本パン技術研究所(東京都江戸川区)



●ロングウインナーのプレッツェル
 約1メートルの長いウインナーソーセージを、パイ生地で包んで焼き上げる。長いまま焼成してもいいが、顧客が持ち帰る際のことを考えて、プレッツェル状に丸めて焼成。視覚的インパクトがかなりある。
【配合%】
ラセーヌ(フランスパン用粉) 50
クレオパトラ(薄力粉) 50
天然塩 2
発酵バター 11
バルサミコ 1・5
水 45
折り込み用バター 80

【工程】
(1)ミキシングL2分M2分
(2)捏ね上げ温度22度C
(3)捏ね上げた生地を冷凍庫で3時間以上冷やし、3つ折り2回
(4)再び冷凍庫で30分冷やし、3つ折り2回
(5)再び冷凍庫で30分冷やし、3つ折り1回後、1晩冷蔵庫に保存する
(6)(5)の生地を、厚さ3ミリにのばし、約15センチ×90センチにカットする
(7)長辺のひとつに沿って、卵を塗る
(8)粒マスタードを縦に絞る
(9)長さ約100センチのウインナーソーセージを中央にのせ、生地をロールするようにしてウインナーを包む(両端からウインナーが見えるようにする)
(10)[9]の上面に長辺と直角のカットを約5ミリ間隔にたくさん入れる
(11)[10]をプレッツェル状に成形し、天板に並べる
(12)[11]の表面に卵(黄身だけ)を塗る
(13)210度Cのオーブンで20分程度焼成する

※焼きすぎると、ウインナーのジューシーさがなくなるので注意する。
※焼成直後は形が崩れやすいので取り扱いに注意する。



●ミートパイ
 成形に工夫を凝らしたミートパイ。
【配合%】
ラセーヌ(フランスパン用粉) 50
クレオパトラ(薄力粉) 50
天然塩 2
発酵バター 11
バルサミコ 1・5
水 45
折り込み用バター 80

【工程】
(1)折り込みの工程までは、ロングウインナーのプレッツェルと同じ
(2)(5)の生地を、厚さ3ミリにのばし、約12センチ×12センチにカットする
(3)同じ生地を、直径6センチと4センチの抜き型を使用して、リング状に抜く
(4)[6]の生地に▼ミートフィリングをのせて、巾着の要領で軽く包み、セルクルに入れる
(5)[7]のリング状に抜いた生地を、[9]の生地の綴じ目のところにはめる
(6)成形した生地の表面に卵黄を塗る
(7)220度Cのオーブンで18分程度焼成する

※高温で短時間で焼き上げるようにする。そうしないとミートフィリングの旨みが流れ出てしまう。

▼ミートフィリング
【材料グラム】
挽肉(合挽き、荒く挽いたもの) 700
たまねぎ(みじん切り) 1200
塩 14
上白糖 7
胡椒 1
にんにく 20
バター 15
全卵 1個分
卵黄 1個分
パン粉 100
牛乳 30
調味料 1

【作り方】
(1)たまねぎのみじん切りを透明になるまでよく炒める
(2)挽肉に塩少々を加えよく混ぜる
(3)[1]と[2]、残りの全材料を混ぜ合わせる(にんにくとバターは、バターでにんにくを炒めてガーリックオイルにしてから加える)



●パン・ド・カンパーニュ



同じ生地を薄くのばして、木の葉などを作る。
 発酵種を配合して作るカンパーニュ。同じ生地から作る木の葉などで上面を飾る。
【配合%】
ラセーヌ(フランスパン用粉) 90
ライ麦粉 10
▼発酵種 30
インスタントイースト 0・5
天然塩 2・6
ユーロモルト 0・2
水 68

【工程】
ミキシング LM10分、
捏ね上げ温度 24度C、
発酵 1時間40分(50分の時点でパンチ)、
分割 900グラム、
ベンチタイム 30分。
成形 なまこ形などにして、ライ麦をふった籐かごに入れる。
ホイロ 30度C85%1時間10分、
焼成 210度C50分(スチーム注入)

※同じ生地を薄くのばして、木の葉などの飾りを作り、ホイロ後にカンパーニュの生地の上にのせる。
※分割の際に、表面にのせる飾り用の生地をとり分け、冷蔵庫に入れておく。
※焼成の工程で、窯入れから40分たった時点で、ダンパーを開ける。
▼発酵種
1日目の種
【配合グラム】
小麦粉 500
モルト 10
水 600

【工程】
材料を混ぜ合わせて、27度Cで24時間発酵

2日目の種
【配合%】
1日目の種 1100
小麦粉 1100
水 1100

【工程】材料を混ぜ合わせて、27度Cで24時間発酵

3日目の種
【配合%】
2日目の種 3300
小麦粉 3300
水 3300

【工程】
材料を混ぜ合わせて、27度Cで24時間発酵

4日目の種
【配合%】
3日目の種 9900
小麦粉 9900
水 6930

【工程】
材料を混ぜ合わせて、27度Cで12時間発酵

※ペーハーが3・8〜4・2になったら使用できる。
※使用する器具はよく洗浄してから消毒する。イースト生地が混入しないように注意する。
※発酵種100に対して、小麦粉200、モルト0・2、水140の割合で混ぜ合わせて、1日置くと、また発酵種として使用できる。



●ブリオッシュ抹茶フロマージュ
 発酵バターと卵をたっぷりと使ったブリオッシュ。
【配合%】
ラセーヌ(フランスパン用粉) 100
発酵種 20
生イースト 4・2
天然塩 2・3
上白糖 22
脱脂粉乳 3
全卵 48
発酵バター 50
水 5
ラム酒 少々
オレンジキュラソー 少々

【工程】
ミキシング L3分M7分(発酵バター投入)LM5分〜8分、
捏ね上げ温度 27度C、
発酵 1時間、
分割 80グラム、
ベンチタイム 20分、
成形 丸め直してセルクルに入れる。
ホイロ 28度C85%1時間、
焼成 180度C20分(上火を弱めにする)

※ホイロ後、クリームチーズと抹茶をあわせたトッピング用のクリームを絞り、シンビキ粉を散らす。

原価計算女王
原価計算女王

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