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| お店拝見/2015年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

同店のスタッフは、國松さん以外は全員女性だ。商品価値の創出について、女性スタッフたちがいるからこそ、得られる意見がたくさんあるという。 「スタッフは皆パンが好きで、食べるのも好きです。そして商品を食べて意見をよく言ってくれます。例えば、『朝焼いたタルティーヌを夕方食べたらガチガチだった』とか。スタッフのほとんどが、パン製造未経験者だったのですが、常にフレッシュなパンを並べたいという思いの強さは自分と同じでしたね」(國松さん) スタッフらの、おいしい状態のパンを陳列することへの熱意は、元々備わっていたもののようで、國松さんの指示がなくても発揮されるという。 製造は、國松さんを筆頭に常時3人ほどの女性スタッフが行う。生地の仕込みは國松さんが担当しているが、成形や焼成は女性スタッフらが主体だ。そのため、オーブンは背が低めで扉がガラス製ものを設置した。ガラス扉だと、外からでもパンの焼き具合を見ることができ、扉を開け閉めする作業の手間を減らせるという。 実はオープン前から、スタッフは女性を主体にすると決めていたという。これまで色々な厨房で勤務してきた國松さんが、女性が働きやすい環境を考え、機材などを選定した。 女性スタッフは、消費者目線で商品を分析することに長けているというだけでなく、製造面でも特有の力があるという。 「女性はきめ細かな配慮ができますから、パン生地を触るときも、その扱いが細やかで丁寧ですね」(國松さん) 20年ぶりの渡仏で、焼いた翌日のパンの魅力に気づく 國松さんは、生地を丁寧に扱うことの重要さを、長年の経験の中で、痛いほど実感してきたという。 「昔、同じ材料を使っても、厨房の環境や生地の扱い方の違いで、パンの仕上がりにこんなにも差が出るということを体験し、目から鱗が落ちたことがあります。この思いを持ち続けて、パン作りをしてきました」(國松さん) また、最近20年ぶりにフランスに行って、パンの奥深い魅力を実感したという。 「焼いた翌日の味わい方やおいしさが、身に染みました。20年前は気付けなかったことです。理屈ではなく、感性や、興味の度合いの強さが、パン作りには大事だと思っています。そういう意味で、女性スタッフたちは、今はまだ慣れないと思いますが、素直においしいと思えるパンを作っていけるのではないかと期待しています」(國松さん) 看板商品の「クロワッサン」は、フランスで毎日のように食べておいしいと実感した製法で作っている。生地は1晩寝かせ、翌日バターを折り込み、3日目に焼成する。折り込み回数は少なめにし、繊細すぎず、層1枚1枚の存在感を感じることができるようにしている。 「バゲット」と「バタール」は、材料も製法もまったく異なる。 「『バゲット』はフランス式、『バタール』は日本式で作っています。日本にも、長い間愛されてきた味の『バタール』がありますからね。築き上げてきた日本のパンの味も、大事に受け継いでいけたらと思っています」(國松さん) SHOP DATA 店名:ブーランジェリー ボンヌール・メゾン 住所:〒154‐0011 東京都世田谷区上馬1‐4‐9 電話:03‐3414‐8555 営業時間:午前9時〜午後8時 定休日:月曜 品揃え:パン65品目、菓子9品目 スタッフ:製造4人、販売3人 店舗面積:厨房15坪、売り場11坪、カフェ11坪 日商:平日13〜14万円、土日20万円 | |||||||||||||||||||

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| この記事の読みどころ
●客の声のポイントを捉え、商品に反映させていく。
●女性スタッフの意見を重要視する。 ●焼いた翌日のパンのおいしさと味わい方を十分に考慮したパン作りを行う。 ※あくまで編集部からの提案です。このほかにも様々な読みどころがあると思いますので、読者の皆様の視点で、エッセンスを抽出してください。 |
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