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| お店拝見/2015年6月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

移転後は、おいしい生地作りに益々力を入れるようになったという。 「移転前は目の前に幼稚園がある立地だったので、キャラクターパンに力を入れるなど、見た目を重視していました。ですが、移転がいいきっかけとなって、生地自体のおいしさを追求するようになり、3年前には発酵種の製造機を導入しました。『パン自体がおいしい』と、お客様からも好評です」(石井さん) 人気ナンバー2の「あんドーナツ」の生地には、液状豆腐を練り込んでいる。液状豆腐とは、豆乳に入れるにがりの量を少なくすることで、豆腐のように固まらせず、ドロドロの状態に加工したもののことだ。 「発酵機を入れたのと同時期だと思います。それまで使っていたドーナツのミックス粉から、液状豆腐を配合した当店オリジナルの生地に変えました。液状豆腐を入れると、口どけが良くなります」(石井さん) 液状豆腐を入れるアイデアは、油脂メーカーの講習会で得たという。 「メーカー主催の講習会などは、よく行くようにしています。会場には、パン職人が20〜30人集まります。紹介されたパンは、その場でみんなで試食するのですから、おいしいかどうか、売れるかどうかということを知ることができます。店では、数人のスタッフの反応しか見られないですが、一気に大勢のパン職人の反応が見られますので、いい機会ですよね」(石井さん) 定番人気の「くるみパン」(税抜145円)も、講習会で得た製法を取り入れて改良。クルミの渋皮を取る下処理を行うようにした。下処理を行うようにしてからは、今までの倍の量が売れるようになった。また、クルミが値上がりしたことで、価格調整のため、クルミの配合量を少なくしたが、そのことによる悪影響はないという。 石井さんは、同業者同士の勉強会にも積極的に参加している。 「年に約6回活動しています。移転前も、横浜地区のベーカリーで集まって勉強会をしていました。勉強会ではこれまで、北海道から九州、沖縄までたくさんのベーカリーを見学してきました。イベントのアイデアや、陳列方法、商品開発など、参考になることをたくさん得てこられたと思います」(石井さん) 同店には、開業30年の石井さんの経験が活かされ、全国のベーカリーやメーカーのアイデアが詰まっている。 SHOP DATA 店名:パン工房ル・ブール 住所:〒356‐1106 埼玉県所沢市東狭山ヶ丘1‐59‐17 電話:04‐2939‐5786 営業時間:午前7時〜午後7時半 定休日:なし 品揃え:約80品目 スタッフ:販売常時2人、製造常時4〜5人 店舗面積:売り場12坪、厨房17坪、バックヤード4坪坪) 年商:約8000万円 | ||||||||||

| この記事の読みどころ
●人気のトップ3の商品について、オリンピックの表彰台に並べるように、1番人気の商品から高い位置に順番に陳列する。
●パンの講習会に積極的に参加し、会場での受講者の反応を確認しながら、自店の商品にアイデアを取り入れるかどうかを判断する。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |


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