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| インタビュー/2015年5月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 「サーフボードがカレーパンに見えたんです」 - 湘南カレーパンシモンズの岡田託司さん | |
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藤沢市の特産品であるしらすを活かしてカレーパンを作る「湘南カレーパンシモンズ」が、東海道線・辻堂駅近くにある。2001年の設立以来作り続ける「しらすカレーパンシモンズ」(登録商標)は、岡田託司さん(62歳)と京子(みやこ)さん夫婦の共同作業で誕生した。今では藤沢市の観光名産品に認定されている自慢の製品だ。店舗オープンに当たっての投資額は約600万円。小さな開業資金で、地元の特産品を活かした製品開発で成功した好例といえる。
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―――揚げたてを食べさせてもらえるそうですね。 岡田 出来たては美味しいでしょ。子供の頃肉屋さんでコロッケを注文すると、その場で揚げてもらった記憶はありませんか。味もありますが、出来るまでのワクワク感が楽しかった。カレーパンでも美味しさと楽しみを提供できると思いました。私どもでは、いつでも揚げられる状態にしています。5分間待っていただければ、いつでも揚げたてが食べられます。無駄を減らすことにもつながります。また、待ってもらう間に、夏は冷たい麦茶、冬は温かな紅茶を提供しています。この5分間はお客様への感謝の気持ちでもあるのです。 ―――地元の特産品を使うことで、「しらすカレーパン」は藤沢の名産品になったということですが、他に特徴はありますか。 岡田 お客様の健康を考えると、ただ、美味しいだけの製品を提供しようとは思いません。カレーパンを揚げる油です。油にはトランス酸が含まれています。トランス酸は大量摂取すると動脈硬化などによる心臓疾患のリスクを高めるとの報告もあります。WHO(国連世界保健機構)などの報告では、1日の総エネルギー摂取量に対するトランス酸の占有率は1%未満と提唱されているそうです。これを受けて私どもは低トランス酸の油に切り替えました。油の仕入れ代は上がりましたが、製品価格には転嫁していません。より安心できるものを食べてもらうことが、大切ですから。 身につけた知識と技術を店舗運営に活かす ―――店の外観は総菜屋さんのようですね。 岡田 対面販売ですね。お客様とのコミュニケーションを大切にしたかったので。会話を通じて、好みを聞いたり、食べ方を提案したりできます。店全体は7・5坪で、売り場は約1坪と狭いこともあります。ショーケースは自らデザインしました。衛生的で買い物がし易いようにと考えてデザインしました。独立する前は店舗内装の企業に在籍していました。今の販売方法に反映されています。ショーケース内の製品を美しく見せるために「灯り」を活かすことも、そこで学んだことです。 ―――基本的にはカレーパンに特化した起業だったと思いますが、小さな投資での開業について伺います。 岡田 今まで身につけてきた知識と技術を伝えられたらと思います。本気で取り組む気概のある人には、自分の持っているものを受け継いで欲しいと思っています。 自分の作り上げた生地とシステムは少ない人手で、突然のオーダーにも応えられます。私たちの開業資金は600万円程でした。一般的なパン屋さんの開業より資金は掛かりません。各地の特産品を利用した、いわゆるご当地カレーパンを売り出すことを視野に入れることも可能でしょう。中高年の方の将来の独立開業にお役に立てるかも知れません。 一つ大事なことがあります。私どもの製品は包あんが全てなのです。フィリングを包む技術を確実に身に着けることが最も重要なのです。経営の根幹に関わると思いますので。 | |||||||||||||

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